答案
- 公開日
- 2010/02/22
- 更新日
- 2010/02/22
校長室から
20日土曜日の「天声人語」に,氷がとけたら何になる?テストである子が「水になる」ではなく「春になる」と答えたという話が載っていた。以前,伝聞だったので「虚実はおいて」と断った話の続編である。実際,札幌市の60代の女性がセビア色した「りかのてすと」のカラーコピーが送られてきて,その解答に「つちがでてはるになります」と書かれてバツがついていて85点であったとある。
小学生のことだから,担任の先生は一言,二言何か声をかけて返されただろうなと想像をする。でも,子ども心に複雑な思いだったろうなとも思う。×をもらう子どものことを考えると,ちょっと考えさせられることがある。テストは指導者の評価である。子どもに×を付けながら,指導者はどう考えているのだろうか。もちろん本人の理解不足であることには違いないが,その裏は,指導者の指導不足である。教え切れていない自分がいるのである。このことが大切なのである。新任校で,解答用紙に正の字で,間違った人数をカウントされていた先生がおられた。どの問いに間違い多いかを調べているのだと言われた。教え切れていないところを知るための方策であった。それ以来,わたしは誤答例を具体的に付けてまとめをつくるようになった。このことは,間違いの類型化を知るために大きな参考になり,指導をする上で,また,研究授業の指導案を書くときの生徒の実態を知る上で,大きなプラスとなった。また,国語という教科の性格上,この解答なら△ではないかとか,これは○のはずだがどうだとか返却時が大変であったので,解答の不満の部分に説明を付けさせる作業を行い,再度確認するために,一旦返却した解答用紙を再度全部集めて,見直す作業を行った結果,生徒がどのように考えているのかといったことも分かってきた。これもまた生徒の実態を知る上で,大きな成果となった。
×の解答の活用を我々教師はしっかりと指導に活かさなければならない。でも,まだまだ「こんなものも分かっていない」と自分の指導を棚の上にあげて言う教師もいる。本校では,明日から1・2年生は定期考査5の試験が始まる。