学校日記

人権学習

公開日
2010/02/15
更新日
2010/02/15

校長室から

 先週の10日,1、2年生は人権学習を行った。両学年とも障害者理解であった。2年生はバリアフリーや介助犬,聴導犬の話に『五体不満足』を使っての学習,1年生は,北京パラリンピック,テニスの金メダリストの国枝慎吾のDVD,そして,まとめに『五体不満足』を使っての展開となった。2時間通しの学習であったが,しっかりと取り組んでいた。
 なぜ,人権学習を行うかというと,資料にも書いてあったが,ハードのバリアフリーはいくらでも進むが,心のバリアフリーをどう進めるかということである。一つはこうした学習を行うことで,やらねばという気持ちを起こすことである。例えば,バスなどに乗っていて,席を老人に譲らなければと思う人は多くいるだろう。でもなかなかしにくいというか,そのタイミングが難しい。やってしまえばどうといったことでもないが,むずむずしているうちに,その機を逸してしまうのである。でもこうした学習を行うことで,やはりしなければならないという気持ちというか,勇気付けられることで,その気を再度起こさせられるのである。もう一つは,学習することで,自分の理性を再度確認することにもつながる。人間には,人をさげすんだり,侮蔑したりする気持ちがどこかにある。逆に言えば,自分が優位に立ちたちという気持ちかもしれない。人とは違うんだという気持ちかもしれない。しかし,学習することで,人間のそういった気持ちをたしなめるというか,自分の忘れかけた人間性を思い起こさせてくれる。ここが大切なのである。この積み重ねによって,人間の本性というか,そういった気持ちを抑えられていくような気がする。ゆえに,定期的にこうした学習を積むことは必要なのである。今までの自分の気持ちを再度確認し,新しい自分をつくっていくことになるからであると考える。
 人権学習は,学習である限り,ねらいを持って子どもたちに指導しなければならない。その指導の成果を,今度は道徳という視点で,どの程度まで子どもたちの心に達しているかを見ていかなければならないと考えている。来年の道徳の発表の一つの挑戦がそこにある。