先週のこと
- 公開日
- 2010/02/10
- 更新日
- 2010/02/10
校長室から
私学入試が本格的にスタートした。いよいよ入試本番である。暖かい朝でよかった。ここから公立の適正,推薦,特色,そして,一般入試へと続いていく。普段の力を発揮するためには,まずは健康管理である。とにかくそのことを第一義として,持てる力を発揮して欲しい。
さて,先週の4日,木曜日であるが,校長会事務局で会議があった。稲冨先生の席が寂しく空いていた。歴代校長会長の写真の並ぶ中,複雑な思いであった。会議が終わったあと,よく「昼飯行こうか」と誘ってくださった。ある時など,ちょっとそこまで乗せてくれと言われて,白梅町まで行った。ありがとうと言って降りられたが,その訳は,銀行までバイクで行きながら,バイクを置いて帰って来られたからであった。稲冨先生らしいなと思いながら帰った。
5日の金曜日,夕方遅くに,昔の保護者の方が来られた。稲冨先生からおはがきをいただいたということで,持参された。消印を見ると,12月31日であった。それから以降のことを思うと,何か心にジーンとくるものがあった。その方は,あのような時期におはがきを書いていただいたことが……,と一言おっしゃった。何かやり切れない様子であった。はがきの中身まではと思うが,病気になって,人の優しさや広さに感謝できるようになったのも,病気になったおかげでうれしく思っているといった内容が記されていた。稲冨先生の真意が伝わってよかったなとただただ思うばかりであった。そして,心に掛けていただけるだけで喜んでおられますよ,と一言付け加えるだけが精一杯だった。よく岡中に来られては,校長室で,いつも「○○さんはどうしたはる?」と,それぞれ心に思われる方のお名前を出しながら,よく尋ねられた。そして,そのときのいろいろな思い出などを話された。改めて心優しい先生だったなと思うと同時に,今も保護者の心の中に生きておられることをうれしく思う。