学校日記

ほんのちょっと

公開日
2009/10/26
更新日
2009/10/26

校長室から

 先週から引き続き,インフルエンザの蔓延が懸念されます。どうぞお子たちの様子を見ていただき,適切な処置をとっていただきますよう,よろしくお願いします。
 さて,今日から後期が始まった。土日2日間を挟んだだけでは,後期が始まるという思いにもなかなかなれないかもしれない。
 3年生などは,いよいよという思いで,新しい出発点として,前向きに考えている生徒も多いだろう。しかし,数日,数週間と過ぎていくと,その気持ちも覚めてしまい,もうわたしは駄目,などという気持ちに陥ってしまう人も出てくるかもしれない。
 何をするにも最初から面白かったことはないはずだ。ある程度ピアノを弾けるようになるまで,あのハノンピアノを繰り返した人もいるだろうし,テニスにしても,ちょっとした練習があって,その結果として,ラケットの振り方で,こんな球が出るのかとわかってき,楽しくなるのである。
 勉強だって同じことである。最初から面白い人なんかいないし,賢い人を見て,「いくらやっても,あんなになれないだろう」といった思いを持ち,諦めたくもなるだろう。しかし,本当は,ほんのちょっとばかり,自分より頑張っているだけかもしれない。ほんの2〜3か月頑張り続けたことで,相当進んでいるようにみえるだけかもしれない。最初はつまらないが,何かをやっているうちに,自分自身が積極的なものに変わっていくことは多々ある。ほんのちょっと我慢することが,そんな自分になるかもしれない。
 我慢など,古い時代のものであるという考え方の人もいるだろう。我慢などしなくても……。今の時代,楽しいことがありすぎて……。しかし,よく考えてみると,一見心地よさそうな楽しさの中に,自分をぶつけるものはあるだろうか。勉強だけでない,どんなことにでも自分の生きがいをみつけるためには,それ相当の我慢がなければ,我慢することを学ばなければ,そんなものは見つからないだろう。
 今,苦しいかもしれない。しかし,我慢することで,数か月後の頑張りに期待できるものとなるだろう。イソップの「蟻とキリギリス」の話を思い出してみることだ。なんだ,あんな話は寓話だと思えば,それが落とし穴になるだろう。