ひとりごと 5
- 公開日
- 2013/05/20
- 更新日
- 2013/05/20
きらり☆はち公☆
「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」
3日間の修学旅行がもうすぐ終わります。おとといの朝,みんなを見送り,毎日,遠く沖縄の伊江島から送られてくる写メールを楽しみに見ていました。その中で私が感じたこと,それは,今回の修学旅行の一番は,なんと言っても伊江島でのホームステー(民泊)なんだなということです。
人は,いろいろな物に出会いながら生きています。人生を変える出来事であったり,人生を決める音楽との出会いであったり,絵との出会いであったり。私たちは劇的な出会いをついつい求めてしまいます。社会がそうであるのかも知れないのですが,とても起伏が激しく,きらびやかです。マスメディアの発達で,世界中でおきている劇的な出来事や,アンビリーバブル(?)な出会いを目の当たりにします。私たちの感覚は,大きな出来事には反応するけれど,小さな日常や,小さな出会いに敏感に反応しにくくなっているようです。
「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」
これは于武陵(う ぶりょう)の「勧酒」という五言絶句の唐詩を日本語訳した一節らしいです。
「勧酒」
勧君金屈巵
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離 が元の詩です。
これを約すと
この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるさ
さよならだけが人生だ と言う風になるらしいです。
友達が尋ねてきて,別れの時が近づいてきた。まぁ,そんなに寂しがらずに,どうか杯を飲み干してくれ。綺麗な花も嵐が来れば散ってしまうもの。別れを悲しがるのではなく,今の出会いを大切にしよう。とでも言い換えるのでしょうか。
人は出会いと別れを繰り返しながら生きています。大きな,劇的な出会い(別れ)ではなく,しっとりと心のひだに染み渡る出会いと別離を味わって欲しいと心から願っています。
伊江島の家族との出会い,そして別離をじっくりと味わって欲しいですね。これこそが,みんなへの修学旅行の一番のお土産なのだと思うのです。お疲れ様。おかえりなさい。