学校日記

ひとりごと 25

公開日
2013/03/29
更新日
2013/03/29

きらり☆はち公☆

「ありがとうございました!」 

 離任式が終わりました。川田先生には5年間お世話になり,最後の1年となった今年でした。26日が先生の最後の棒となりました。生徒たちは,離任式のあとにお礼の気持ちを伝えたいと,イベントを企てていました。27日から,先生に代わって棒を振らせていただいたのですが,私も子どもたちの企てに乗っからせてもらいまいました。私自身も先生の最後に,何かしらの花を贈りたいと考えていたことがあり,子どもたちと企ての相談がスタートしました。

 離任式が終わり,子どもたちと音楽室の準備をし,上がった息を整えるためにブレストレーニングをし,子どもたちの演奏イメージを統一して,先生に来ていただきました。保護者や卒業生が来て下さっているのが想定外でしたが,それは後で良い想定外となりました。

 「祈りと誇り,そして明日へと受け継がれてゆくもの」(内藤淳一作曲)これは,最後の舞台で演奏をした曲です。私も若干関わらせていただいた曲でもあります。この曲を是非先生に最後の棒を振っていただきたいと考えていました。この曲は,東日本大震災の復興を願い作曲された曲です。先生も復興支援バザーでのチャリティーコンサートでも熱く棒を振ってくださり,私がこの曲をお願いしたい理由でもあります。

 曲への思い,先生への感謝の思いを,どう曲の中に,音の中に表現するのかを生徒と一緒に練習してきました。本当に素敵な演奏になりました。

 先生への感謝の気持ちが,音となりました。また色紙となり,花束となり,手紙となりました。

 そして,部員が選んだ曲「YMCA(ヤングマン)」を生徒の棒で演奏しました。卒業生にもパーカッションで参加してもらいました。部員たちは涙で楽譜が見えなかったようです。

 演奏後のミーティングでの私の部員への言葉です。
「今日は本当に良い演奏でした。演奏する側と聞く側の両方が繋がらないと良い演奏にはなりません。演奏者の独りよがりでは決して良い演奏にはなりません。両者の気持ちが繋がったとき,奇跡の演奏ができあがります。先生への感謝の思いを込めようと,君たちと一緒に練習をしてきました。人が仕事を全うすると言うことはすごいことだと思います。その場面に立ち会えることはそんなにあることではありません。ましてや,一生の仕事のまさに最後に,一緒に演奏をするという場面に出会えることは,ほんのまれです。その場面に立ち会えた私たちは幸せです。人が大きなことを成し終えようとする最後が,今日のこの演奏であったことを幸せに思います。先生の記憶に残る演奏にしようが合言葉でした。逆に私たちの記憶に残る演奏となりました。また明日から,先生の意思の上に立って新しいバンドを作りましょう」

 正真正銘の「ひとりごと」になってしまいました。

 先生,ありがとうございました。