学校日記

ひとりごと 21

公開日
2013/02/21
更新日
2013/02/21

きらり☆はち公☆

「お天道様が見ている」
 
 今日は朝に校区を自転車で回りました。来月の15日に予定をしている第64回卒業式の案内と,来年度の第65回入学式の案内を,来賓の方々に配るためです。校門を出て南大内学区から梅逕学区に向かいました。八条通を東に向かうと,いつになくたくさんの人が歩いていました。「うん?」と思ってしばらく行くと,東寺の北門にさしかかってわかりました。今日は弘法さんの日(21日)だったのです。八条中学校に赴任して,23回目の弘法さんのはずなのですが,その認識が薄いのにがっかりしました。と言っても,弘法さんには一度も行けたためしが無いのですが。たくさんの人たちがお参りをし,露天巡りを楽しんでおられました。
 とりあえず,混雑を避けて九条通りを唐橋学区へと向かいました。確か,九条通りは歩道が広いので,自転車も歩道を走ってよかったのだと思うのですが(間違っていたらすぐに直します),歩行者用の信号に従って走行していました。なにせ,細い通りが多く,安全のためにか小まめに歩行者用の信号が設置してあります。進行方向の信号が赤色になったので自転車を降りて待っていました。横には歩行者が数人信号にあわせて待っておられました。私の中でふとこんな声が聞こえてきました。「この信号は歩行者の安全を守るために設置してある。なら目の前のこの細い道を車が通らなければ,歩行者の安全は確保されている。今,車は来ない。」でも誰一人動きません。「安全が確保されているのだから,ルールの目的は果たしている。」でも誰一人渡りません。そうこうしているうちに青になってしまいました。数人の歩行者も私も,信号のある細い道を,0コンマ何秒で渡り終えました。
 「規範意識の醸成」この言葉は,数年前から文部科学省や教育委員会がアピールしている言葉です。規範意識とは,もちろん決まりやルールを守ろうとする意識のことです。醸成は少し難しい漢字ですが,「かもしだす」という意味です。つまり「ルールや規則を守ろうとする集団の雰囲気(意識)をかもし出す」あるいは「規則やルールを守ろうとする意識がかもし出された集団づくり」とでも言えばいいのでしょう。そこで私は一言「私が小さい頃は,おばあちゃんに良く言われた。人様が見ていなくても,お天道様が見ている」と。
 人が生きるうえでのルールやマナーを「お天道様」というどでかい存在の力を借りて,「人が見ていなくても,人から注意されなくても,ちゃんと悪いことは空の上から見ている。人が見ていなくても,悪いことはしてはいけない」
 現代社会の中で,自分の過ちや,失敗を他人のせいにしてしまう場面に出会うことがあります。もしかしたら,その頻度は増えてきているのではと思ってしますことがあります。東日本大震災で被災された人たちが,暴動を起こすことなく,整然と配給のテントに並んでいる姿を,海外のメディアが賞賛していたのを思い出します。海外のメディアはその姿に,日本人の高い道徳心を見たのだと思います。
「お天道様が見ている」