学校日記

筆者の独り言 13

公開日
2012/09/22
更新日
2012/09/22

きらり☆はち公☆

「グラウンドに神様がいる」

 「トイレには女神様がいる」とかいう歌が流行りましたね。あの歌が流行っていた頃,本当にトイレに女神様がいて,トイレをひたすら綺麗にしている人たちを愛しんでくれているように思えてきました。
 私が野球部の顧問をやっていた頃,一緒に指導に当たっていた顧問と,夕方の生徒が帰ったグラウンドで話をすることがよくありました。夏の暑い中での練習を終え,夕日に染まるグラウンドを眺めながら話をしていました。「いつもこんな時思うんやけど,グランドには神さんがいるやんな」と私。「そうですね。僕もそう思います」と彼。
 天気の良い爽やかな土曜日。グラウンドとテニスコートでは男子テニス部の予選リーグが行われ,体育館では男女のバレー部が,大会を目前にしての気迫のこもった練習試合。音楽室では体育祭での演奏や,演奏会を控えて,吹奏楽部が練習。そして,グラウンドでは予選リーグを惜しくも突破できなかった野球部が,グラウンドに這いつくばって,丁寧に丁寧にグラウンドを整備しています。「ここで僕たちは必死に頑張った」ことを確認するように生徒たちは,丁寧にグラウンドをならしていました。
 私は,授業中の教室や,グラウンドや体育館,柔道場等に出入りするとき,つい頭を下げて一礼をしてしまいます。動作としてはあらわさなくても,心の中では必ず一礼をしてから入ります。「ねばならない」という事ではありませんが,私の中で「そうしたい」と思える何かがあります。それは,自分がそうであったし,指導する立場になってたくさん出会ってきた,生徒のひたむきに頑張る姿と汗と,そして悔しさと誇りが詰まった場所であると思っているからです。
 「カッコよくスマートに勝つ」ことより「泥臭く,ひたむきに歯をくいしばり勝ちを目指す」ことが,また「倒れずに涼しげに走り抜ける」より「倒れても,倒れても立ち上がろうと頑張る姿」が私には「カッコよく」見えるし,その子たちが汗を流すグラウンドや体育館や道場には,やっぱり「神さんがいる」と思うのです。
 さぁ,生徒の頑張りを見に,テニスコートへ行ってこよう。