学校日記

すべての人の権利が守られる世の中をめざして

公開日
2014/12/05
更新日
2014/12/05

校長室から

 国際連合は,1948年(昭和23年)12月10日の第3回総会において,世界における自由,正義及び平和の基礎である基本的人権を確保するため,全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として,世界人権宣言を採択しました。そして,その後の総会で世界人権宣言が採択された日である12月10日を「人権デー」と定め,全ての加盟国及び関係機関がこの日を祝賀する日として,人権活動を推進するための諸行事を行うよう要請しました。
 日本においては,毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日から同月10日まで)を「人権週間」と定めて,人権尊重思想の普及高揚を図るため,全国各地においてシンポジウムや講演会,映画会等を開催するほか,テレビ・ラジオなど各種のマスメディアを利用した集中的な啓発活動を行っています。 私たちもこの機会に人権について,「思いやりの心」や「かけがえのない命」について,もう一度考えてみませんか?


       袖岡先生からのメッセージ
 One child, one teacher, one book
        and one pen can change the world.

 パキスタン人の少女,マララ・ユスフザイさん(17才)が,今年のノーベル平和賞を受賞しました。女子が教育を受ける権利を求めて闘っていることに対して賞を与えられました。彼女は「すべての子どもが学校へ通っているところを見たい」と話しています。
 女の子だから…と,学校に行かせてもらえない子どもたち,貧困によって学校に通えない子どもたち,学びたくても学べない子どもたちは,私たちの思う以上にたくさんいます。お互いに夢を持って実現に向けて努力できるために,あかんことをあかんとしっかり認識するために,平和に幸せに暮らしていくために,『教育』が必要なのです。マララさんは銃撃を受けたにもかかわらず,命をかけて訴えています。「1人の子供と1人の教師,1冊の本,1本のペンが世界を変えることができるのです」
 洛友中学校の夜間部の生徒も,様々な事情で学校に行けなかった,学べなかった過去を持っています。鉛筆を持ったこともない。自分の名前が書けない。文字の読み書きができない。しかし,そんな中でもたくましく負けずに生きてこられました。入学時の様子は不安一杯でも,毎日学校に通い,こつこつ学習を続けていくうちに,本当に明るく,生き生き,しっかりした顔になっていくのです。人としての自信すら感じられます。『教育』の力ってすごいと,すばらしいとつくづく思う私です。
 昼間部の生徒も同じです。洛友に来て人と接して学び続けていくうちに成長していくんです。そんな皆さんの可能性,成長を皆で応援しています。