第58回全国夜間中学校研究大会
- 公開日
- 2012/12/04
- 更新日
- 2012/12/04
校長室から
1948年12月10日,基本的な人権や自由がいつも尊ばれ,守られるべきであることをうたった「世界人権宣言」国際連合第3回総会で採択されました。その後,この日は「人権デー」と定められ,また日本でもこれを受けて,この日を最終日とする1週間を「人権週間」としています。
11月29日〜30日,第58回全国夜間中学校研究大会が東京で行われました。北海道から沖縄までの夜間中学校や自主夜間中学の関係者約180名が一堂に集まり,各校の取組と熱い思いを語り合い,討議を重ねました。「塀の中の中学校」の原作者でもある角谷敏夫先生による記念講演,夜間中学校の生徒発表,各校の取組や教科における討議などが行われ,最後には「全国夜間中学校研究会要望書」を採択して閉会しました。
全国にはまだまだ多くの義務教育を終えることができなかった人たち,夜間中学校を必要としている人たちがいます。しかし,全国には夜間中学校が8都府県に35校しかありません。「世界人権宣言」が採択された1948年以降,本当に人権が大切にされる世の中になっていたならば,このような人たちはいなかったはずです。ところが,現代においても未だに人権が守られていない現実があちこちに見られます。人権が守られ,みんなが笑って暮らせる世の中を創って行くにはどうすればいいのか,この機会に考え,できることから行動に移すことこそが大切なことです。
教育とは希望を語ること。
学ぶとは生きる力を養うこと。
学ぶということは,単に計算や読み書きができるようになったり,知識が増えたりというものではなく,自分はどうあるべきか,どう生きていくべきかを考えることができるようになり,それをいかに実行していく力がついたかといことです。
…基調講演(角谷敏夫氏)より