学校日記

令和年8年度 京都市立西京高校附属中学校入学式 式辞

公開日
2026/04/10
更新日
2026/04/10

校長室から

  • 入学式看板
  • 学校

入学式看板

学校

日差しが次第にあたたかさを増し、春の訪れを感じる季節となりました。

本日、ご来賓のPTA会長 大柳 展也様、PTA副会長 羽尻 由恵様をはじめ、保護者の皆様のご臨席を賜り、令和8年度京都市立西京高等学校附属中学校第23回入学式を挙行できますことを心より御礼申し上げます。

新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。また、本日ご列席の保護者の皆様におかれましても、お子様のご入学、誠におめでとうございます。教職員一同を代表し、心よりお祝い申し上げます。

本校附属中学校は、平成16年に開校し、今年で第23期生を迎えることとなりました。これまでの先輩たちは、西京での学びや学校行事、探究活動など、さまざまな場面で挑戦を重ね、自らの可能性を広げ、大きく成長していきました。皆さんにも、失敗を恐れず、自分の夢や希望に向かって努力し、充実した中学校生活を送ってほしいと思います。

「西京」では、今日を出発点として、附属中学校3年間、そして西京高校エンタープライジング科での3年間、合わせて6年間の学びが始まります。中学校での学びは、その先に続く高校での学びにつながっており、さらに将来、社会へと続く大切な土台となります。

ここで、新入生の皆さんに三つのことをお話します。

一つ目は、皆さんが超難関と言われた入学試験に自らの力で突破したことに自信を持つと同時に、この入学を新たな出発点として、初心に立ち返って学びに向き合ってほしいということです。

当然のことながら、ご家族の支援や周りの人のサポートに感謝する気持ちも忘れないでください。そして、今日からは新たなステージで謙虚に学び、自分を磨き、成長させていきましょう。

二つ目は、附属中学校での学びが、西京高校の学びにつながっているということです。本校は、「進取・敢為・独創」の校是のもと、人とつながり、社会と関わりながら、果敢に挑戦する姿勢を、教育の根幹として大切にしてきました。その姿勢は、中学校での日々の授業、探究活動、仲間との対話の中で、少しずつ育まれていきます。そして、疑問に思ったことを、考え、調べ、時には迷いながら、自分なりの答えを見つけていくときに大切になるのが主体的に学ぼうとする姿勢です。先生に言われたからではなく、自分自身が納得するまで考え続けようとすることが、学びを深める力となっていきます。

三つ目は、その学びにおいて欠かせないのが、仲間の存在であるということです。考え方の異なる仲間との出会いは、新たな気づきを生み、新しい視点を与えてくれます。昨年度、東京大学大学院の入学式において、藤井輝夫総長は、「『自己』とは、他者との交流や対話の中から創発される現象であり、プロセスである」とお話になられました。自己とは初めから完成されたものではなく、人との関わりや対話を通して、変化しながら形づけられていくものであるということ、

皆さんの中にある可能性もまた、仲間との学びや対話を通して、育ち、やがて姿を現していくのだと思います。

新入生の皆さん、この附属中学校で学び、友人と語り合い、挑戦する中で、自分自身の可能性のつぼみをふくらませてください。その積み重ねが、六年後、皆さんが自信をもって次の世界へ踏み出す力となるはずです。

最後になりましたが、保護者の皆様に一言お祝いを申し上げます。お子様のご入学、誠におめでとうございます。多くの本校入学希望者の中から、見事合格され、本日ご入学いただくにあたっては、様々なご心配やご苦労があったと思います。これからの六年間、教職員一同力を合わせ、生徒たちを、「大きな子どもではなく、小さな大人」として接し、生徒一人ひとりの成長と自立を支えていきたいと考えております。今後とも、本校教育へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、入学式の式辞といたします。

令和8年4月9日

京都市立西京高等学校附属中学校

校 長  森 口 安 紀