虹の国へ
- 公開日
- 2013/12/10
- 更新日
- 2013/12/10
学校の様子
本校グラウンドの向こう側に、これまで見たことのなかったような美しくて大きな「虹」が架かっていました。
思わずカメラのシャッターを押しながら、ある人のことを思い起こしていました。それはネルソン・マンデラ氏のことです。
氏は南アフリカ共和国の元大統領であり、ノーベル平和賞受賞者でもあります。大学在学中の1944年、アフリカ民族会議(ANC)に入党し、反アパルトヘイト運動に取り組みましたが、1962年に逮捕されロベン島に27年間に渡り収監されました。その後、1990年に釈放された翌年、ANC議長に就任。デクラークと協力して全人種代表が参加する民主南アフリカ会議や多党交渉フォーラムを開催します。
1993年に氏はデクラークとともにノーベル平和賞を受賞。1994年に南アフリカ初の全人種参加選挙が実施され、ANCが勝利し大統領に就任。民族和解・協調を呼びかけ、アパルトヘイト体制下での白人・黒人との対立や格差の是正、黒人間の対立の解消を目指しました。1999年に政治の世界から引退。そして先の12月5日、ヨハネスバーグの自宅で95年の生涯を閉じました。
そのマンデラ氏が理想としたのが、人種の壁を乗り越え、人々の融合を図る「虹の国」でした。まるで氏を悼むがごとく、虹はとても美しく感じられました。ちょうど今日10日までが第65回人権週間でもありました。今一度、生徒諸君とともにマンデラ氏が残した言葉をしっかり受け止めたいと思います。
「生まれたときから、
肌の色や育ち、
宗教で他人を憎む人などいない。
人は憎むことを学ぶのだ。
もし憎しみを学べるのなら、
愛を教えることもできる。
愛は、憎しみに比べ、
より自然に人間の心にとどく。」
私たち教員は、「教育」という営みを通してマンデラ氏の遺志を受け継いでいきたいと思います。これもマンデラ氏の言葉です。
「教育とは、
世界を変えるために用いることができる、
最も強力な武器である。」