美術科 藍染め体験
- 公開日
- 2026/02/06
- 更新日
- 2026/01/30
学校の様子
1月29日(木)30日(金)の2日間、3年生の美術では手ぬぐいの藍染めを行いました。藍と言えば徳島を連想しますが、江戸中期の図入り百科事典「和漢三才図絵」には「按ずるに、藍、京洛外の産 上なり。摂州 東成郡の産 最も優れ、阿波、淡路の産はこれに次ぐ。」かつて京都で作られる藍が最も高価だったことはあまり知られていません。京都の藍は「水藍」と呼ばれ大正11年頃まで生産されていたようです。伝統文化でも京都の水藍のように今は幻となっているものもあるということを知ってほしいと思います。染色方法は京都の老舗、田中直染料店の方にレクチャーのご協力をいただきました。90㎝×30㎝の手ぬぐいを袋に入れ、藍染め液を注いで20分程袋の上から手もみした後、水洗い→発色剤を使って酸化を促進→水洗いの工程を経て染め上げました。染料の独特のにおいに反応する生徒もいましたが、殺菌作用などの効能もこの匂いだからこそとの説明を聞くと長い歴史で使われてきた意味ともつながって理解できたようです。同じ染料を使っていても染まり具合は人それぞれです。作業中ある生徒は前のクラスの染めあがった手ぬぐいを見ながら、濃い色よりも薄い色の方がかっこいいなどと藍の微妙な色合いの変化にも気づいていました。次週からは手ぬぐいの図柄となる座右の銘をデザインした型紙づくりを始めます。デザインの部分は抜染と言って白く色抜きをします。3年生の上京タイムでは自身と向き合って学習を進めてきたので選ぶ座右の銘も人それぞれです。使って気持ちが上向く手ぬぐいができるといいなと思います。