宿泊学習でつけた力,つけたい力
- 公開日
- 2016/08/30
- 更新日
- 2016/08/30
校長室から
4年生では7月に「みさきの家」,5年生は,8月の終わりに「山の家」と宿泊学習を終えて子ども達は,大きく成長したと感じています。2日間や3日間,寝食を共にすると,友だちのいろんなところが見えてきます。いつもは,物静かにしている友だちが,野外活動では積極的に活動を行っていたり,学校では,活動的な友だちが経験したことのない活動に対して消極的であったり・・・・。
実際の宿泊学習でも,子ども達の様々な表情や言動を見ることができました。
まずは,良かった面では,テント張りの様子です。なかなか難しい作業でしたが,リーダーぶりを発揮する子どもがいて友だちに上手に指示しながら,短時間でテントを張ることができたグループがありました。素晴らしい連係プレーです。そのあと,まだのところに,それぞれがわかれて手伝いに行く姿も立派でした。宿泊棟ではシングの準備など一人でできない作業を二人組できれいに行っていました。退所の折に,部屋の掃除に入ったスタッフの方が,すべてのロッジがきれいに整頓されていたとほめていただきました。協力の賜物です。こんな協力が,各活動で見られました。
今度は,課題です。宿泊は長い時間友だちと接します。人によっては,体力がなかったり,経験が少なかったりと うまく動くことができない人がいます。そんな時,「あの人は,休憩ばっかりしている。」「自分だけが頑張っている。」という不満が特定の友だちに集中することもありました。4日間の疲れは,徐々にたまりイライラが募ると言葉がきつくなってしまったり,一人を責める行動に出てしまったりする自分の姿に気が付いたのではないでしょうか?
これから大人になる子ども達には,自分のよさを知ってどんどん伸ばしてほしいです。逆に自分の課題に気付くことも大切です。その課題を克服する術を獲得してほしいと願っています。それは,段取り力とコミュニケーション力(対話力)です。
これからの活動をどの順番で行えば,うまく成功するのか?成功の姿はどんな姿か?などを想像し,見通す力をつけてほしいです。また,どんな言葉を使えば,気持ちのよい人間関係をつくることができるのか,互いに成長する方法を,考えられる人になってほしいです。
宿泊学習は,友達と協働することで自分たちの長所を伸ばし,自分達の課題に気付きそれを克服するための力が必要だということを気付かせてくれる良い機会でもありました。一人が伸びることは,全体が伸びることにつながります。
校長室前には,子ども達に付けてほしい「コミュニケーション力(対話力)」を今度は,学校の活動や授業でつけるためのヒントになる本を展示することにしました。