学校日記

7月22日は皆既日食です。

公開日
2009/07/16
更新日
2009/07/16

校長室から

「青少年科学センター広報誌からの抜粋です。」

 7月22日は日本各地で日食が観察できる日です。国内の陸地から見える46年ぶりの皆既日食が話題となっていますが,ここ京都でも最大で太陽の約81%が欠ける部分日食が見られます。前回(2004年)の日食では約15%しか欠けていないことを考えると,今回のように大きく欠けるのはたいへん珍しい現象といえます。
その数少ない機会を児童・生徒のみなさんと一緒にぜひ観察してみてはいかがでしょうか。子どもたちにとっては一生の記憶に残るひとときになるかもしれません。

●各地の日食の見え方と時刻

【京都】
食の始め 9時47分40秒
食の最大 11時5分52秒
食の終わり 12時25分21秒

●日食の仕組み
 日食は,地球から見て月が太陽の前を横切ったときに起こる,太陽が欠けて見える現象です。太陽と地球の間に月がはいると月の影が地球上に映り,その影の中で日食が観察できるのです。
 ただし,月の公転面は地球の公転面と平行ではないので,新月のたびに日食が起こるわけではありません。

●観察の注意点
 太陽の観察は,天体観測の中で最も危険を伴います。太陽光線には紫外線や赤外線など目に見えない光も含まれています。サングラスや色のついた下敷きなどを通すだけでは,まぶしさは軽減できても目は保護されません。
 観察には理科室にある太陽メガネ等,太陽観察専用の器具を用いましょう。(太陽メガネを使っていても長時間見つづけることは避けましょう。)また,太陽メガネを使っていても,双眼鏡や望遠鏡を覗いてはいけません。

●他の観察方法(ピンホールでの投影)
 太陽の方向を向いて観察するほかに,穴を開けた紙やテレホンカード等のパンチ穴を使い,その影を観察することもできます。もう少し手を加えるなら,大きめの箱にてっぺんを少しくり抜き,2mmほどの穴を開けたアルミ箔をはって,底に太陽の影が映る道具を作ります。箱の中が明るくなりすぎない程度に観察用の窓を開けるとできあがりです。こうするとたくさんの人が同時に観察したり,欠け具合を記録したりできます。適当な穴の大きさは箱の大きさによって変わるので,事前に普通の太陽でくっきり見えるように調節しておきましょう。
 また,部分日食が起こっている間に木陰へ行くと,葉から漏れる光が欠けた太陽の形になって地面にたくさん映り,幻想的な光景をつくります。この現象も,ピンホールでの観察と同じ原理です。

★もっと詳しいことは・・・ 
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/   国立天文台ホームページへ

監修:黒河宏企京都大学名誉教授(京都市青少年科学センター学術顧問)