学校日記

家庭学習について考える(6)

公開日
2014/11/10
更新日
2014/11/10

校長室から

                     日野小学校長 山本 泉
 
 シリーズで書かせていただきました家庭学習も今回が最終になります。
前回,小学校高学年(5・6年生)の学齢の子どもの様子について述べました。今回は,予告通り具体的な家庭学習の内容についてお話ししたいと思います。
 小学生といえども高学年ぐらいになると,子どもたちの生活も大変忙しくなります。授業時数も増え,放課後の活動なども多くなり,家に帰る時間も遅くなります。その上,宿題も結構たくさん出ていたりして…。計画的に時間を使わなければなりません。
 さて,家庭学習ですが,前にも述べたように時間の目安は15分×学年と言われますから,5・6年生では75分〜90分ということになります。学校から出される宿題もたくさんあるでしょうが,それでも時間的なことを考えれば恐らく宿題だけではやや不足ということになります。逆に,宿題だけで家庭学習の時間をめいっぱい使うようなら,学力的に問題があるかも知れません。宿題を効率よく片づけ,中学年の時と同様に宿題以外の自主的な学習に積極的に取り組み,進んで学ぶ力を伸ばしていくのが大事だと思います。
 学校では,「家庭科」の学習が始まり,衣食住の基礎・基本を学びます。学習内容が多くなる上に,社会や世界に目を向けた学習もします。筋道立てて考える理論的な内容の学習や抽象的な内容の学習が増えてきます。自分で課題を見つけ,解決していく問題解決的学習が多くなります。そして,自ら学ぶことの面白さや楽しさを経験させ「学び方」や「ものの考え方」を育てます。
 それでは,家庭に求められる役割は何でしょうか。まずは,基本的生活習慣の見直しをしたいものです。「夜更かしをせず,早寝早起きを心がける」「朝食をとる」「朝に排便を済ませる」「テレビやゲームの時間をきめる(私は,ゲームは休日だけにすべきだと思いますが…)」など生活リズムをしっかりさせないと頭が十分に働かず,理解力が落ち,学習についていけず勉強嫌いになったりもします。
 次に,子どもの生活習慣に周りが合わせてあげることです。子どもには勉強をさせておいて親はゆっくりテレビを見ているというのは,それが別におかしいことではないと理解できる中学生以上になってからの方がいいかも知れません。残念ながら,このくらいの年齢はそのことを「大人の自分勝手」とか「大人の矛盾」と感じてしまうことが多く,学習意欲をそぐことにつながるからです。
 さて,具体的な学習内容ですが,こんなことがお勧めです。
 国語科に関しては言うまでもなく「漢字」の学習が大切です。漢字の構成や字形を意識して練習したり,覚えた漢字を使って熟語や単文を作ったりするのもよいでしょう。
「音読」も大事です。棒読みではなく,間をとりながら読むなど「めあて」を決めて練習したり,詩や俳句・短歌などを暗唱して朗読したりするのもよいでしょう。
 算数では,自分の苦手な計算などを間違わなくなるまで繰り返し練習するのも大事です。答えの確かめも自分でできるようになってほしいものです。
 家庭科で習ったことを生かして,家庭生活の中で実践する機会を用意するのもよいのではないかと思います。
 どの学年にとっても,家庭の支えは大切です。どうぞご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。