学校日記

ちょこっと通信9

公開日
2009/12/01
更新日
2009/12/01

校長室から

校長室から   〜ちょこっと通信 9〜
イ ン フ ル エ ン ザ 情 報
 今,日本各地で新型インフルエンザが猛威をふるっています。本校でも学級閉鎖のクラスが多く出ていますが,その基準や情報など私の分かっている範囲でお知らせします。
 今回のインフルエンザは新型ですが中南米で一時,大騒ぎになった豚インフルエンザと同種であるかどうかは詳しくは分かりません。病院などではインフルエンザA型と呼ばれているようです。しかし明らかに違う点は今までの季節性のインフルエンザと違って感染性が強いということと,このウィルスに免疫を持っている人が少ないということです。初め大人はかかり難いとか,60歳以上はかからないなどといううわさも流れましたが,高齢の方でもかかっている情報もあり,なかなか油断はできません。事実70歳以上の方で新型インフルエンザにかかられた方が醍醐地区でもおられると聞いています。
 また,今回の新型インフルエンザの特徴として潜伏期間が今までのインフルエンザに較べて長いという特色もあります。今までなら潜伏期は1日2日でしたので,かかるとすぐに陽性反応を示していましたが,今回はかかってからすぐには陽性反応が出ません。2〜3日後に発症するケースが多いようです。それで,感染した子どもたちが気付かず登校をしていて,ウィルスが広がってしまっているということも多いようです。
 しかし毒性自体はそれほど強くなく,かかっていても微熱で済んでいるケースもあるようです。そのため病院やお医者さんなども早めに「タミフル」や「リレンザ」というインフルエンザ用のお薬を出していることが多いようです。新型インフルエンザに対する予防接種もあるようですが,まだこの新型インフルエンザの解明が進んでいないため,予防接種を打てば必ずかからないということもないようです。
 また,毒性が弱いといっても39度以上の熱を出している子は本校にもおり,今までのインフルエンザに比べ,脳に異常をきたすインフルエンザ脳症になっている割合も高いという報告が厚生労働省より発表もされています。まだよく分かっていないこの新型インフルエンザ対策としては,いつものインフルエンザ対策と同じように
◎うがいをこまめにする。
 ◎人込みを避ける
 ◎手洗いをしっかり石鹸で行う
◎休息と栄養
が,確実なようです。このウィルスは空気感染ではなく飛沫感染あるいは接触感染なので特に手洗いが大切です。また長期予報では年が明けてからも季節性インフルエンザと相まって大流行が予想されています。刻々とウィルスが形を変えているそうで,年明けの新型インフルエンザは大人にも大流行の可能性があると言われ,我々も気をつけねばなりません。もともと持病を持っている人はその悪化を招きやすいとも言われていますが,これはまだ確実な数字は統計上出ていないようです。
 今後は,学校としましては予防や感染拡大の阻止に取り組みますが,学級閉鎖や学年閉鎖のための授業回復については年間授業総時間数の確保は,今はまだできそうな状態ですので冬休みの登校は考えておりません。しかし複数回の学級閉鎖等が行われれば,この限りではありません。伏見東地区の小学校でも冬休みの登校を決定している学校もあります。本校では昼休みの時間や5校時までの日,あるいは変則7時間授業で乗り切りたいと考えておりますのでご了承をお願いいたします。
 なお学級・学年閉鎖の基準は今回の新型においては確実にインフルエンザと診断された者がその学級の5分の1以上,またインフルエンザ様の子を含めて感染が拡大しそうな場合は15%以上の欠席によって,(教員を含む)学校長が学校医との相談のうえ決定することになっています。ただこれは目安ですので感染拡大の方向の時や終息の方向の時では,判断が異なってきます。
 私が小学校の時にアジア風邪と呼ばれるインフルエンザが大流行しましたが,これだけ医学や科学が進んでも自然の猛威には勝てないことを改めて考えさせられる年になってしまいました。