今月のクラスルームソーシャルスキル
- 公開日
- 2012/10/04
- 更新日
- 2012/10/04
校長室から
今月のテーマは「できるかな じょうずなことわりかた」です。
今月のスキルはアサーショントレーニングです。
アサーショントレーニングでは,コミュニケーションを「アグレッシブ(攻撃的)」「ノンアサ—ティブ(非主張的)」「アサ—ティブ」の3つのタイプに分けて考えます。
アグレッシブなコミュニケーションとは,自己中心的で相手のことを考えないやり方です。自分の気持ちは率直に表現しますが,相手の気持ちは考慮しないので,相手に不快な思いを与える場合が多いです。
ノンアサーティブな方法とは,自分の思いや願いを抑え,相手に合わせることを優先させるやり方で,例えば嫌なことを頼まれても,はっきりと断れずついつい引き受けてしまうことなどもノンアサーティブな態度です。
このような態度は,ともすれば良い人のように捉えられがちですが,自分の気持ちを抑え,相手にただ合わせるだけという態度は,誰に対しても正直に向かい合うということを遠ざけている態度であり,知らず知らずのうちに自分の内側にストレスや不満が積み重なったり,また,自己肯定感の低下をもたらしたりしがちです。
アサ—ティブな方法とは,自分の気持ちや考えを正直に素直に相手に伝えるけれど,相手の思いも配慮し,その場にふさわしい方法で表現するという双方を大切にした態度です。
これからの社会を生きる子どもたちには,アグレッシブでも,ノンアサ—ティブでもない
「アサ—ティブ」なスタイルでコミュニケーションがとれる力が重要になります。
とりわけ,「ことわる」ということは難しいことです。
率直に「NO」と伝えることを避け,曖昧にぼかした言い方をしたり,はっきりした返答を先送りにすることが,かえって後に混乱を生じさせることもありがちです。
嫌なことに誘われたとき,嫌なことを頼まれたとき,自分の気持ちに正直に「行かない」「しない」「できない」と相手に上手に自分の思いを伝え,断ることができる力を育てたいと考えています。