1月のCSS 「かんにんぶくろで コントロール」
- 公開日
- 2012/01/11
- 更新日
- 2012/01/11
校長室から
今月は,自分のこと,周りのことなどで,思い通りにならなかったり,無性に腹立たしくなったりすることがあったとき,その怒りのエネルギーをどのように収めるかということを学びます。
「キレる・キレやすい」という嫌な言葉が横行する世情ですが,イラっときたり,ムカっとしたとき,瞬時にその感情を外側に向けて発しても,負の感情のぶつかり合いが,さらなる怒りを導きがちで,根本的な問題の解決には至りません。
では,どうすればいいのか・・・。
そこで,今月は「いったん,ズボっとその情動を堪忍袋におしこめる」という方法論を知らせます。
「堪忍袋」って・・・?
(今や,死語になりかけているのかも・・・・。)
「いや!」「ちがう!」「むり!」「きらい!」「おかしい!」「ゆるせない!」など,否定したい気持ちをこらえ,心にぐぃっと押しこめる,そのとき,心の中に気持ちを押し込むための『専用の袋』があるというようにイメージすると,衝動的な怒りが納めやすいと思います。この『専用の袋』を「堪忍袋」と言います。
そこで,まずは自分の心の中に「堪忍袋」が存在しているかどうかを確認する。
その存在の有無が自覚できない人は,意識して,心の中に堪忍袋をこしらえる。
「袋があるよ。」と言う人は,少しずつその袋を大きくしていくことを目指す。
袋の存在が確認できたり,新調ができたら準備完了です。
次は,「許すこと」「そっと見守ること」「しんぼうすること」を意識して,怒りを袋に放り込む練習を重ねることが大事です。
怒りを収めることって,始めはかなりしんどいことですが,これも慣れだと思います。
自分の内なる堪忍袋の存在を自覚し,まずは,いったんその袋に収めることを重ねることで,情動をコントロールする力が増します。
そして,その後大切なのは,上手に堪忍袋を空にしてあげることです。
情けなさや怒りという負のエレルギーを貯めたままでは,どんなに大きな袋でもいつかはパンクしてしまいます。
だから,いったん袋に納めた後で,「なぜ自分はそのように感じたのか。」という怒りの根っこを冷静に見つめ,理由と一緒に自分の願いや思い,考えを当事者に言葉で伝えるという方法で外に出しましょう。
カッとなって,バサッと吐き出した言葉や見せた態度は,棘だらけで双方傷つくことが多いですが,いったん堪忍袋に収めると,袋の中でうまい塩梅で棘が外れるものです。
上手に自分をコントロールしつつ,自分の思いを適切な方法で発する子どもを育てていきたいと思っています。