学校日記

雨のちハレルヤ(3)

公開日
2014/07/01
更新日
2014/07/01

校長室から

 去る6月14日の土曜参観日には,多くの方々にお越しいただき,子どもたちの学習する姿を観ていただきました。そして,「学校教育説明会」におきましては,200人近くの方々が,熱心に私の話に耳を傾けていただきました。改めて心より感謝申し上げます。
私が各教室の様子を見て回る中,特に感心したことがあります。それは,教室や廊下で参観されている保護者・地域の方々の態度でした。静かに温かい眼で,集中して子どもたちの様子や先生の指導を見つめておられました。当然と言えば当然のことかも知れませんが,最近では参観者の私語や携帯電話使用というマナーの問題が取り沙汰されることが多いのです。どうかこれからの参観も,私語なく集中して子どもたちの様子や先生の指導を見つめ,学級・学校の雰囲気を嗅ぎとっていただき,厳しく学校評価をしていただきたいとお願い申しあげる次第です。
 さて,教室での子どもたちの学習する姿は,皆様の眼にどのように映りましたでしょうか。学習の基本は,「聞くこと」「話すこと」です。指導する側にとっては,子どもたちに「聞く力」「話す力」をつけることが指導の「基礎・基本」です。多くの学習活動は,「聞くこと」からスタートします。子どもたちは,先生の指示や問いかけから行動したり考えたりします。また,友達の答えや意見に対しても,しっかりと聞かなければ「話し合い」は成立しません。そして,何よりも「聞くこと」は,話し手である相手を大切にするという人権感覚を育てることにつながります。相手の表情や身振り手振りをしっかり見て,笑顔でうなずいて聞けたらさらに良いと思います。
 一方,「話すこと」で気になることの一番が,子どもたちの声の大きさです。せっかく一生懸命素晴らしい意見を発表していても,周囲に声が届かなければ意味がありません。最初,聞こえる声で発表しているうちに,だんだんと声が小さくなって尻すぼみ状態になることもあります。次に気になったことは,先生の質問に対しての答え方です。先生が,「何故,どうして」と投げかけると,「何となく」「〜だから」といった断片的な言葉で終わることが多いことです。「私は○○だと思います。その理由は,〜だからです。みんなは,どう思いますか。」と,筋道を追って考え,それを言葉に表現することが大切なのです。このように,「話すこと」に対して,「発音」「発声」「話型」という「言語技術」の習得が何より不可欠だと感じています。
 そのためには,何よりも私たち教師の「聞く力」「話す力」の向上が必要です。私たち教師は,どれだけ子どもたちの声に耳を傾け最後までしっかりと聞けているのでしょうか。私たち教師は,子どもたちの「聞く姿勢」が出来るまで待ってから話をすることが出来ているのでしょうか。場に応じた声の大きさと適切な間の取り方で,話をしているのでしょうか。何よりも授業中,教師が一方的に話をしていては,子どもたちの「聞く力」「話す力」は育たないことだけは明確です。私自身も校長として日々,「聞く力」「話す力」の向上に努めていきたいと思っています。