校長の窓17(終戦記念日)
- 公開日
- 2023/08/15
- 更新日
- 2023/08/15
校長室から
戦後78年となりました。戦争を体験している方は、高齢を迎え、多くの人は、その出来事を経験していません、当時のことを知る方々もだんだん少なくなってきています。当然、私も、経験をしていません。しかし、社会では、戦争の脅威、原爆の脅威をひしひし感じる状況が生まれています。そして、そのことに危機感を抱いている人が増えています。それは、戦争体験者、原爆体験者だけではありません。多くの未経験の若者の中にも増えてきています。そして、今、被爆体験の伝承者養成を積極的に進めておられます。しかし、未経験者が経験者から話を聞き、資料をもとに話法を学び正確に伝えることができるまでに2〜3年かかるそうです。それまでに、原爆や戦争の証言者がなくなっていくという実態あり、いろいろと伝承者養成には工夫と苦慮されているようです。
その中で、今年の広島原爆の日のこども代表の「平和への誓い」を耳しました。その言葉には、平和を願う思い、生き残っていただいたことで、今の自分が存在していることに感謝の気持ちとともに、だからこそ、生きている自分ができることは何かと考え、行動することの必要性を訴えていました。
平和な社会を創ることに自分でもできることがある。
「自分の思いを伝える前に、相手の気持ちを考えること
友だちのよいところをみつけること
みんな笑顔のために自分の力を使うこと
被爆者の思いを自分事として受け止め、自分の言葉で伝えていきます。
一人一人が行動していきます。・・・・・誰もが平和だと思える未来を、広島に生きる私たちがつくっていきます。」
自分事として受け止め、主体的に行動することを誓っていました。このことは、子どもだけでなく全ての人に言えることですね。遠いところでおこっていることも、自分とは大きく関りのないことでも、自分事としてうけとめ、平和な社会を、未来をつくるために、行動していく、その思いや態度をつないでいくことで、少しずつでも社会は変わっていくのではないでしょうか。
経験したから言えることではなく、経験していなくても、その出来事を知ろうとすること、当時の人々に自分なりによりそって思いや気持ちを受け止めようとすること、その姿勢が、自分事につながり、平和な未来への道につながるのかと思います。
「過ちは繰り返しませぬから」
きっと平和な社会は、身近は平和の積み重ねなのかと思います。
校長 岡本雅文