学校日記

For joy からふる!

公開日
2010/11/18
更新日
2010/11/18

UTANO prismatic art

 本校区は紅葉狩り(もみじがり)を楽しむにはもってこいの場所だと思っています。

 この紅葉を目で楽しむ習慣は平安の頃の風流から始まったとされていて,この場合の「狩り」というのは「草花を眺めること」の意味をいい,平安時代には実際に紅葉した木の枝を手で折って(狩り),手のひらにのせて鑑賞する,という鑑賞方法があったのだそうです。

 この紅葉,そもそもなぜ紅葉があるのか、様々な興味深い説があるようです。これまでは,紅葉は葉の老化による副作用であると説明されることが多く,研究対象にはならなかったそうです。
 ところが,近年紅葉植物とそれに寄生するアブラムシ類の関係が調べられ,紅葉色が鮮やかであるほどアブラムシの寄生が少ないことが発見されたのだそうです。

 このアブラムシ,樹木の選り好みが強く,一部の種は色の好みもあるとわかっていて,「十分なアントシアンやカロテノイドを合成できる自分は耐性が強いのだから寄生しても成功できないぞ」と呼びかけているのではないかという説があるそうです。

 アブラムシ,なかなかこだわりやさんなのです。この虫のおかげで,結果的に古より私たちの目を楽しませてくれているのだとしたら,少しくらい感謝しなければいけないのかもしれません。