学校日記

巣立ちに向けて…

公開日
2016/03/02
更新日
2016/03/02

校長室から

 まだまだ寒い日もありますが確実に春の陽ざしを感じる候となりました。春は出会いも多くありますが,別れの場面も同様に経験します。3月を迎え15日に9年生卒業式,18日に5年生が西学舎に別れを告げる巣立ちの式,そして22日に6年生小学校課程修了式を挙行し,それぞれ卒業証書,修了証書を授与します。卒業式ではよく「巣立ち」の言葉が用いられます。巣立ちとは鳥の雛(ひな)が成長して巣から飛び立っていくことで,転じて子どもが成長して親元を離れることや,学業を修了して社会に出ることの意味に使われます。「自立」と同義であると言えるでしょう。
 雛が巣立つには自分の翼で飛べるように育ったこと,自分で餌をとる力がついたこと,親鳥と異なるところに巣を作れること…,などの条件が揃わなければなりません。これを子どもたちで考えると,私たち教職員がそれぞれの学齢で身に付けるべき“力”を付けられたかということになります。
 学校で身に付ける“力”は確かな学力,豊かな人間性,健康・体力からなる「生きる力」です。これは今から20年ほど前に中央教育審議会が「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」という答申で述べられたもので,以来,日本の教育の新たな目的となり,学習指導要領の理念となっています。しかし一方では学力の捉え方ではこの間,どれだけの知識を得たかを評価していたことから,何を学ぶか,何ができるようになるか,どのように学ぶか,に変わってきました。右の表のように知識を活用できる“資質や能力”を育むことが大切になってきているのです。
 まもなく東山泉を,小学校課程を,西学舎を巣立っていく子どもたちがこのような“力”をもって次のステージに進んでくれることに期待をし,それぞれの節目の式で子どもたちを祝福していただきますようお願い申し上げます。