学校日記

読書であらたな発見を

公開日
2011/11/02
更新日
2011/11/02

校長室

11月 学校だより

 楓が色づき始め、東福寺周辺に観光客の姿が多くなってきました。
 青空も澄みわたり、秋の深まりを感じます。
 10月22日には「創立90周年記念式典」を開催いたしました。多数、ご参加いただき本当にありがとうございました。
 さて、秋の夜長は、読書を楽しみませんか?
 小学生に「よく本を読みますか?」という質問をしたところ、日本の子どもは56%が「はい」と答えました。上海は92%、台湾は83%の子どもが「はい」と答えています。日本は少ないのが気になります。また、日本は「コミック」を読む子どもが突出して多くなっています。これも、気になるところです。
 読書を続けると、語彙が豊かになり、自分とは違った生き方や考え方を知ることにより、視野を広げることができます。
 木村秋則さんの「りんごが教えてくれたこと」という本があります。木村さんは、無肥料、無農薬でりんごを栽培した第一人者であり、「奇跡のりんご」ができるまでの苦難の道のりが綴ってあります。
 木村さんは徹底的に畑を観察します。そして「虫は作物の毒を食べてくれる。雑草は余分な栄養を吸い取り、土をつくる。その中で、人間がちょっとお手伝いをすると、作物は喜んで育っていく。」という考えに行きつきます。そして、「人間はどんなにがんばっても、りんごをつくることはできません。りんごを実らせるのは、りんごの木です。主人公は人間ではなく、りんごの木なのです。人間はそのお手伝いをしているだけです。」と言います。
 子育ても、子どもの中にある可能性を引き出し、子どもの育つ条件を整えていくことかもしれません。
 本との出会いがすばらしいのは、こうした新たな発見があること、著者の生き方を学ぶことができることにあります。
 多くの本と出合い、人のことを考える、思いやる、いたわる、そんな気持ちが抱けるようになるといいですね。