積小為大
- 公開日
- 2009/06/23
- 更新日
- 2009/06/23
校長室
「積小為大」
子どもたちが「月輪小学校の不思議」をよく質問に来ます。その中でも特に多いのが、「あの薪を背負って、本を読んでるちょんまげの男の子は何?」というものです。
今回は、この男の子を紹介したいと思います。
この人は二宮金次郎(尊徳)という人です。金次郎は、現在の神奈川県小田原市の豊かな農家に生まれましたが、度重なる川の氾濫で田畑を流され、家は没落し、過労によって両親はあいついで亡くなりました。残された兄弟3人は叔父さんの家に引き取られましたが、毎日悲しみに暮れ生きる希望を見出せないでいました。しかし、これではいけない、自分にできることから始めようと決意し、朝から夜遅くまで汗と泥にまみれて一生懸命働きました。わずかな時間も無駄にせず勉強したということです。
金次郎は、本を読むために、川の土手にアブラナを育て、油に交換し、その明りで勉強をしました。また、拾った苗を植えて稲を育てて米を収穫したり、わらでぞうりを作ったりしました。その結果、失った財産を取り戻し、お金を蓄え、一家を再興しました。
金次郎はこの経験により、小さいことを積み重ねていけば、いつかは大きなことになるということを学んだのでした。この「積小為大」が、金次郎の行いや考え方の基礎になりました。
成人した金次郎は、次々と貧しい村で、荒地を開墾し田畑を増やし食料を増産しました。善行や勤勉な者を表彰するなど「積小為大」の精神で取り組み、人々の心を育て、模範村に変えていったのでした。
どうですか。1つなぞが解けましたか。