学校日記

受け継がせたいもの 6月

公開日
2011/05/26
更新日
2011/05/26

校長室

東日本大震災から、3ヶ月近くが経とうとしています。
 今もなお、厳しい生活を強いられている被災地の方々。多くの学校が生活の拠点となっています。春には、避難所で生活する方々に見守られながら、卒業式、入学式を挙行している姿もニュースで流れました。
 学校という存在は、いかなる状況においても、その地域の拠り所なのだと感じさせられました。
 今月は被災地で見つけた、いい話を紹介します。
☆ボランティアの方より
 残された写真を集めて、展示している会場があります。そこへ、小学校3,4年生位の女の子が訪ねてきました。
「お父さんもお母さんもいなくなったから、写真でもと思って探しに来たの。」
帰りがけに、ボランティアのぼくに、「がんばってね。」と声をかけてくれました。
「がんばってね。」と言わなければならないのはぼくなのに。
☆地震直後のスーパーマーケットで
 床に落ちた品物を、お客さんが拾って陳列棚にもどした。
 そして、必要最小限の品物を持って、みんなレジに並び、きちんとお金を払って出て行った。
☆地震直後のディズニーランドで
 ディズニーランドでは、ショップのお菓子が、お客さんに配分された。女子高校生たちが多めにもらっていたので、「何だ!」と思ったが、子どもたちや小さなこども連れに分けていた。子連れの人たちは、動きにくかったので、とても助かった。
☆家が地震で傾き、修理費に200万円かかると言われた。父は、
「何ということはないさ。家も命もこうしてあるんだから、いくらでもやり直せるさ。」
 この父の子でよかった。

 外国のメディアも、「日本人は、なぜこんなに冷静に行動できるのか」と相次いで報じています。
 日本人の心にある、高い道徳性、規範意識、他者を思いやる心を誇りに思います。
 子どもたちにも受け継がせていきたいと思います。