学校日記

5月 憲法月間のお話(朝会)

公開日
2011/05/02
更新日
2011/05/02

校長室から

今日から1年生が朝会に参加することとなり,359名全員で朝会をすることとなりました。1年間仲良くしていきましょう。
 さて,みんなは仲良くしていきたいと思っていますが,困ったことに仲良くできない人がいるといったニュースを見ました。皆さんも知っていると思いますが,福島原子力発電所の事故で,住み慣れたお家から離れて避難生活をしておられる方々がたくさんおられます。京都にも非難されています。そんな心も体も不安でいっぱいの人に向って,「放射能がうつるのでお店に入らないでください」とか,「放射能がうつるから,この公園で遊ばないでほしい」と言う人がいるそうです。ハッキリ言います。放射能は人から人へは感染しません。
 放射能は放射性物質というものから出る,目に見えない光のようなものです。光が人から人へ感染しないのと同じく,放射能も人から人へと感染しません。では,なぜこんな心ないことをいう人がいるのでしょうか。おそらく,放射能というものが怖いものというのは知っていても,正確な正体を知らないからではないでしょうか。残念ながら,人間は正体不明なもの,分からないものに漠然とした不安を持ちます。その不安な気持ちが「放射能がうつる」といった,心ない言葉になったのではないでしょうか。
 それではどうしたら不安な気持ちがなくなるのか?簡単です,正しいこと,正確な情報を知ることです。皆さんは上高野小学校で,漢字の読み書きや,計算以外にもたくさんのことを勉強したり,体験したりしています。田んぼの学習もそうでしょう。足を入れてヌルヌル,土や水の中には生き物がいっぱいいる。でも,そのヌルヌルの土や生き物が,たくましい稲を育てることを皆さんは学習や体験を通じて知っています。ヌルヌルの土や,いろんな生き物がいる中から生えているからっと言って,お米を食べない人はいません。
 どんなにわけのわからないものでも,その正体を知ろうとする姿勢,好奇心を持ち,正確な情報を知ろうとする姿勢いがある限り,無用な心配・不安は起きません。そして,そんな心をもった人は「放射能がうつる」なんて人を傷つけるような言葉は決して口にしないと思います。

 さて,最後にクイズを。(1〜4年生のクイズは省略)
5・6年生の人,「この世の中に,おばけはいるでしょうか?」
正解は,「正確な情報や知識を求めず,未知のものに対していたずらに不安をもつ心の中にお化けはいます。他人の気持ちを思いはかる人の心に,お化けはいません。」
(一部抜粋)