花背余談 9
- 公開日
- 2011/06/28
- 更新日
- 2011/06/28
校長室から
伏状台杉を見に行く登山は,雨降りなら,三本杉登山に変更することも考えていました。しかし,祈りが通じたのか雨はあがり,前夜の雨の影響だけが気になる伏状台杉見学登山がスタートしました。経験豊富な担当者の「大丈夫でしょ。その代り,ドロッドロになりますよ。」の言葉にも勇気づけられ登り始めましたが,何という蒸し暑さ,意識が飛びそうです。
道らしき道は初めのうちだけ。途中からは全く道ではない急斜面を登り続けます。最後尾を任された私としては普段の運動不足を嘆いたり,「まだまだ若い」と顔を上げたりと心境の変化の激しい登山になりました。途中何回か休憩をはさみながら,ようやくたどり着いた伏状台杉の群生地は迫力満点。まさに圧巻の光景でした。
聞けばこの山は清水寺所有の山だそうで,寺院改築時に備えて杉を育て蓄えている山らしいのです。ですから,一般の入山を禁じて伏状台杉を保護しているということでした。ただ,京都市の子どもたちにはこの古代杉をぜひ見せてやりたいとの思いから,特別に許されて見ることができているのです。一見の価値は十分あります。まさに一生もののスペシャルツアーです。
下りの斜面はそれはそれは厳しいものでした。尻もちをついてすべる子が何人もいました。しかし,思っていたより土は乾いていて,「ドロッドロ」というところまではいきません。登りきった充実感と水筒のお茶が空っぽになったお困り感とで複雑な表情の子が何人もいました。