学校日記

弥生(三月)  春の日に

公開日
2010/03/01
更新日
2010/03/01

校長室から

 柔らかな春の光が窓から差し込むようになりました。桃の節句が過ぎると一雨ごとに温かさが増していきます。校庭の花壇やプランターにも,パンジーやビオラ,フリージアなど可愛い花が咲き始めました。季節は確実に春へと動いています。
 3月に入るとすぐに雛祭り。その3月3日の桃の節句が済めば,あとは彼岸を待つばかり。。昔から言われているこの頃を表すことばもいくつかあります。「奈良東大寺のお水取りが済めば」「三寒四温」で少しずつ季節が進み,「暑さ寒さも彼岸まで」。春を待ちわびる人々の心が,今に伝えていることばなのでしょうか。
 3月も半ば過ぎになると,一気に春めいてきます。そんな中,学校では,卒業式を迎えます。今年も,巣立ち行く6年生の子どもたちを温かく送り出したいと思っています。出会いと別れの春。毎年のことですが,喜びと共に一抹の淋しさを味わうこの時期。何とも言えない気分になってしまいます。でも,全ては,次への飛躍のため。新たな旅立ちを祝う心で臨みたいと思います。
 さあ,出発です。「心の準備は,できましたか。」

今月の歌

 春は名のみの風の寒さや
 谷の鶯歌は思えど
 時にあらずと声も立てず
 時にあらずと声も立てず
                 吉丸 一昌

 石激る垂水の上の早蕨の
       萌え出る春になりにけるかも
                志貴皇子


 生命噴く季の木草のささやきを
       聞きて眠りあう野の仏たち
                生方たつゑ



 春の夜の夢の浮き橋とだえして
        峰に分かるる横雲の空
                 藤原定家