学校日記

行く秋に寄せて(霜月)

公開日
2009/11/04
更新日
2009/11/04

校長室から

 11月に入り,吹く風に冷たさを感じるようになりました。季節は晩秋から初冬へと動こうとしています。すっかり色づいた銀杏やプラタナスの葉が街路を染め上げています。落ち着いた京都の街がとっても美しい季節。観光名所には自動車や人の波が続きますが,この時期の京都は,どこを歩いても古都の魅力に出会うことができます。京都の街はゆっくりと歩くのが似合う街。深まり行く秋の風情を感じてみたいものです。
 今月は「霜月」。霜月と言えば,「モチモチの木」(齋藤隆介 作)を思い起こしてしまいます。豆太がモチモチの木に灯がともっているのを見たのが,霜月二十日の晩のこと。今の暦でいうと,12月20日前後になります。(陰暦は現在の暦とは一ヶ月あまりずれています。)大好きな「じさま」を助ける
ために夜道を必死で走る豆太。その豆太の足に霜がかみついたというのも頷けます。弱虫豆太の行動と「人間,やさしささえあれば,やらなきゃならねえことは,きっとやるもんだ。」と語るじさまの言葉が,心を温める作品でした。
 学校では,11日に学習発表会を行います。各学年・学級ともに練習に懸命に取り組んでいます。子どもたちが意欲を持ち,目的に向かって活動する姿が現れることを期待しています。
 しかし,インフルエンザの流行は,これからも拡大する傾向にあるようです。状況次第では,一斉に体育館に集合することを避ける方向で判断をさせていただくこともあると思います。ご理解・ご協力をお願いいたします。

11月の歌
    心なき身にもあはれは知られけり鴫たつ沢の秋の夕暮れ
                              西 行

    金色の小さき鳥の形して銀杏散るなり夕日の丘に
                              与謝野 晶子

    降り立ちて 今朝の寒さに驚きぬ 露しとしとと柿の落ち葉深く
                              伊藤 左千夫