学校日記

校長の窓33(チャレンジ体験)

公開日
2019/01/29
更新日
2019/01/29

校長室から

 1月22日(火)〜25日(金)の4日間,チャレンジ体験として,職場体験で本校に洛北中学の2年生3名が,来校していました。主に1年生の教室で,教師の仕事,学校の仕事を体験するという活動で行っていただきました。
 この期間,洛北中学の2年生は,それぞれの事業所に分かれて職場体験をされます。この体験が始まる前日の月曜日は,各事業所に参加する2年生が訪問し,明日からの取組に対してお願いにやってきます。少々というより,ずいぶん緊張しながら3名の中学生やってきて,明日からの取組の打ち合わせをしました。学校からも言われているのでしょう,社会人としての態度でしっかりと受け答えするようにと。本校に来校した3名の生徒さんたちは,とてもしっかりと自覚を持って受け答えをしていました。きっと,明日からの体験活動に期待,楽しみと不安の入り混じった感情であったかと思います。
 そして,火曜日から4日間。主に1年生の各クラスに入り,担任の補助や子どもたちの生活を充実させていました。時折,1年生の子どもたちと遊んでいる姿や関わっている様子をみていたとき,とてもやわらかく子どもたちと関わっている様子が感じられました。小さい子という,見下した姿ではなく,寄り添う姿勢が見受けられ,とてもうれしく思いました。また,朝から1年生の子どもたちが,「○○先生(生徒さんのお名前)はきてはる?」と私に聞いてくる姿がもありました。子どもたちがいわゆる出勤を待ち望んでいる姿が見受けられ,それもうれしく感じました。
 チャレンジ体験をはじめるにあたって,私からは,いくつかお話する中で「先生といわれることに対する自覚を持って取り組んでほしい,小学生の手本となる姿を見せてほしい」ということをお願いをしました。立派に過ごしてくれたのではないかと思っています。
 まずは,3名とも,あいさつをしっかりとして1日を始めています。また,笑顔を絶やさずに取組を進めていました。第一印象ってそう考えると大事ですね。それがあったから,子どもたちとの距離感もはやく埋まっていったのでないでしょうか。
 人は,見た目で判断してはいけない,と人権教育などでは指導します。とても大事なことだと思っていますし,子どもたちには,具体的な事例などを通して教えていきます。しかし,世の中では,「第一印象がとても大切である」という考えも否定できません。いわゆる,「人は見た目で判断される」ことがあるということです。最初の印象って結構大切であったりします。たぶん,就職活動など,面接では考え方なども問われるでしょうか,話し方であったり,身なりであったり,立居振舞を見られることって多いかと思います。面接による入試などもそうなのかもしれませんね。生徒さんたちの姿からあらためて確認いたしました。われわれは,子どもと接する時に笑顔を大切にできているのでしょうか。子どもの笑顔を大切にできているのでしょうか。子どもにはかかわりのないところで,眉間にしわのよった顔を示していないでしょうか。子どもの話に仏頂面に答えていないでしょうか。そんなことを振り返ってしまいました。
 最後の生徒さんの言葉に,「先生の子どもに対する愛情を感じた」ということがありました。見えないところでの学びをしっかりとしていたようです。何を学びとるかは,その生徒の姿勢かと思います。中には,「おもろかった。たのしかった」「しんどかった。楽やった」など表面的な部分での学びが終わる生徒もいるかもしれません。今回本校に来た生徒さんは,しっかりと本筋を感じようとこの期間過ごしていたことが,最後の感想の中で感じました。
 本格的に社会に出るにはまだ先のことかもしれません。様々な経験を通して,様々な出会いの中で自らを高め,よりよい人生を歩んでくれるとうれしく思います。その人生の一つの契機に本校での4日間があればなおうれしく思います。
 職場体験には,受け入れていただける事業所がなければなりたちません。その前に,受け入れてもらえるかどうか確認する作業が必要です。事業所をさがす苦労,職場体験として,中学2年生の生徒を気持ちよく受け入れていただける事業所,双方の思いが重なり合ってこの取組の充実につながりますね。次代を担う人材の育成を考えてお取組いただけることは,社会の安定や発展に寄与することにもつながるのでしょうね。それに対して,感謝の気持ちがあるからこそ,中学生の姿も立派で,また,立派にやり遂げる,気持ちの良い姿が後輩たちに活動の場を広げていくことにもつながるとともに,一つの誇りにもつながります。
 4日間ご苦労様でした。