校長の窓30(2学期終業式)
- 公開日
- 2018/12/21
- 更新日
- 2018/12/21
校長室から
2学期が終業しました。昨年度は,インフルエンザが流行し,他校では学級閉鎖を行わなければならないなどの状況でしたが,今年度は,そこまでインフルエンザが流行することなく,終業を迎えることができました。
恒例の今年の漢字が,清水寺の森清範貫主によって披露され,『災』という文字でした。今年は,1月の大雪に始まり,大阪や北海道の地震,台風21号などの台風被害,豪雨による被害,そして猛暑など自然の脅威を身を以て感じる1年となりました。まさしく『災』ですね。まだまだ通常の生活に戻れない方も多数おられます。壊れた家屋を直せずにいる方もおられます。復旧にはまだまだ時間がかかりそうです。少しでも早い復旧を祈るばかりです。ただ,しんどい,苦しい状況ばかりでなく,こういう状況だからこそ,人とのつながりにホッとする,ありがたみを感じる機会もたくさん出会うこととなりました。自然の脅威に対抗することは,どれだけ文化が発展しても難しいかと思いますが,災害に備える力や災害が起こった時の対応の仕方は,十分学んでいくことができます。そして,いざ苦しい状況となった時,やはり支えになるのは人の温もり,あたたかさなのでしょう。あらためて人のあたたかさや温もりを感じる1年でもありました。「災い転じて福となす」2019年は,福となる1年にしていきたいものですね。
2学期,多くの行事を行いました。行事の中には,今までの取組を見直し,スリム化を図る中でも,子どもたちに付けたい力は落とさずに取組をしてきたつもりです。時間をかければいいのではなく,与えられた時間の中で,より効果のある取組を進められるのか,それが今,私たちにとって大切ことであるとも思っています。保護者の方々には,様々な面で,ご理解,ご協力をいただきました。地域の方々には,多くの支援をいただきました。そして,無事に取組を行うことができました。ありがとうございました。
それぞれの取組を単独のものとして考えているわけではありません。日頃の学習をベースに,その学年でつけたい力をしっかりとつけられるように,通常の学習とつなげながら行事の取組を行っています。学校で行う活動はすべて教育活動としてとらえ,すべての活動を横断的にも,縦断的にもつなげて子どもの育成にあたっているつもりです。また,高学年は下学年の手本となれるように,憧れとなれるような姿で取り組めるようにすることも一つのねらいとしています。
先日,1年生のおたのしみ会に招待され,わずかな時間であったのですが,参加させてもらいました。そのクラスでは,子どもが司会をして,子どもが出し物を考えて会をつくっていました。出し物をするだけでなく,その後には,感想を発表するという時間も設定していました。児童朝会やなかよしタイムで児童会の子どもたちが取り組んでいることを参考にしているのでしょう。司会者を立てて,感想発表の際には,その感想に対する考えを述べるなど,問い直しも行いながら1年生同士で会を盛り上げていました。出し物の内容もよく考えていました。その参考となったのは,児童朝会での高学年の発表や運営,学習発表会での幕間の出し物など,日ごろ自分たちが目にしているもの,参加させてもらって楽しかったことなどであったようです。高学年の取り組みが一つの見本となったりあこがれとなったりしているからこそ,私たちもやってみたい,みんなを楽しませたいという思いが自然と出てきたのかもしれません。まさしく,自主的に考え,主体的に取り組んでいた会であったように思います。
これが,異学年がともに活動する良さなのでしょう。そして,高学年の姿が素晴らしいから,貴重な手本となるのでしょう。1年生ですから,一つの会を運営するのに,担任の指導や支援があったはずですが,子どもたちの感想を聞いていると,お楽しみ会が楽しかった,だけでなく,やってみて楽しかった,みんが喜んでくれたからうれしかったなど,集団でのかかわりが楽しさの中心になっているのも集団での学びを実感する会であったと思います。
子どもたちは,周りの様子をよく見ているのだと思います。そして,それをあこがれととらえ,自分もやってみたくなるのでしょう。やってみて,難しさや楽しさを味わい,次はもっと何ができるのか,もっとどうすればいいのかを考えるのでしょう。
そう考えると,低学年の先輩である高学年,ましてや大人である私たちは,十分手本となる姿,背中を見せてやらなければならない,責任があるの感じます。そんなことを再確認する時間でもありました。
明日から冬休みです。年末年始という節目を迎え,様々なイベントも行われます。文化や伝統に接するとともに,生活リズムが崩れることもありますが,睡眠を生活リズムの中心にすえて,この冬休みを過ごしていただければ,充実した休みにつながるのではないかと思います。1月7日の授業再開が,気持ちよく迎えられるように,日々のリズムを大切にしてすごしてください。
保護者の方々,地域の方々には,この1年明徳校の取組にご理解,ご支援いただき,誠にありがとうございました。2019年もますます良い1年となりますように。子どもたちの,保護者の,地域の方々の幸がたくさんありますように願いつつ。2019年での出会いを楽しみにしています。