難しいことを易しく 易しいことを深く〜5年生 理科〜
- 公開日
- 2018/11/05
- 更新日
- 2018/11/05
学校の様子
3年生を招待して「人のたんじょう」についての発表しました。植物の観察や電磁石の実験とは違い,人の誕生についてはどうしても知識を得るだけの学習になりがちです。少しでも子ども達が自分事として捉えられるようにと,知り得たことを誰かに伝えることを目標として学習してきました。学習したのは少し前ですが,どこかでたくさんの人に見てもらえる機会はないかと考え,自由参観日だった今日,3年生に発表することになりました。保護者の方々にも参観していただき,有意義で楽しい時間となったと思います。
3年生に発表することが決まったとき,子ども達は嬉しい反面,不安も感じたようでした。「先生,これ3年生には難しいと思う。」「3年生にもわかるように,もうちょっと工夫したい。」そんな声が,子ども達から上がりました。3キロという赤ちゃんの重さを体感できる工夫も,クイズを取り入れた発表方法も,子ども達が提案したものです。「なんとかわかるように伝えたい。」という想いが,子ども達を突き動かしているようでした。
作家井上ひさしの言葉に「難しいことを易しく 易しいことを深く」という言葉があります。難しい内容を,誰でもわかるよう簡単に。簡単なことを,深くおもしろく。それはこの仕事をする上で,一番基本的なことであり,一番難しいことのような気がします。
本当の学びの力とはなんでしょうか。本校は学習の中で子ども達同士の主体的な学びの場を大切にし,話し合い活動を積極的に授業に取り入れています。話し合いや発表の様子を見ていると,お互いの考えを積極的に出し合い,意欲的に発表する場面が見られる反面,中には内容が分らない子をほったらかしにしがちであったり,テレビで観たり塾で習ったりした難しい言葉を並べるだけで深く考えられていなかったりする子ども達もいます。そこからもう一歩,踏み出してほしい。そんな想いからの今日の発表会。子ども達は3年生のために,たくさんの工夫をしてくれました。難しいことを易しく 易しいことを深く。知り得た知識が子ども達の中で本当の学力になるように働きかけることも,私達の大きな役目です。