学校日記

【3年生】ことばの力がぐんぐん伸びる3年生 素語りと発表より

公開日
2026/02/20
更新日
2026/02/20

3年生



「おはなしをきく会」が行われました。今回は、絵本を用いない“素語り”です。どんなお話が始まるのか——本を選ぶ時間も子どもたちにとっての楽しみのひとつ。語るお話は、子どもたちと一緒にあみだくじで決まり、どんな物語が始まるのかワクワクしながら耳を澄ませていました。


3年生の子どもたちは、ちょうど年齢を“◯つ”と数える頃で、言葉だけで語られる物語を耳で聴き、頭の中で自由に映像化する力が大きく育つ時期なのだそうです。そのため、素語りはまさにぴったりの学びの機会です。語りが始まると、子どもたちは語り手の声だけを頼りに、頭の中でそれぞれに情景を思い描くので、お話の世界にぐっと引き込まれていき、集中力が一層高まります。頭の中でそれぞれに情景を思い描きながら、お話の世界に没頭している子どもたちの豊かな表情が印象的でした。


語り終わったあと、本に描かれたイラストを見ると——「えー!思ってたんとちがうー!」という驚きの声があがり、自分の想像との違いに盛り上がる姿が見られ、図書室が笑顔で包まれました。素語りならではの“想像する楽しさ”と、“自分の中にひろがる世界”をたっぷりと味わった温かいひとときとなりました。






国語科「つたえたいことを、理由をあげて話そう『お気に入りの場所、教えます』」の学習では、話す力・聞く力を高めることを大切に取り組んできました。単元のはじめには、単元のゴールとなる発表のモデルを視聴し、子どもたちは「話し方の工夫」と「構成の工夫」を目標として設定しました。


学習を重ねるにつれ、伝えたい思いをどのように形にするか、子どもたち自身が考えながら活動を進める姿が見られました。単元末の発表会では、声の大きさや強弱(あえて弱くする)、話す速さ(あえてゆっくり話す)、間の取り方(あえて間をあける)、資料(写真・絵)の見せ方(注目してもらうために指し示す)など、話し方のポイントをしっかり意識しながら、聞き手に分かりやすく伝えようと工夫する姿がとても印象的でした。


また、この単元の学びを支えていたのが、これまで継続して取り組んできた音読の積み重ねです。「抑揚をつけて読む(話す)」ことは、今ではどの子にとっても当たり前になり、かつて「棒読みをやめよう」という小さな目標から始まった学級の課題が、見事に花開いています。聞いている側が思わず引き込まれるような声の使い方ができるようになっている子が増え、その成長ぶりに大きな喜びを感じます。


この学習の動機は、あの「フジバカマプロジェクト」で、たくさんの人に自分たちの思いや願いを伝えたい!!!という熱い思いでした。そんなきっかけがあったからこそ、『伝わる話し方』『届く語り』をより磨き上げることができたのだと思います。


話すことが楽しい、伝わることが嬉しい──。

子どもたち一人ひとりが、表現の力を確かに伸ばした単元となりました。