学校日記

【3年生】思いがめぐり、世代をつないだ一週間

公開日
2026/03/17
更新日
2026/03/17

3年生

フジバカマの植え替え ― つないでいく、子どもたちの想い

フジバカマの作業も今年度最後となりました。今回は、自分たちが大切に育ててきた植木鉢から、学校にある植木鉢へと植え替える日。
根に傷がつかないよう、そっと、そっと。子どもたちは指先に全神経を集中させながら、慎重にフジバカマを移していきます。

外はまだまだ寒く、手を入れた土はとても冷たく凍えそうです。
それでも、文句を言う子はひとりもいません。むしろ、土に触れる手つきは優しく、その表情には「フジバカマを守りたい」という思いがにじんでいました。

作業を終えた子どもたちの中には、自然と箒を手に取り、周りの掃除を始めてくれる姿もありました。
誰かに言われたわけではなく、「最後だから、きれいにしたい」という気持ちが行動に表れているようでした。

フジバカマへの愛情。
そして“つないでいきたい”という願い。

その思いが詰まった植え替えを経て、フジバカマはきっと、次の世代へと受け継がれていくことでしょう。
子どもたちの心の中にも、静かに大切な何かが育っているように感じられる時間でした。


“音のない賑やかさ”ハッピー給食

毎週楽しみにしている「ハッピー給食(机を合わせるハッピーテーブル)」の日。放送が流れ始めると、いつも通り自然と声を出さずに耳を澄ませる静かな時間が生まれます。
しかしその静けさの中にも、メディア委員会の児童の言葉が始まるまでのBGMの短い時間には、子どもたちの笑顔や身振り手振りが生み出す“音のない賑やかさ”が満ちており、思わずシャッターを切りたくなるほどの素敵なひとときでした。
声を出さなくても、これほど生き生きと交流を楽しめる3年生の姿に、クラスのあたたかな空気が感じられます。


6年生のふるまいに心がぐっと動いた日

今年度最後となる6年生との交流給食。憧れの6年生が教室に入ってきた瞬間、3年生は大歓声。
同じ班に来てもらったお兄さん・お姉さんとじゃんけんをしてもらうだけで大喜びで、笑顔があふれる時間となりました。

食後には、6年生が「椅子はどこに片付けますか?」と自ら声をかけてくれる場面もありました。こちらが遠慮して断っても「いえ、体育館に戻るのでついでですから」と最後まで丁寧に関わろうとする姿に、3年生はますます憧れの気持ちを強くしていました。
最高学年としてのふるまいに触れ、背中で学ぶ貴重な時間となりました。


1年生の未来を照らした3年生の姿

外国語活動では、1年生に向けて英語の絵本の読み聞かせに挑戦しました。
本番に向けて、発音や間の取り方、読むスピードや動作などを真剣に練習してきた3年生。いよいよ本番を迎え、どの子も堂々とした様子で読み聞かせをやりきりました。1年生からは「すごい!」「動きや鳴き声があったから、英語でもわかりやすかった!」とたくさんの拍手。

しかし、本当に素晴らしかったのはそのあとです。
読み聞かせを聞いた1年生から感想をもらったあと、今度は3年生が自分の思いを伝える番に。「どうだった?」と聞かれた瞬間、たくさんの手が勢いよく挙がり、1年生もびっくり。
しっかり伝えようとする姿勢、思いを言葉にしようとする意欲が全身からあふれていました。

1年生が驚いたほどの積極性——。
「大きくなったら、こんなふうに自分の思いを表現できるようになるんだね!」と1年生にとっても、未来への希望が膨らむ時間となりました。


斎藤隆介作品から広がる深い読みの世界

国語科「登場人物について考えたことを伝え合おう」の学習で、斎藤隆介さんの『モチモチの木』という作品に出会いました。
「豆太ってどんな人物?」をテーマに仲間と考えを交流する中で、子どもたちは、豆太の気持ちの揺れや勇気の芽生えに、自分自身を重ねながら深く読み進めていました。

さらに、斎藤隆介さんの他の作品にも触れ、登場人物の生き方や考え方を、自分と比べながら語り合う姿が印象的でした。作品を越えて思いや考えを広げていく姿に、子どもたちの読解の力と表現の力の高まりを感じます。