学校日記

『水引って,…なにかな?』

公開日
2010/07/13
更新日
2010/07/13

学校のようす

 元町学区にお住まいの「地域の伝統工芸家」上田 茂雄様はじめ,地域の皆様のお手伝いのもと,日本の伝統文化である『水引』づくりに3年生の児童が挑戦しました。
 はじめに,京都の伝統工芸の一つである「水引き」について紹介していただきました。水引とは、贈り物の包み紙などにかける和紙でできたヒモのようなもので, こより(細く切った紙をよったもの)に糊をひき,乾かして固めたものです。
 もともと宮廷への献上品には紅白の麻の紐で結ぶ習慣がありましたが,室町時代後期になると麻の紐の代わりに紙縒に糊水を引いて乾かして固め,紅白あるいは金銀に染め分けた紙糸が使用されるようになったそうです。
 現在では,封筒に付ける飾り紐や贈答品に添える置物として実用品ですが,趣味として作成する人もいるそうです。また,元結も水引の重要な素材のひとつとして,現在の相撲の髷(まげ)に使用されています。
 水引にはさまざまな結び方がありますが,基本的な結び方は「結びきり」,「あわじ結び(あわび結び)」,「花結び」の3種類です。これら三つの結び方が持つ意味さえおさえておけば,いろいろな場合に対応できるそうです。
 水引きに実際にふれ,水引きの技法の基本を実際に教えていただきましたが,なかなかうまくいきませんでした。やはり『匠』の技には遠くおよびませんでした。
 しかし,書や品物を引き立てる水引きの精緻性とその美しさ,その背後にある人の心遣いに,少しは迫れたのではないかと思います。そして,これらの体験を通して,子どもたちの中に京都の伝統文化への興味・関心がわいてきたように思います。
 よい体験学習をさせていただき,上田 茂雄様はじめ,お手伝いの地域の皆様,本当にありがとうございました。