学校日記

すいみん その23 ストレスに強い子どもの育て方

公開日
2013/08/28
更新日
2013/08/28

保健の部屋

8月23日(金)午後3時〜4時30分 元町小学校ふれあいサロンにて,
「第1回学校保健委員会」を以下の内容にて開催しました。
              
 講演:ストレスに強い子どもを育てる
 講師:医療法人 ひつじクリニック
    (心療内科・精神科・神経内科)
    副院長  市村 麻衣 先生
   
 講演の流れ:1 ストレスって何だろう?
       2 ストレスは心身にどのような影響を与える? 
       3 ストレスは悪いことだけなの?
       4 ストレスを乗り越える力 —レジリエンス—
       5 ストレスを防ぐセルフケア

まずは,『あなたの「ストレス」を教えてください』という質問から。
(市村先生より,皆様に参加度を高めていただければとの思いから書き込み式の資料が配布されました)
参加者全員が一斉に,個々のストレスを書き込みます。
「暑さ」「心配事,不安なこと」「睡眠時間が取れない」「食事作り」…等
ご講演は,参加者の今感じるストレスを知ることからスタートです。


上記1〜5のご講演の中に盛りだくさんの例を挙げ,
ストレスに強い子どもの育て方について,身近で分かりやすいご講演をいただきました。
(下記参照)


1,ストレスって何だろう?
・ストレッサーとは:自分にストレスになるもの
 (悲しいこと・苦しいこと・驚くこと・楽しいこと…)
2,ストレスは心身にどのような影響を与える?
 →慢性化すると破綻する
 身体疾患(高血圧・糖尿病・心臓病)
 精神疾患(不眠症・適応障害・うつ病・パニック障害)
・5日の睡眠不足で不安が強まる(8時間と4時間の睡眠で脳活動変化測定)
 →睡眠不足により,不安と混乱が高まり,抑うつが強まる
3,ストレスは悪いことだけなの?
・子どもには子どものストレスが
 (テストの結果・友達とけんか・授業がわからない・新しい勉強法を教わって大変…等)
・適度なストレスは成長に
 過重なストレスは破壊に
・ストレスを重ねない
 (友達関係・受験勉強・両親の不和・転居・いじめ)
4,ストレスを乗り越える力:レジリエンス
(変化と問題に対処し困難の最中に立ち直る力)
・子どものレジリエンスを高めるには
 リスク要因を減らす
防御要因を増やす
・レジリエンスを高める要因
 (個人の特性,家族や親族との関係,社会的資源や機会)
・母親と子どもの関係
5,ストレスを防ぐセルフケア
・ストレスは心のバロメータ
・ストレス↓→脳細胞↑  睡眠・運動↑→脳細胞↑
・ストレス気分転換力とは
 (離れる・楽しむ・別のところで発散する)
・楽しむ:リフレーミング(枠をつけかえること)
・ストレス対象と距離をおく
 (時間的・物理的・心理的)
・ストレス解消法をたくさん身につけましょう
 (5分・60分・半日・1日でできること)


ご講演の最後は,『 こころを強くする4つの魔法 』
のご紹介をいただきました。(すいみん その24参照)

質疑応答では,昔と今のストレッサー増加(特に精神面の増加)に関する質問や,子どもに求められることが多い情報化社会の課題や,ストレスに『気づく』大切さに関する質問や,人間はうまくできていて,できる人もできない人もストレスがあり,ストレスがかかっても気分転換できる能力があることに感心した,…等のご意見もいただきました。
また,ご参加いただいた学校5師の先生をはじめ保護者の皆様方から多数のご感想をいただきました。    
(ご感想については,すいみん その25に続きます)