京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2017/03/31
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平成29年(2017年)3月24日(金)京都市立開智幼稚園は閉園式を挙行。129年の歴史に幕を降ろしました。 だいすき開智幼稚園。ありがとう開智幼稚園。さようなら開智幼稚園。(記事の更新はありませんが,左のメニュー「過去の記事」から懐かしいページをご覧になれます。)

クマバチ

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都会の中の幼稚園といっても,結構,虫がたくさんやって来ます。最近,見かけなくなってしまいましたが,クマバチがよく飛んでいました。体調が2センチぐらいでけっこう見た目が大きくずんぐりした体型ですので,恐ろしげです。しかし,ブーンという羽音をさせてヘリコプターのように空中でホバリングしているのは雌がやってくるのを待っている雄で産卵管をもっておりませんので,刺すことはありません。子ども達はこのハチを見たら大騒ぎしていましたが,そんなハチだと思って見ているとどことなくユーモラスなハチに見えます。子ども達には「みんなが遊んでいるところを見に来ているのかなあ。驚かしたり,いたずらをしたりしなかったら刺したりしないよ。」と話しています。幼い子ども達ですので,ハチには基本的にいたずらしないようにと念を押して教えておかなくてはなりませんが。こんな感じのハチだと簡単なイラストを描いておきました。

平成25年度が始まって

 昨年度,初めて幼稚園に異動してきてあっという間の1年間だったので,今年はもう少しゆとりがあるかなと思っていましたが,とても,それどころではありませんでした。あっという間に4月が終わりました。教育目標や学校評価年間計画をホームページになんとか4月中にアップしました。

 せっかく園長室からというコーナーがあるのだから,書きたいこともあるので,書こう書こうと思っているうちにどんどんと時間が過ぎてしまいました。

 個人的なブログみたいになってしまってもいけないとは思っていますが,園長がどんな人なのかということも伝えてほしいというお声もありますので,日頃考えていることなど書かせていただきます。

 一緒にアップした2枚の写真です。1枚はカイチー君という園庭にある猿の置物です。これはかなり歴史があるようで,その由来について私は全く知らなかったのですが,今年度入園してきた子の保護者からご自身が開智幼稚園に在園していた時にすでにあったとのことで,カイチー君を見るととても懐かしいと話をしておられました。なるほど,普段はまったく気にならない置物でしたが,名前もありそういう由来があったということになると,そもそもこれはいったいいつからどういう経緯で置かれたのかということも興味がわいてきます。自分が幼稚園にいた頃のものがまだそのまま残っているというのは,やはりとてもうれしいことだろうと思います。子ども達をずうっと長年見守ってきているんだなと思うと,カイチー君を大事にしないといけないと思った次第です。子ども達も時々,カイチー君にいたずらしている時があります。きっと大きくなったら,懐かしく思い出してくれるようなものになるのだろうと思います。

 もう1枚の写真はハート池です。園庭にある小さな池です。近年,保護者のお声からこの池の水が濁っているからもっときれいにしたらどうかというお声も聞くことがあります。しかし,この池にはメダカ,ドジョウ,タニシ,藻が実にバランスよく生態系を保って過ごしています。メダカもタニシも繁殖しています。自然に近い状態である池になっています。水槽のように澄んだ水にしてしまうと,おそらくこの池のよさがなくなってしまうように感じています。というか,むしろ今の状態をできるだけ保ってあげたいと生き物のことを考えるとそう思ってしまいます。この池も時々,子ども達がのぞき込んでいます。ちょっと,いたずらに砂を投げたりする子もいますが特に目新しくないのか最近はいたずらされることもなくなってきています。私は毎日のようにのぞき込んでいて,タニシやメダカがその日の気候,気温によっておもしろい動きをしているのを感心して眺めています。これ,どうして子ども達に気付かせてあげればいいかなあと思いつつ,見守っています。

 たわいもないような話を書きましたが,開智幼稚園に対するほのぼのとした思いや自然に対する感性にかかわるお話を書かせていただきました。


 

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京都市立開智(かいち)幼稚園 KIGA・KAICHI
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