京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/01
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3年生学年アセンブリを行いました!

 12月20日(水)3限目に,7階大講義室にて,3年学年アセンブリを行いました。
 例年,年内の授業締めくくりと冬季学習講座(1・2年)や冬季進学補習(3年)前のこの時期に,これまでの振り返りと来年への更なる飛躍に向けて,各学年ともアセンブリを行って生徒の意識づけを図っています。3年生も授業はまだまだ続きますが,約1箇月後に迫ったセンター試験に向けての説明会ということで,諸注意やこれからの勉強への姿勢についてアドバイスを行い,生徒たちは熱心に聞いていました。

 最初に,進路部久保先生による,センター試験及びその後までを含めた学習の進め方等についての注意・激励です。
 まずはセンター試験受験にまつわる注意事項です。受験票や成績請求票の取り扱い,会場への下見の重要性,当日の出欠確認等々,これまでの失敗例を踏まえて丁寧に説明して下さっていました。各自,当日慌てることのないように「受験上の注意」をしっかりと読んでおいて下さい。
 そして,「現役生はこれからが本番」であり,これまでの先輩の歩みを確認しながら,「自信を持って力強く進んでいくように」と激励して下さいました。この中で,先輩たちがセンター試験までにどれくらい伸びたのかを,直近に行われた模擬試験からの比較データを赤裸々に示しながら解説して下さいました。ほとんどの生徒は伸びていることが確認でき(中には200点近く伸びた生徒もいます),生徒たちの“自分の点が伸びるのか”という不安を少し解消できたように思えました。また,センター試験終了後から国公立2次試験までは約40日間あり,モチベーションをしっかり保って,最後の最後,後期試験までやりきる学習をしよう,という話がありました。

 締めくくりは,学年主任の富永先生からです。センター試験では朝一から頭が回すためにも朝型の生活を心がけてしっかり学校生活を回しましょう,と話されました。この日はそのまま冬季進学補習が午後から始まるということもあり、生徒たちは気持ちを引き締めてアッセンブリ後の進学補習へ臨んでいました。
 今回の大学入試センター試験は,1月13日(土)14日(日)に実施されます。1週間前の5日(金)6日(土)には,学校でセンター直前演習を行います。内容やスピードを考えながら,一人一人が戦略的に目標や計画を立てて,最後の最後まで頑張って力を伸ばしていってほしいと思います。
 健康にも十分留意して,ガンバレ,西京13期生!

写真 上 センター試験での伸び具合
   中 久保先生から諸注意
   下 富永先生から激励


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京都市立中学2年生対象「市立高校グローバルフェスタ2017」に参加しました!

 12月16日(土)13時30分から16時まで,京都市立日吉ケ丘高等学校を会場として,「市立高校グローバルフェスタ2017」(主催:京都市立高等学校長会/共催:京都市立中学校長会/後援:京都市教育委員会)を開催しました。

 このイベントは,中学校生活の折り返しの時期を迎え,各自の将来について考え,準備を始める時期にさしかかった京都市立中学校2年生の希望者を対象として,京都市立高等学校の特色ある取組の紹介や体験授業を行うことを通して,「高校における学びの魅力」や「将来どんな生き方をするのか」を考える契機とし,キャリア発達を支援することを目的として,2014年から行っているもので,今回で4回目を迎えます。(前回までは,西京高校を会場として実施いたしました。)

 各校とも50分間の体験授業を2つ行い,生徒の皆さんは希望する2校の授業を体験しました。以下,西京高校の体験授業ブースの様子をご報告します。

 本校の体験授業は,各回約40人(2教室に分かれて体験しました。)が参加し,「グループワークを通じてビジネスアイディアの作成をする」という内容で,西京高校を卒業した大学1,2回生がファシリテーターとして参加しながら行いました。本来でしたら,高校1年生が参加するところですが,この日は後期中間考査中で残念ながら,参加することができません。そこで,エンタープライジング科でグループワークを行ってきた卒業生に声をかけた所,14名の学生が集まってくれました。

 各回とも,各教室で司会者が,「目的・今日のゴール」「ディスカッションの意義」「ルール(恥ずかしがらずに自分の意見をしっかりと言う/他のメンバーの意見に耳を傾ける)」という骨子で全体説明をしました。各班にいるファシリテーターは,知らない人と行う初めてのグループワーク体験を前にして緊張している中学2年生の参加者たちを元気づけていきます。

 中学生3〜4名のグループごとにファシリテーターが1名つき,アイスブレイクの後にお題をもとに意見交換です。今回のテーマは,「あなたの街にみんなが笑顔になるハンバーガー屋さんを作ろう」です。40分程度の短い時間ですが,気軽にアイディアを出し合いながら,キャッチコピー・アピールポイント・イチオシ商品・ターゲットとなる客層等を話し合っていました。最後にグループごとに「計画書」にまとめ,アイディアを発表して交流しました。交流した後,司会者が「一人で考えていた時には気づかない新たな着眼点が浮かんでくることがグループワークの良いところ」「西京高校では安心して自分の意見を率直に言える環境がある。言いたいことを出し切れなかった人は,この続きを是非西京高校に入学してから体験してほしい」とまとめて終了しました。

 今日の体験を一つの契機として,中学生の皆さんの進路展望(高校選択にとどまらす,どのような形で社会に自らの能力・良さを生かし,貢献していくべきかを考えることも含めて)が深まっていってほしいと思います。保護者の皆様も最後まで熱心にご参観くださり,有り難うございました。ご参加下さいました生徒保護者の皆様に心から御礼申し上げます。また,会場校の日吉ケ丘高等学校の関係者の皆様,各高校の生徒スタッフの皆さんもお疲れ様でした!

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 1枚目 会場の様子,教室の様子,ファシリテーター集合写真等
 2枚目 各班の計画書 

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第3回学校説明会を行いました!

 12月16日(土)午前10時から,本校7階大講義室にて,第3回学校説明会を実施しました。中学3年の生徒・保護者約70名,また中学1,2年生の生徒・保護者約50名,計約120名の方々が参加して下さり,「入学後の学習活動及び学校生活」「入学者選抜実施概要」等,第2回説明会と同じ内容について,その際のビデオ映像も交えながら説明させていただきました。

 ご参加の皆さんの感想です。
・生徒の方々のVTRを見ることができて,とても親近感がわきました。入試直前ということで詳しい入試情報や,西京生の一日などを知ることができ有意義な時間となりました。今日のアドバイスを励みに毎日頑張って,合格への一歩を踏み出したいと思いました。
・以前参加した時よりも,西京高校への関心が高まりました。西京高校の徹底した英語教育と海外フィールドワークなどのグローバルな活動を通して,社会に貢献できるような力を身につけたいと思いました。国公立大学進学という目標をもった仲間と,さらなる高みをめざせる西京高校に魅力を感じました。そのような目標を持った方々が行事も全力で楽しみ主体的に取組まれている姿を見て「両立」する力が身につけることができると思いました。

 全体説明の後はご希望の皆様に校舎見学・個別相談などをしていただきました。公私ともにお忙しい中,多数ご参加下さり,有り難うございました。
 寒い日が続きます。受検生の皆さんにおかれましては,体調管理にも気を付けてください。西京高校は,頑張る皆さんを応援しています。



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卒業生企画「エンプラフェスティバル」を開催いたしました。

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 中高一貫教育研究大会,SGH中間報告会の最後の企画として「エンプラフェスティバル」を開催いたしました。

 平成18年にエンタープライジング科1期生が巣立ってから11年がたち,今年の3月には12期生が卒業いたしました。現在,1期生から8期生までの卒業生が大学等を卒業して,社会人として活躍しております。「エンプラフェスティバル」では,現在社会で活躍する卒業生を招き,各人のキャリアについて,在校生に対してプレゼンテーションをします。卒業生を通してエンタープライズ教育を振り返り,今後の教育活動に役立てたいと考えております。
 この企画は,4年前の平成25年に実施された中高一貫教育研究大会のオプションとして初めて開催されました。それ以降,東京にてエンタープライジング科西京関東会主催で「東京エンプラフェスティバル」が4回実施されました。これは,関東在住のエンタープライジング科1期生から現役の大学生までが集い,パネルディスカッションとブース発表・質疑応答を通して就活支援を行うことを目的としています。今年2月には京都でも卒業生主催で行われています。今回は,在校生にも身近な卒業生のキャリアを伝え,聞くことによって,自分のキャリア形成に役立てることを目的としています。多くの附属中学生,高校生が参加することができ,盛会となりました。
 14時30分から1期生の甲斐万里子さん(上野学園大学講師)から「プロフェッショナルになるために」というテーマで基調講演が行われました。甲斐さんは音楽教育がご専門で,現在大学で研究者としてご活躍されています。海外での学会発表の経験も豊富で,自身の海外留学で学ばれた貴重な体験もお話されました。「ナンバーワンでオンリーワンがかっこいい。もっとみなさん感動体験をたくさんして,自分を出していきましょう!」とメッセージをいただきました。
 そのあとは,各ブースに分かれ約20名の卒業生の皆さんが,在校生に対して現在のお仕事の内容,高校時代に行っておくべきことなど,エンタープライジング科ならではのお話をしていただきました。在校生にとって憧れの先輩からの貴重なメッセージは,今後の学びの動機づけにつながったことだと思います。
 約2時間にわたるプレゼンテーションでしたが,参加していただいた方々と充実した時間を共有することができました。あらためまして,プレゼンテーションをしていただいた卒業生の皆様には感謝申し上げます。ありがとうございました。次回,また皆さんとお会いできることを楽しみにしています。最後になりましたが,企画運営に携わっていただいた実行委員の皆様,お疲れ様でした。お礼申し上げます。

後期球技大会が盛況のうちに終了しました!

 11月27日(月)午後,晴天にも恵まれ予定通り後期球技大会が実施されました。前期の球技大会とは違い,3年生は後期末考査中で1,2年生のみで大会は運営されます。開会式で竹田校長は「一生懸命『必死』に頑張ってプレーすることを期待します。」と述べられ,生徒諸君を激励されました。
 グラウンドではサッカー,アリーナではバレーボールが行われ,それぞれの試合で大きな歓声が聞こえてきました。
 この行事も,自治会の生徒スタッフの皆さんが大活躍です。試合進行,得点計算,アナウンスなどなど組織的に運営しています。また,バレー部の皆さんが的確に審判を行っています。自分たちの行事を自らの手で行う姿勢を今後も期待しています。(写真下)
 
 最後は,エキジビションマッチがおこなわれ,先生チーム対生徒有志チームの試合で大盛り上がりです。今年も生徒チームの勝利に終わりましたが,次回こそ先生チームのリベンジを見たいものです。
 以下結果を発表いたします。

1年バレーボール
1位3組,2位2組と5組
1年サッカー
1位1組,2位5組と7組
1年総合
1位3組,2位5組,3位7組

2年バレーボール
1位2組,2位1組,3位5組と7組
2年サッカー
1位1組,2位3組,3位4組
2年総合
1位1組,2位2組,3位5組


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「能楽交流鑑賞会」に向けての事前学習会を行いました!

 11月25日(土),土曜学習講座終了後の11時50分から,7階大講義室にて,1年生全員を対象に,「能楽交流鑑賞会」に向けての事前学習会を行いました。
 この取組は,来る12月19日(火)に行われます「能楽交流鑑賞会」(主催:一般社団法人京一商西京同窓会/場所:金剛能楽堂/対象:1年生全員及び京一商西京同窓会会員/歴史:平成24年度[10期生が1年生のとき]から始まり,今回で6回目)に向けた事前学習として能楽師の方にお越しいただき,能楽の基礎知識や演目の紹介等を講義していただいているものです。

 はじめに,1年生の司会生徒より講師の先生の紹介がありました。
 本年度も,宇高竜成先生(能楽師シテ方金剛流)がお越し下さり,能楽についての基本的な知識をわかりやすく解説してくださりました。
 能楽は仮面劇であり,歌と舞,ストーリーのあるミュージカルであるというご説明の次に,能楽で用いられる面(おもて)や装束を実際に見せていただき,面や装束の由来について解説を受けました。能面が角度によって表情を変えていく姿を確かに感じ取ることができました。
 能の演技や舞についての解説では,何らかの具体的な行動を模写した「ものまね芸」と,抽象的な表現である「幽玄」を披露していただき,間近で本物の能楽の一端を見た生徒たちはただただ圧倒されていました。
 『「ものまね芸」は,パントマイムのようなものでリアリズムとは逆,「ないものを見せる」,つまりわざと見せないでリアリティーを感じるものです。「幽玄」は,抽象的表現でこれが理解しにくいものですが,「言葉で絵をかく」,そうすることによって受け取り側の好きなようにイメージできるのです。』とご説明いただき納得。
 最後に,能の音楽についても,西洋の音楽と対比しながら教えていただきました。各楽器の形状や演奏法も日本独特の様式でありながら,ソロパートやビートなどは音楽としての共通点があり,この音楽が能の世界観をつくるために欠かせない存在であることがよくわかりました。
 宇高様,お忙しい中ご来校下さり,誠に有り難うございました。12月19日の鑑賞会が楽しみです。

※おことわり
 宇高先生の「高」の文字は,使用可能文字の関係使用可能文字との関係から,先生の戸籍姓とは異なる文字を使用しています。ご理解の上,ご海容ください。

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京都工学院高校2年生の皆さんと交流しました!

 京都工学院高校2年生10名の皆さんが,11月20日(月)に来校され授業に参加されるなど,本校生徒と交流しました。高校2年生のこの時期に,大学受験に向けた心構えを確かなものにしていきたいという目的で今回の交流が実現しました。
 9時よりオリエンテーションを行いました。本校進路部の久保先生より西京で実施している進路学活の内容を紹介させていただきました。「どこに行くではなく,何がしたいのかを明確にすることが重要で,大学に合格する事だけがゴールではありません。」と,西京が一番大切にしている内容をお伝えさせていただきました。
 校舎見学を兼ねて,3年生の授業見学を行った後,実際に2〜5名に分かれていただき2年生の授業に参加されました。3,4,5,6限の4時間の授業(IEC,化学研究,数学2B,EEC)に積極的に参加されていた姿勢が印象的でした。
 昼休みには,ランチミーティングということで自治会のメンバーと昼食を共にしました。同じ高校生同士,お互い学校の近況や悩み事など交流できたようです。
 授業終了後の振り返りでは,「楽しい授業で,刺激を受けました。」「さらに頑張ろうと思えました。」と前向きな感想をいただきました。西京生も刺激をいただいたようで,普段の授業より緊張感があったと,担当していただいた先生方から伺いました。
 高校2年生は,高校生活の折り返しの時期をすぎ後半に向かいます。お互いが切磋琢磨して,充実した高校生活になるよう頑張っていきましょう!

写真 昼休みのランチミーティングの様子

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2年生人権学習でルワンダ・ジェノサイドに関する講演会を行いました。

 11月16日(木)7限,7階大講義室にて,本校元教諭で現在は「ルワンダの学校を支援する会」代表の服部欧右先生にご講演を頂きました。演題は「ルワンダ・ジェノサイドから学ぶ 生命・人権・平和 〜隣人はなぜ殺人者に変わったのか〜」です。
 ルワンダはアフリカの中央部に位置し,四国の1.4倍ほどの面積を有する内陸国です。現在では「アフリカの奇跡」とも言われる経済成長を成し遂げ,日本でもコーヒー豆の生産やIT産業,エコツーリズムのさかんな地域として知られていますが,1990年代半ばには深刻な内戦を経験しました。わずか数か月のうちに数十万人〜百万人を超える人々が犠牲となり,第二次世界大戦期のホロコーストをも上回る速度で殺戮が行われたといわれています。講演者の服部先生は現地調査・教育活動を実施され,本校インターアクト同好会の生徒と共にフランス人ジャーナリストのルワンダ虐殺に関する本の翻訳を行い,出版される等,長年にわたってルワンダでの活動に取り組んでこられています。服部先生の実体験や現地で撮影された写真,映像,現地の方の証言などの資料を交えながら,丁寧に解説をいただきましたが,その出来事の重みに多くの生徒が衝撃を受けた様子でした。
 副題にもなっている「なぜ隣人が殺人者に変わったのか?」という問いに対して,多くの生徒が印象に残ったとして挙げていたのが,つくられた概念としての「民族」です。ルワンダ・ジェノサイドにおいて対立したツチ族とフツ族は,決定的破局が訪れるまではごく身近に暮らしており,言語や文化も共通していて,通婚なども行われていたと言います。実際に,現在では一定の和解がなされています。にも関わらず,悲劇は起こりました。日本に住んでいると実感しにくい「民族」という概念の重要性やこれが形成される過程の複雑さについて,今一度考える機会となりました。また,ルワンダ・ジェノサイドに限らず,世界史上における殺戮は「恐怖の利用」と「同調圧力」によって生じていると,繰り返し服部先生は強調されました。この点についても,「周囲に流されず自分の意志を持つことが何よりも重要である」と,改めて実感する生徒が多く見られました。
 生徒が生まれる以前の,外国における歴史的事件についての学習であったため,自分に引き付けて理解することが重要です。生徒はLHRで事前学習を行い,本日の講演会に臨みました。生徒諸君は,国際的な視点をもって社会の諸現象を捉え,自分自身の問題として行動してほしいものです。
 服部先生,ご多忙のなか,本日は貴重なご講演をありがとうございました。


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3年生人権学習でLGBTに関する講演会を行いました。

 11月9日(木)7限に,7階大講義室にて,3年生人権学習の一環としてNPO法人HIVと人権・情報センター所属の村上貴大先生をお招きしてご講演をしていただきました。
演題は,「LGBTについて学ぼう 〜普通って何だろう〜 」です。
 近年,欧米諸国を中心に同性婚が解禁される等,LGBT(レズビアン,ゲイ,バイセクシャル,トランスジェンダーなどの性的マイノリティ)に関する人権課題は世界的に注目を集めています。その当事者として課題に取り組まれてきた方より,日本のLGBTを取り巻く環境や実態についてお話をいただき,生徒はみな真剣に耳を傾けていました。
 講話の中で特に印象に残った部分として,多くの生徒が「LGBTが全人口に占める割合は約8%である」という統計的事実に注目していました。LGBTに関する課題は,その人口の多さから最も身近な人権課題のひとつであるとされる一方で,可視化されにくい現状があります。「性はわれわれが考える以上に多様なものである一方,多くの制度や社会の仕組みは2つの身体的性ではっきりと区分されている」と述べられたことを受け,日本の社会がマイノリティにとって必ずしも住みよいものではないことについて,生徒達は考えさせられたようです。また,LGBTの当事者にとどまらず,「周囲の人がもつイメージから解放され,自分らしく生きることが多くの人の自己実現をもたらし,豊かな社会の形成につながる」というお話を受け,「自分らしく生きる人の姿勢を応援できる人間になりたい」と言葉にした生徒も多く見られました。
 このように,LGBTという視点を通して広く社会のあり方や人間の生き方について考える機会となり,生徒達にとっては貴重な経験となりました。先生自らの人生経験も踏まえながら丁寧にお話をいただき,大変意義深い時間でした。
 「多様性(ダイバーシティ)が,これからの社会の発展のためには必要不可欠である」という認識は一般的なものとなりつつありますが,日本のLGBTを取り巻く環境に象徴されるように,必ずしも実現しているものではありません。一人一人の個性と自由な発想を重視する本校としては,とても重要な学びを得る機会であり,これを期に,生徒たちが自らや社会のあるべき姿についてより考えを深めてくれたものと期待します。
 村上貴大先生,お忙しい中ご講演くださり,有り難うございました。

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第2回学校説明会に多数のご参加ありがとうございました!

 11月11日(土)13時30分から,7階メモリアルホールにて,第2回学校説明会を開催しました。中学3年の生徒・保護者の皆様約600人が参加して下さり,「西京高校における学習活動及び入学後の学校生活」「前期選抜の実施概要」等についてご説明させていただきました。

 冒頭,竹田校長は「本校では,卒業時の進路目標を国公立4年制大学に絞って,生徒諸君・ご家庭とともに学校挙げて進路実現に取り組んできました。一方,単に難関大学に入学・卒業するだけでは,複雑化・グローバル化する現代社会で活躍・貢献することはできません。思考力・判断力・表現力といった資質能力を,本校独自の主体的・対話的な深い学びを通して身に付けていただきたいと思います。」「本日の説明会の目的は3つあります。一つ目は,西京高校の教育内容・指導方針を理解していただくこと。次に,入学後の学校生活,学習活動や進路指導について理解していただくこと。最後に,2月に行います入学者選抜の概要等について理解を深めていただくことです。この説明会を通して,本校への志望を固めていただき,4月にはエンタープライジング科(以下,EP科と略します。)第16期生としてご入学下さることを祈念しております。」と参加の皆様方にご挨拶いたしました。
 次に,岩佐教頭から,「本校における学習活動及び入学後の学校生活」と題して,EP科の特色や学校での一年及び一日の流れ,学費や附属中学校からの内部進学生との関わり等についてご説明いたしました。「どこの学校に進まれても,勉強するのは当たり前です。それだけでは激動する社会を乗り切れません。本校では,社会で活躍・貢献するために社会人力を育成します。」「西京には普通科が設置されておらず,全員がEP科生です。同じ条件のもとで学習・学校行事・部活動等に取り組むことが出来るわけです。」「高大接続改革の中で,大学入試制度が変わります。西京の教育プログラムで十分対応が可能です。どうぞご安心なさってください。1年次のグループワークや海外フィールドワーク(以下,FWと略します),2年次の課題研究における論文作成等さまざまな場面において,エンタープライジング科の生徒同士で対話しながら創り上げていく活動を重視しています。」等のポイントを挙げつつ,「こういった,全力で取り組む学園祭・FW活動・課題研究での論文作成等々の取組は,大学入試には関係ないように見えるかもしれませんが,こういうことこそ実は大切であり,その過程で自分の器を広げていくことができ,大学での学びの動機づけになるのです。」と,本校が大切にしている点をご説明しました。
 途中には,1年生フィールドワーク委員の生徒や,今年の夏に行いました2年生「トップリーダー研修」(アメリカボストンでの研修)参加生徒代表による実施概要や自分が得たもの等の説明もありました。
 また,全体会終了後のポスター展示,本校生徒による個別相談(4階廊下で実施)では,生徒や保護者の皆様にそれぞれの体験談を熱心に説明していました。
 3番目に,大塩進路指導部長から,「進路指導の概要」ということで,合格状況や進路希望実現のための取組について御説明しました。「受かる大学ではなく入りたい大学へ」「受験は団体戦」をモットーに,最後まで志望を下げずに粘る西京の取組について詳しくお話ししました。
 そして,「卒業生から見た学校生活」と題して,今春卒業の12期生3名に聞くミニ座談会も行いました。受験を決めた時期や理由,入学後の印象(内進生・外進生それぞれの視点から),勉強と部活動との両立,進路指導等で有難かったこと,西京で経験したことで今役に立っていること等を,それぞれの言葉で率直に語っていただきました。最後に,参加の中学生の皆さんに「西京のいいところ」(様々な課外活動→コミュニケーション力を磨けた/勉強・部活・課外活動何でも一生懸命打ち込めてメリハリがあって楽しかった/EP科だけ→学年全体で一つのチームとして頑張れた,等)を紹介して座談会は終了しました。
 最後に,宮越教務主任から「入学者選抜の概要」(日程・配点・選抜試験で求める力等)を,教科担当者から各分野の検査について,それぞれご説明しました。

 ご参加者の皆さまからの感想を,いくつかご紹介します。

「とても分かりやすい説明で,西京高校の魅力が伝わりました。さらに行きたいと思いました。」
「受付や案内をされていた生徒の方々も大変しっかりきびきびと,でもにこやかに対応されていて感心いたしました。」
「在校生や卒業生の実際の話が聞けて,疑問に思っていたことや聞きたかったことが分かって良かったです。試験対策も具体的で分かり易かったです。毎日楽しく頑張っている様子という印象を受けました。」
「入試で問われるポイントや各科目の詳細が説明され,またそれまでの学校紹介と入試で問われているポイントの関連も明確化されており,大変参考になりました。」
「説明会に来るたびにいい学校だなあと思います。こんな学校で学べたらいろんな可能性が広がる気がします。全員がエンプラ生というのも魅力です。ともに頑張る仲間がいるのがいいですね。」
「卒業生の話がとても説得力があり,良かったです。自分で考え,主体的にチャレンジしていく人を育てていく教育方針に共感しました。また,説明会の前に流していたビデオが良くできていて,楽しさが伝わってきました。」
 
 お忙しい中多数ご来校下さいまして,誠に有り難うございました。
 本日ご都合のつかなかった皆さんには,12月16日(土)にも同じ内容で第3回学校説明会を本校にて行います。ぜひお越し下さい!

[写真]
 1枚目
  左上 学校長挨拶 右上 教頭による学校概要説明
  左下 進路部より 右下 選抜概要説明
 2枚目
  上から1枚目 海外FW委員
     2枚目 トップリーダー研修 
     3枚目 卒業生(12期生)からみた高校生活
     4枚目 生徒による個別相談
     5枚目 生徒によるポスター説明

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全日制
12/26 1年2年冬季学習講座 大掃除 3年冬季進学補習
12/29 学校閉鎖日
12/30 学校閉鎖日
12/31 学校閉鎖日
1/1 (元日) 学校閉鎖日
京都市立西京高等学校
〒604-8437
京都市中京区西ノ京東中合町1
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