京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/14
本日:count up22
昨日:704
総数:2856870
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
    

1年生保護者の皆様へ-1年学年主任より

画像1
 休校期間が延長になることが決定いたしました。5月9日のFW保護者説明会にてお会いしてお話ができる予定でしたが、それも中止となってしまいましたので、保護者の皆様にお話ししたかったことに加え、この休校期間中のお願いを述べさせていただきます。

1.休校期間中の生活習慣について
 現在生徒たちは毎朝の体温や健康状態について、moodleを利用して学校に連絡をしてくれています。毎日ほとんどの生徒が時間通り(10時まで)に入力を終えてくれている状態です。とにかく健康観察の入力が学校と家庭との生命線と思っておりますし、毎日moodleを確認するという意味でも、入力の確認をご家庭でもお願いいたします。また、1年生については北本から「起床時間・就寝時間・学習開始時間」の3つの時間を固定しようと呼びかけています。通常の授業が始まってからも、この3点が固定されていると生活が安定し、学習習慣の確立がしやすいと考えております。ご家庭にもご協力いただきながら、この3点固定を実現できるよう生徒たちに呼びかけていこうと思っております。

2.休校期間中の学習について
 ご心配なのは学習についてかと思います。現在moodleにてテストの実施や課題の提示・提出などを行っております。ほとんどの生徒が提出できている状態で、しっかりとついてきてくれています。学年で調査したところ、現在家庭での学習時間が平均で5時間程度確保できているようです。自宅で制服に着替えて学習に取り組んだり、自室のスペースを自習室仕様にしたりと、個々に工夫を凝らしながら休校期間の学習を進めてくれている生徒もいるようです。今後は、オンライン時間割となり、より本格的に高校での学習がスタートしていきますので、ご家庭での環境づくりにご協力いただければ幸いです。

3.休校期間中の教員からの発信内容について
 学年として、この休校期間においても「学びを止めないこと」や「規則正しい生活習慣を保つこと」はもちろんですが、加えて「学校とつながっていること」も大切だと考えております。そのために、学年として様々なことを考え、実行していることを共有させていただきます。良ければお子様と話題にして頂き、見ていただいても良いかと思います。

〇毎日更新「担任団コラム」
 日替わり(平日)で担任団が決められたテーマでコラムを書いています。1周目のテーマは「わたしの青春時代」で、今週からは「わたしの失敗談」となっています。担任団のことを知るとともに、頑張る気力になってくれればと思っています。

〇(ほぼ)毎日更新「学年主任のつぶやき」
 学年主任北本のとりとめもない話から今日の気づいたこと、ちょっと真面目な話など、気ままに書くコラムを今のところ毎日更新しております。「ちょっと頑張ってみようかな」と一歩踏み出す勇気になったり、毎日の気分転換になってくれればと思い更新しております。

〇学年通信(不定期更新)
 休校期間に入り、アンケート等をした結果を知らせることや、学年全体に共有したいことなどを中心に、学年通信にして配信しています。進路や休校期間のこと等を中心に配信していこうと考えております。

〇学年企画
 入学して間もなく休校となってしまいましたので、自己紹介もままならず…というクラスも多いということで、有志の生徒スタッフを募り、(1)クラスでの交流ができる企画 (2)学年団の教員を知ることができる企画の2つを募集し、現在実施に向けて話し合いを行っております。moodleを活用して話し合いを進めており、このGWでクラス交流等をオンラインで行う予定です。

4.保護者の皆様へのお願い
 現在、学年として以上のようなことを検討・実施しております。この休校期間が少しでも生徒たちのプラスになるように、学年として提供していこうと考えておりますので、今後ともご理解のほど、よろしくお願い致します。学年として、保護者の皆様に以下3つお願いをさせてください。

〇生活習慣の補助
 学校として、色々なことを通じて生徒の現状を把握しているところではございますが、実際の生活の様子はわかりかねるところが多くあるのも事実です。休校期間が延長され、長期化してくると生活習慣が乱れることが予想されます。ご家庭におかれましてはよくお話し合いの上、左に書きました3点固定の実施など、お声掛け頂ければ幸いです。また、学習習慣につきましてもその様子を見守っていただきますようお願いいたします。

〇自立・自律の支援
 この期間は生徒たちが自分の未来に向けて自分の力で歩みを始める大きなチャンスであると考えております。高校生として、一歩踏み出す力をつけることも大切だと思っておりますので、その点につきましてもよくご家庭でお話し合いいただきまして、自立・自律した生活を送れるようなご支援をしていただければ幸いです。

〇奨学金についての確認
 現在、奨学金につきましてもその情報をmoodleにて配信しております。何か気になること等ございましたらお子様を通じてでも結構ですのでご連絡ください。

 休校期間が延長となり、保護者の皆様におかれましてもご不安が絶えない日々かと存じます。こういう時だからこそ、学校と家庭とが信頼し合って子どもたちの学びを支えていきたいと思っておりますので、何かあればご連絡ください。

 1年学年主任 北本 竜也

17期生2年生保護者のみなさまへ-2年学年主任より

画像1
 先日,休校期間が延長されることが決定しました。3月の休校スタートからここまで,お子様にはmoodleを通して,健康観察や教材配信などを行ってきましたが,GW明けからはもう少し授業に近い形で,学習環境の提供ができるよう準備をしているところです。
 新しいクラスと新しい担任で新年度がスタートしたものの,残念ながら,またもや通常の学校生活が再開とはなりませんでした。高校生活において,友人たちとともに過ごす時間は非常に貴重なもので,それが共有できないのはとても残念に思います。また,教員としましても,みなさんの顔を見てやり取りしながら授業ができないことが何よりも辛いです。幸いにもインターネットを活用して,学校ともつながることができていますので,これを最大限に活かしていきたいと思います。十分ではないかもしれませんが,学校としてもお子様の学習が継続的に進めていけるように環境を整えています。遅くなりましたが,この場をお借りして2年生も保護者のみなさまに,この期間のご報告と今後も含めた休校期間中のお願いを述べさせていただきます。

1 健康観察について
 生徒たちは毎朝,体温や健康状況について,moodle上に入力をしています。毎朝9時までに,と生徒には3月の休校期間のスタートした時点からお願いをしているところでありますが,なかなか時間内には入力ができていない現状があります。毎日お子様の顔が見られない中,担任団が生徒とつながり,健康状況を把握すること,また生徒自身が規則正しく生活するためにも意味がありますので,引き続き時間までの入力の確認をご家庭でもお願いいたします。

2 日々の連絡事項などについて
 各科目の小テストや課題の〆切日を一覧にしたカレンダーをmoodle上にアップしてあります。また,毎日一回連絡事項を一まとめにして更新しています。過去の連絡事項については,教科・部署ごとに分類をしてすぐに確認できるようにしてあります。毎日一回の連絡事項の更新を8時45分に行い,これを朝SHRに代替するものと位置づけていますので,規則正しく生活するための一助となればと思っています。生徒がやるべきことが分からない場合は,まずは連絡事項やカレンダーの確認をするようお声かけいただけたらと思います。

3 学習について
 始業式翌日の4月9日(木)〜5月6日(水)までちょうど4週間あり,これを1週間毎4つのタームに分け,一日合計7時間程度を目安に,すべての科目で各タームでの学習指示をしてきました。またそれぞれのタームで小テストや提出物,学習状況を把握して,教科担当や担任団からメッセージや電話で生徒とやり取りをしています。各ターム終了時には,やるべきことをおさらいしながら回答できるフィードバックを入力してもらっており,自身の学習状況を自分で把握できるようにしてあります。今後はオンライン時間割となり,より授業に近い形で学習を進めていきますが,登校して受ける授業とは異なり,なかなか集中して学習に取り組めない場合もあるかと思います。ご家庭での環境づくりにもご協力いただければ幸いです。

4 休校期間中の教員からの発信について
 毎日,連絡事項を更新するときに単なる連絡を書くだけでなく,小テストの取り組み状況や課題についての教員からのメッセージも併せて記載しています。ターム終了時には,担任から個々に合わせたメッセージを全員に送ったり電話したりするなど,継続して声掛けを行っています。また,担任団としましては,1,3年生と同様に,毎日更新の「担任団コラム」の発信をしております。内容は「私の青春時代・高校時代」「生い立ち」「経験」「最近読んだ本」「考えていること」「最近あったこと」等,内容について特に指定はせず,生徒が読んだ後に,「よし今日も頑張ろう」と思える話が書けたらと思っています。よろしければ,保護者の方もお読みいただければ幸いです。

5 朝のラジオ体操について
 やはり登校がないことによって,朝きちんと起きられていない生徒も一定数います。そんな生徒が何をしたら規則正しく生活できるか,ということを考え,まだ始めて数日ですが,朝のラジオ体操を企画し,実施しています。「朝活のススメ」と称し,朝カラダを動かすことで作業興奮を得て,一日のやる気を引き出せたらと思います。まだ学年で40人ほどしか参加できていませんが,これも生活習慣を整える一助となれば幸いです。

6 奨学金について
 他学年と同様に,現在募集中の奨学金や昨年度の奨学金一覧をMoodle上で情報発信をしています。進路指導部が窓口となっています。お子様と情報共有をしていただき、該当する場合はお子様を通じてご連絡ください。

 休校期間が延長となり,保護者の皆様におかれましても不安が絶えない日々かと存じます。我慢を強いられる生活が続き,なかなか普段通りにはいかないかもしれませんが,家にお子様がいるからこそ,普段できないことや時間をとった進路の話などもできるかと思います。この期間をなんとか耐え抜いて、再開できるよう願っています。お子様の進路,学習などご不安な点,ご相談等,微力ながら何かお役に立てることがございましたらいつでもご連絡下さい。

 2年学年主任 上原 直

2年生オンラインでのラジオ体操

 本日(4/27)8:40から2年生の有志へ呼びかけ,Zoomを活用しオンライン上でラジオ体操を行いました。2年生担任団は,アリーナを中心に職員室や教室等から自宅の生徒たちへ連絡事項もまじえながら配信しました。オンラインでのSHR,参加者は一部であったものの久しぶりに仲間が集まることができました。在宅のままだと学習モードへの切替えが難しいものです。2年生は,明日もラジオ体操を実施します。学習へのスイッチを入れる方法を皆さんも工夫してみてください。
画像1
画像2
画像3

1年生オンラインでのスタッフ会議

 本校ではmoodle上で学習課題を送受信するなどオンラインでの授業を実施するとともに,毎日の諸連絡や健康観察を行っています。
 さらに昨日と今日の一両日では,1年生が各組ごとに実施するクラス行事を検討するオンラインでのスタッフ会議を行いました。各クラスのスタッフもオンライン上で募集し,手を挙げた有志による白熱した議論が展開されています。
 誰もが経験したことがないオンライン上のHR活動,より良いものとなることに期待しています。
画像1
画像2
画像3

ICT活用(動画配信へ向けた研究)

 学校では休校が長引くことに備え,オンライン授業の様々な形態を研究しています。本日は,動画配信用の素材を撮影し,どのような映像が生徒にとってわかりやすいか,試行錯誤しながら研究を重ねました。
 休校が長引く際には,教科・分野によっては,より効果的な活用場面において映像等を配信することを検討して行きます。実施にあたっては,ご家庭のネットワーク環境にも十分配慮しながら配信を行いますので,ご理解とご協力をお願いします。
画像1
画像2
画像3

ICT活用(オンライン授業の施行実施)

 臨時休業中の学習課題については,始業式で配布したものに加え,課題等をmoodle上で配信していますが,2年生数学で希望者を対象にオンライン授業の施行実施を行っています。
 現在,生徒を通じて本校のmoodle上で家庭でのネット環境調査を行っています。まだのご家庭はご協力をお願いします。生徒の自宅でのネット環境を踏まえて,オンライン授業の在り方について検討を進めて参ります。

・上の写真:春休み中4/4のZOOM自習室の様子
・下の写真:moodleでの4/15数学質問会の様子

画像1
画像2

受験生を持つ保護者の皆様へ-3年学年主任より

画像1
受験生を持つ保護者の皆様へ
 4月18日(土)に行われる予定だった保護者進路説明会が中止になりました。私は非常に楽しみにしていましたので、保護者の皆さんに会えなくて、残念でなりません。そこでお話しする予定だった内容を主に、いくつかの項目に分けてお伝えしたいと思います。

1.奨学金について
 本校3年生対象の奨学金(現在分かっているもの)一覧をMoodle上で情報発信をしています。進路指導部が窓口となっています。お子様と情報共有をしていただき、該当する場合はお子様を通じてご連絡ください。

2.受験生との付き合い方
●勉強時間
 受験生は1日10時間を目安として考えてください!(もちろん、量の確保の次は質です)
 学校に来れないこの逆境を逆手にとって、自分の弱点補強や1,2年の復習、特に理社の復習を完璧にしておくことは、再開後、最大の武器となると思います!

●保護者の意見の強さ
 保護者の意見が受験生にとって強い決定材料になってしまいます。「保護者と話し合い妥協点を見つける」受験生は25年前27.8%→2019年現在52.5%(駿台調べ)と約倍になっています!これは、保護者が弱気になってしまうと、受験生も弱気になってしますといえます!保護者の皆さんもお子さんを信じて強気でいけるところまでいきましょう!

●親のサポート
 過干渉はダメですが、無関心もダメです!お子さんは頑張って戦っています。生活面、精神面のサポートをどうかよろしくお願いします!

●安全志向・現役志向
 これは本当に年々高まっています…。昨年度がその傾向のピークでしょうか。今年度は浪人生が少なく、お子さんの自己実現(進路実現)を達成する最大のチャンスだと思います!そりゃ、現役で大学にいけるに越したことはありません。その気持ちは同じです。だからといって、どこの大学でも良いわけではないですよね!?その点も踏まえ、家族会議をしっかりと行っておいてください!

●B判定
 模擬試験での判定については、受験生よりも保護者の方がA,B,C,D,Eの判定にばかり目がいきがちです。お子さんの頑張りや学力が実感できず、ついついアルファベットに目がいってしまいますよね!?でも、模試の日が受験当日ではないので、もう少し冷静に「あとどれくらいで到達できるのか?」をはかる指針にしてもらえたらと思います。また、受験生もB判定をこえないと受からないと思ってしまいがちですが、実際にはD,E判定からでも合格するということを保護者の皆さんも知っておいてください!そのカラクリは後日!

●「大丈夫」という言葉の使い方
 「あんた、受験大丈夫?」とついつい聞きたくなりますよね?でも、「大丈夫?」と聞かれると本人も「大丈夫かな〜?」と弱気になります。だって、本人は大学入試を経験したことないですから!だから、「大丈夫?」ではなく、「大丈夫!」と声をかけてあげてください!

3.求められる力と入試制度
●大学別変更点
 大学入学共通テスト初年度がゆえ、各大学で科目の追加や科目間の配点、2段階選抜の有無など、変更点が目立ってきました。ご家庭でも、お子さんと調べてみてください!例えば京都府立医科大学医学部医学科では従来の科目に加え、小論文が追加されます。

●リーディングVSリスニング
 大学入学共通テストのリーディングとリスニングの配点は大学入試センターの発表では100:100ですが、大学ごとに定めることができます!例えば、京都大学ではリーディングとリスニングは150:50です!昨年度までのセンター試験時よりはリスニングの配点比率は増えました。これは西京高校にとってプラスに働くと思います!

●勝負の試験
 新入試制度改革として、大学入学共通テストが実施されますが、西京生はあくまで個別試験(2次試験)が勝負です!

●お母さんが作ったカレー
 彼らに求められている力の一つが、「逆問題」が解けるかどうかだと思います。例えば、保護者世代の受験は、概ね「レシピをみながらカレーが作れますか?」だったと思います(違っていたらスミマセン…)。これからは、「他人が作ったカレーの隠し味を当てる」ようなものです。お母さんは違いをすぐに当てることができますよね。あら、このカレー何か違うわね…きっとハチミツをたくさん入れているんだわ。」みたいに!だからお母さんはすごいんです!(この話の「お母さん」はカレーを作る人を指しています!)

4.最後に
 生徒と教員はMoodle上でつながっています。これは西京高校の強みです!この強みを生かし、私も学年主任として彼らにメッセージを送り続けます!
 現在は家にお子さんもいて、受験生の親としてストレスを抱えることも多いと思います。それは受験生本人にも言えることだと思います。まずは手洗いをしっかりと行い、感染予防に努めてください。そして、感染拡大を防止する行動をとってください。
 なんとかこの期間を耐えて、再開できるよう頑張っていきましょう!

 長くなりましたが、ご一読くださりありがとうございます!また、保護者進路説明会等でお会いできることを楽しみにしております!

 私は、16期生の頑張りを信じています!

 2020年4月21日 3年学年主任 三浦 幸一郎

ICT活用(教職員のTV会議)

 休校中の学校で教職員は,moodleを通しての生徒への指導や学校再開後の教育活動の準備等を行っています。教職員の打ち合わせでは,3密状態を避けるため,ZOOMを用いたTV会議を実施しています。
 西京高校では,3月はじめに臨時休校となってすぐにZOOMのアカウントを取得し,研修を進めてきました。4月に再度休校となった4/13の会議からTV会議を運用しています。
 また,教育活動でも一部試行的に活用を始めており,現在,本校のmoodle上で家庭でのネット環境調査を行っています。まだの家庭はご協力をお願いします。

画像1
画像2
画像3

学校の様子(校門前)

 快晴の朝です。臨時休校2週目の週末を迎えました。校門前も新緑に色づき,花を咲かせている木々もあります。生徒諸君に見ていただけないのは残念ですが,季節は着々と進んでいます。
 生徒によっては,休校中でも制服に着替え,気分を切り替えて自宅で学習している人もいるようです。主体的に学習できるよう,みなさん工夫をしているようですね。頑張れ西京生!
画像1
画像2
画像3

令和2年度 入学式 学校長式辞

 令和2年度入学式の学校長式辞を掲載します。
 
 花冷えの時を過ぎ,ようやく風光る春の訪れを感じる季節となりました。
 本日,PTA会長 岡本康裕様をはじめ,PTA・保護者の皆さまのご臨席を賜り,令和2年度 京都市立西京高等学校 入学式を挙行できますことに,感謝の言葉を申し上げます。しかしながら,新型コロナウイルス感染防止対策のため保護者の皆様には,ご不安とご不便をおかけいたしましたことをお詫びいたします。学校といたしましては,できる限りの対策を講じたうえで,このような形で入学式を挙行いたしましたことをご理解いただければ幸いです。

 さて,285名の新入生の皆さん,また本日ご列席いただきました保護者の皆さま,御入学,おめでとうございます。教職員一同を代表いたしまして,心よりのお祝いを申し上げます。
 本校は,明治十九年に我が国,第三番目の商業学校として誕生し,後に「京一商」の愛称のもとに文武両道を極める名門校として名をはせ,戦後は一貫して「西京」の校名の下に,普通科・商業科を設置し我が国のあらゆる分野に有為な人材を輩出して参りました。

 平成十五年,本校の伝統のさらなる充実と発展を図るために,『進取・敢為・独創』の校是の下,未来社会を創造するエンタープライズシップにあふれた,二十一世紀をリードする人材を育成するとの教育理念を掲げたエンタープライジング科を開設いたしました。
エンタープライズシップとは,変化の激しい現代社会において,常に新しいものを追い求める「進取の気性」,あえて困難な事にでも立ち向かおうとする「敢為の気概」, 誰のものでもない,自分独自のものを創造していこうとする「独創心」,この三つを総称するものであります。

 我々は,このエンタープライズシップをエンプラ魂と呼び換え,思考停止にならず常に挑戦し続けることを心がけています。

 本校は,社会課題に対する幅広い関心と深い教養に加え,コミュニケーション能力,問題解決力等の国際的素養を身に付け,将来,国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成に積極的に取り組む高等学校として「SGHスーパーグローバルハイスクール」の研究指定を5年間受けてきました。その結果,質の高いカリキュラムの開発・実践を進めることができ,引き続き今年度以降もその成果を還元してまいります。

 また,一昨年,内閣府の提唱する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP):ビッグデーター・AIを活用したサイバー空間基盤技術」に基づき数億円の予算の中で「エビデンスに基づいたテーラーメイド教育の研究実践」を京都大学を中心に東京大学,九州大学,慶応大学と研究連携することを決定いたしました。コンピューターのネットワーク環境を整えたり,教科書をデジタル化したりする等,ツールとしてICTを活用する今までの「教育の情報化」とは全く次元が異なり,生徒たちの学習状況をAIが判断して生徒は「どこで,つまずいているのか。」「どの部分が学習できていないのか。」を分析・見える化することによって,それぞれの生徒に合った学習方法を決定し提供するものです。これが実現すれば子どもの学習の仕方も教師の役割もそして教育の在り方も大きく変化します。在籍する西京の生徒みなさんの教育の個別・最適化を進め,そして未来の教育を良くするために,この国家プロジェクトに臨んでいきたいと考えています。

 新入生の皆さんは,この進化しつづける西京高校エンタープライジング科第十八期の入学生となり,輝かしい本校の歴史に新たなる一ページを刻んでいくことになります。130年を超える西京の歴史の歩みの中で培われた伝統の上に立ち,これからの社会を積極的にリードする人材となることを期待され,またその責任を負っているといっても過言ではないと思います。

 今年度は,波乱の幕開けとなりました。誰もが経験したことがない状況が世界中で広がっています。様々な情報が飛び交い,中には間違った情報に踊らされ,正しい判断ができず日常生活が混乱するという状態がありました。学校生活の中でも,教育活動が制限され皆さんの学習権を十分に保証できない環境に陥っています。

 そのような中,私たちは何を考え,どのように行動しなければならないのでしょうか。

 知り得た情報が正しいものなのかを判断するために,発信元や根拠があるのかを,皆さんは必ず確認しなければなりません。そして正しい情報に従って,自分の行動が適切であるかを考えましょう。そうすれば集団の妄想に引きずられることなく,冷静に正しい行動をすることができるはずです。
 明日から学校は,5月6日まで休校となります。再開までの1ケ月間,皆さんは何をしなければならないのでしょうか。学校は必要な情報をHPやmoodle等を通じて皆さんに発信いたします。情報を受け取るだけではなく,その情報を活用し,今何をすべきなのかを自分で考えて行動してください。

 私から具体的なアドバイスです。皆さん,本を読みなさい。いい本との出会いは皆さんの価値観を大きく広げることになります。ぜひこの間,皆さんがいい本と出会うことを期待しています。

 どんな難問にも答えはあります。挑戦すればその答えを導き出すことができます。今,世界中で人類は見えない敵と戦うという難題に直面しています。我々は,今できる正しい行動をとり,この難題の問いを導き出そうじゃありませんか。皆さんの今できる挑戦に期待いたします。

 結びにあたりまして,本日ご列席の保護者の皆さまに,心よりのご祝詞を申し上げ,さらに力強いご支援を本校教育に寄せられることをお願いいたしまして,本日の式辞といたします。

令和2年4月8日    
京都市立西京高等学校 校長 岩佐 峰之

画像1画像2
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
全日制
7/11 2年進路保護者説明会
7/16 1年人権学習(6,7限)

卒業生のみなさんへ

進路結果

学校評価

保健室より

お知らせ

学校いじめ防止基本方針

スーパーグローバルハイスクール

京都市立西京高等学校
〒604-8437
京都市中京区西ノ京東中合町1
TEL:075-841-0010
FAX:075-822-5702
E-mail: saikyo@edu.city.kyoto.jp