京都市立学校・幼稚園
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15期生学年行事にて,EP1の代表発表,海外FWコース別集会が行われました!

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 前期期末テスト終了の翌日10月4日(水)は,午前は学年行事,午後は西京祭体育の部の準備が行われます。15期生の学年行事では前期エンタープライズ1(以下EP1)の代表発表と前期最後の海外FWコース別集会が行われました。
 前期のEP1では,「ビジネスアイデア企画」と「ポップカルチャーの分析」(詳しくは,9/5と9/25の記事へ!)を行いました。生徒による投票と15期生担任団,教育推進部の選考を総合的に判断した結果,以下の6班に代表発表をしてもらいました。

<ビジネスアイデア企画>
6組7班:「どろん」(代表発表者:1-6井上空)
3組6班:「匠”isoda”の素晴らしい作品」(代表発表者:1-3片山好人)

<ポップカルチャーの分析>
D-6班:「アイ♡ドル」(代表発表者:1-5安井琴美)
A-4班:「カオナシは何を表しているか?」(代表発表者:1-2松井健心)
E-7班:「千と千尋の神隠し」(代表発表者:1-3三田亮太郎)
G-5班:「Sprited Away〜2つの視点から〜」(代表発表者:1-7武部祥大)
(*ポップカルチャーの分析からは,グループのメンバーは内外融合です。)

 6組7班:「どろん」は,傘に4つの「ドローン」をつけて,ユーザーが歩くと同時に傘も動くといった優れものです。D-6班「アイ♡ドル」は,AKB48などに見られる現代のアイドルブームは現実型「育成ゲーム」であるという仮説を立てました。数十人の聴衆を前に班員ローテーションで行った前回の全体発表とは異なり,学年全員の前で発表するという大きな仕事でしたが,どの生徒も上手に発表することができていました。
 全体発表の後は,教育研究部長の藤岡先生から前期EP1の総括をいただきました。テーマは「『勉強』に対する見方」です。「問いの設定」(「問題化」する)→「調査・考察」(一定の「解」を与える)→「発表・議論」(世に問う)という「探究プロセス」を図示し,今自分たちが何をしているのかを再確認しました。後期からは,EP1の授業は全て海外FWにあてられます。ここでは,形式は問わず「今の自分を超える」ことを目標にする,さらにはその過程あるいは後で「どのような力を身に付けたいか」を自分に問う作業の重要性を説かれていました。
 EP1発表の後には海外FWのコース別活動が実施され,秋課題についての連絡がありました。後期からはいよいよ,現地でのFWのための班決めを行います。秋休みを十分に活用し,FWに役立てましょう!

EP2 社会科学ゼミ探訪!

 9月27日は,水曜日ですが金曜日の時間割に変更されています。いつもは金曜日に行われているEP2ですが,27日(水)6,7限に実施しています。今回は,社会科学ゼミを紹介します。
 33名在籍している社会科学ゼミでは,社会学や歴史学の手法を用いて,「環境」の捉え方,読み取り方について学び,統計学的なデータ分析や,歴史学的な資料研究を用いて問題にアプローチします。これにより時間や空間の異なる文化を具体的に捉えつつ,現代社会への示唆を得ることで,対象の分析に留まらない,実証的な考察をめざすのが社会科学ゼミです。
 今回,滋賀大学教育学部准教授安藤哲郎先生をお招きしました。
 安藤先生のご専門は歴史地理学。主に京都の歴史を地理学の観点から考察することを研究のテーマとされています。
 冒頭に,近々の研究成果として古文書における「京」と「洛」の違いについての分析結果をお話しされていました。古い文献をテキスト分析にかけ,例えば「帰京」「帰洛」の使い分けには違いがあるのかについて,身分,位,住む地域,使用時期など多様な変数を利用し考察をされています。
 また,生徒たちのグループ活動として,京都市内の新旧の地図を,建物,道,地形等からヒントを得ながら,繋ぎ合わせて完成させるというアクティビティーが行われました。さらには,自分ならば平城京をどこに設置するかなども検討しました。生徒たちは,川の位置や地形などを考慮に入れて,あれこれととても楽しそうに試行錯誤を繰り返していました。
 授業後半では,このような検証作業から何が言えるのか,また普段我々が使う道,例えば学校に接する御池通や西大路通りの幅員から一体どういうことが考察できるのか,さらには新旧の京都市内の地図における川や道の描き方の違いから歴史的な何がわかるのかについてお話をされました。
 安藤先生は最後に,「EP2の課題研究において,必ずしも『答え』を出す必要はない。自分の疑問に対して実直に研究を続け,答えがでなければその着想を大学まで持っていけばいい」と仰っていました。唯一の正解を求めがちな試験・入試ではなく,自分の答えを見つけ出すこと,それは多様であっていいこと。そして,そのような研究のモチベーションを保持した上で大学進学を考えてほしいとアドバイスをいただきました。
 最前線で研究されている方を目の前にして,ゼミのメンバーは大変大きな刺激を受けました。安藤先生の言葉を胸に,これからの課題研究,大学進学を自分にとって有意義なものにしてほしいと思います。
 安藤先生,ご多忙中にもかかわらず,ご指導いただきましてありがとうごじました!

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EP1ポップカルチャーの分析ポスター発表会を行いました!

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 9月21日(木)のエンタープライズI(EP1)(6,7時間目)において,「ポップカルチャーの分析ポスター発表会」を行いました。
 この「ポップカルチャー分析」は,これまで取り組んできた「ビジネスプラングランプリ」(日本政策金融公庫主催)の取組が終わり,次の「海外フィールドワークに向けての取組加速化」「2年次でのエンタープライズ2におけるグループでの研究テーマ設定・論文作成への橋渡し」を念頭に置いたものとして,今年で2年目となるプログラムです。
 題して,「解のない問題にグループで取り組み,どれだけ問題を面白く出来るかまとめてプレゼンしてみよう!」です。今回は日本のポップカルチャーを題材に,「その現象が何を表しているのか」「なぜ観る者にウケるのか」を考察して「おもしろい仮説」を作る,という課題を課しました。

ポイントは,
・型にはまったものでなくてよい。あくまで仮説を立てる。(むしろ,間違いから新たなものが生まれるというくらい大らかに構えよう)
・調べてまとめるだけでなく,「自分はこう思う」という視点を必ず入れること。
・主観的な感想や個人的な思いだけではだめ。幅広い知識を使うこと。
進め方は,
・4〜5人の班を作り,テーマを一つ選ぶ。
・班でディスカッションする。
・結論に至るまでの論証の流れ(仮説)を模造紙に図式化する。

 発表会の冒頭は,まずは15期生教員代表デモ発表として,「君の名は」を題材にした国語科 村上先生の教員プレゼンから始まりました。
 次は,生徒たちの発表です。今回の発表では,各人に一人で発表する機会が与えられています。発表の持ち時間は一人につき4分。2分の質疑応答時間には,聴衆からの多くのコメント・質問が飛び交います。さらに,コメントをポストイットに書いて,発表者のポスターに貼っていく作業もありました。これは生徒発案によるもので,メリットは2つあります。1つ目は,どこにどれだけ聴衆が集まったかの指標となると言う点。2つ目は,これまでに行われた議論を可視化し,次の聴衆がそれを踏まえた議論を展開できることです。
 「おもしろい仮説」をいくつか紹介します。まず,「今の社会は”ありのまま”に生きられない?」と題された発表では,いわゆる「アナ雪」のヒットの理由を,現代社会の息苦しさに求めました。「周囲からの目」を気にするあまり,なかなか自分の「ありのまま」をさらけ出すことができない人々の実情を表したのものではないかという仮説を立てました。また「進撃の巨人」を分析した班は,「調査兵団」=反対勢力,「憲兵団」=権力者,「駐屯兵団」=傍観者,と言う構図を示した上で,「進撃の巨人」は「日本社会の縮図ではないか」といった仮説を立てました。他にも,ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は日本人の過酷な労働環境を表している,「SNOWとプリクラの対比構造」など,高校生ならではの柔軟な発想で,こちらの想定を超える「おもしろい仮説」を作り出してくれました。
 多くの生徒は,「与えられた問題」に対して作成者の意図する「解答」を導くことには慣れています。しかしながら,ポップカルチャーの分析を経て,多様な「解」があっていいこと,さらにはその解がこちらの意図とずれていてもいいこと,に気づくことができたと思います。また,今回は,ポップカルチャーを題材に,「その現象が何を表しているのか」「なぜ観る者にウケるのか」と言う問いをこちらから与えましたが,これから取り組む「海外FW」,果ては2年次の「課題研究」では,その「問い」自体をつくり出さなくてはいけません。このように,総合的な学習の時間EPを通して,大学での勉強,さらには社会人になってから必要とされる能力の礎になればと思います。
 最後になりましたが,4月から始まったEP1の前半はこれで終了となります。特筆すべきは,EP1を「生徒運営」により行ったことです。「ビジネスアイデアグランプリ」「ポップカルチャーの分析」など,コンテンツこそは用意されていましたが,授業運営や発表形式,投票などの企画・執行は全て生徒スタッフが行いました。忙しい中,毎週水曜昼に定例会議を行い,議論が行き詰まるたびに臨時会議を開いたりと,大変な6ヶ月だったと思います。周到に計画していた全体発表の計画が5分で頓挫するなど,ハプニングもありましたが,とりわけ委員活動に携わってくれた生徒たちは大きな成長を遂げたことだと思います。
 これからも生徒主体,生徒中心の学校を作り上げていきましょう!

EP2環境科学ゼミが,神戸市の「人と防災未来センター」を訪問しました!

 9月15日(金)2年生環境科学ゼミの32名の生徒が,EP2の時間を利用して「人と防災未来センター」を訪問しました。課題研究を進めていく中で,今年は防災に関するテーマのグループが多く,今回の訪問を計画しました。
 西館3階では,震災の記録フロアとして,阪神・淡路大震災の記録などの展示があり,西館2階では,防災・減災体験フロアとして,災害や防災に関する情報や,地震による液状化現象の仕組みについてのデモなどを実演していただきました。東館3階では,水と減災について学ぶフロアがあり,風水害に関する展示や,南海トラフ地震が起きた際の,震度の推計や津波の高さや到達時間などの展示がありました。
 展示について,生徒の一人は,「地震に関する基本的な知識が得られ,概要は理解できました。」と力強く話してくれました。展示を見学した後は,西館の5階にある資料室に移動し,自分の研究に参考になりそうな文献をリサーチしました。
 資料室で文献調査を行った生徒は,「実際に調査したい内容の文献等を見つけることができ,研究の参考になります。」と嬉しそうに話してくれ,論文に対する意欲を見せてくれました。
 これから,論文の課題設定を試行錯誤する期間にはいります。それぞれのグループで議論を深めていきましょう! 

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15期生海外FW夏課題交流会が行われました!

 9月5日(火)4時間目に15期生海外フィールドワーク(以下海外FW)コース別の夏課題交流会が行われました。(今週は,西京祭の準備のため午前中授業で,時間割変更の関係で木曜日のLHRの時間が火曜日に実施されています。)EP1の夏休みの宿題として海外FWにおいて自分が参加するコースについて,その選択動機とその国についてのキーワードをいくつか挙げた上で,文献調査を行うという課題が課されています。本日はその課題の交流および初のコース別の活動として,それぞれのコースごとに独自の取り組みを行いました。
・シンガポールコース:岩崎育夫著『物語 シンガポールの歴史』(中央公論新社)の1章を読み,シンガポールについての基礎知識を確認。議論。
・マレーシアコース:夏課題で類似テーマをもつ生徒同士がグループで議論。自分の課題を他人に説明することで,興味関心・問題設定を明確化。
・タイコース:6人グループで夏課題を交流。タイの寺院,食文化の興味が多数。「微笑みの国」という一般的なイメージに関して懐疑的な視座で発表をする生徒も。
・ベトナムコース:11人のフィールドワーク委員(以下FW委員)が夏課題を事前にチェック。各生徒の関心に基づきあらかじめグループ分けをした上で議論。
・インドネシアコース:生徒一人ひとりがもつさまざまな関心に基づき,コースとしての「大テーマ」を設定すべく議論。
・上海コース:5人グループを形成し,班内交流を行った上で,最後に各グループの代表が全体に向けて説明。
・グアムコース:1人2分で夏課題発表を行い,それに対する質疑応答。FW委員の部署割り当て,コース長の決定に関する議論。

 以上のように,コースごとに柔軟性をもった活動を行いました。なお本日より,各コースのFW委員が中心となって授業を運営し,コースをまとめ上げていきます。来年3月4日の出発までまだまだ時間はありますが,あっという間に時間は過ぎていきます。実りある海外研修となるように,残り半年がんばりましょう!

写真 上 インドネシアコース
   中 ベトナムコース
   下 マレーシアコース
   
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15期生EP1 アイディア企画演習ビジネスプランの全体発表が行われました!

 8月31日(木)6限に,15期生によるアイディア企画演習ビジネスプラン全体発表が行われました。アイディア企画演習とは,西京高校1年生のエンタープライズ1(総合的な学習の時間校内呼称 以下EP1)の一環として行っている取組で,日本政策金融公庫主催「高校生ビジネスプラン・グランプリ」に参加しています。日常生活で感じる「あったらいいな」をベースに高校生が柔軟な発想でビジネスプランを考案していきます。
 まず,4月末のEP1の授業において,各クラスが複数の「アイディア班」をつくります。そこで各生徒が様々なアイディアを出し合い,グループ内での対話を通じて,一つのビジネスプランを作り上げていきます。6月にはクラス内のグループ間で相互に発表を行い,他の生徒に多くの意見や批判をもらいながら,議論を重ね,改善を繰り返していきます。そして先日全体発表が行われました。
 全体発表では,各クラスのアイディア班がバラバラになって,他のクラスに出張をします。そこでブースを作って,手持ちのタブレットを用いてパワーポイントを用いた発表を行います。
 発表では,事前に配布された15期生全アイディア班の発表タイトルリストを参照しながら,自分の行きたいアイディア班の出張ブースに行きます。「朝の通勤ラッシュを緩和するために,電車のどの車両が空いているかをホーム掲示板でお知らせするサービス。」また,「スーパーで買い物をするときの主婦の苦悩を解決すべく,特定の料理の材料が全てセットになった自動販売機をスーパーに設置するサービス」など,高校生らしい非常におもしろいビジネスプランでいっぱいでした。発表後には一番気に入ったプランを投票し,後日15期生ビジネスアイデアグランプリを決定します。
 さらに特筆すべきは,この3ヶ月にわたるアイディア企画演習の運営を全て「EP1委員」が行ったことです。定例会議を毎週水曜日に設置し(臨時会議もたくさん開きました),会議の資料作成,授業で配布するプリント作成,毎回の授業進行から発表形式等,カリキュラム運営にかかる全ての作業を委員が中心となって行いました。時には授業・発表運営がうまくいかずに失敗をしたこともありましたが,現場で臨機応変に対応し,修正をはかることができるようになった委員は,この経験を通して大きく成長できたことと思います。
 このように15期生は,学習合宿,アイディア企画演習,海外FWと,生徒が中心となって運営をするという基調が大変高まっています。学校や教員から与えられるだけではなく,自分たちで考えて高校生活を運営していく。社会人力を身につけるエンタープライジング科として,非常に望ましい傾向です。このままの勢いで3月のFWまでがんばりましょう。期待しています15期生!


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EP2「環境科学ゼミ」探訪!

 9月1日(金)高校2年生が課題研究に取り組んでいる「エンタープライズ2(EP2)」の時間に,環境科学ゼミを見学しました。
 環境科学ゼミでは,自然環境問題に関してテクノロジーはもちろん幅広い領域からアプローチしていきます。世界で注目されている大気汚染,水質汚染,ごみ問題だけでなく,自然災害などにも興味を持っている生徒がたくさん集まっています。また,他の分野の領域へ横断性も高く,高齢化社会やまちづくりと関連して環境問題を考えたいグループもいます。
 前回は,夏休みの宿題として設定された「自分が興味を持っている課題」に関して,3,4名のグループ内で交流しました。このグループは,以前作成した「興味関心シート」から,興味の内容が近い生徒で構成されています。今回は,前回に引き続きグループ論文のテーマを自分たちの興味関心から絞り込んでいきます。
 学園祭明けの9月15日には,神戸市にある「人と防災未来センター」に環境科学ゼミの生徒全員が伺い,防災と環境に関して文献調査,聞き取り調査をする機会を得ています。
 これらの作業を通じて,個人そしてグループの課題を設定していきます。身近な環境問題から世界に注目したグローバルな視点を盛り込んだ論文が完成させてくれることを,期待しています。

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平成29年度「トビタテ!留学JAPAN」参加生徒が教育長帰国報告会に参加しました!

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 8月25日(金)午後6時から,官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム【高校生コース】」(以下:トビタテ!)第3期生として京都市立高校から参加する8名(うち,本校からは1年生3名,2年生1名,3年生1名の合計5名)による帰国報告会が行われました。
以下本校生徒の報告です。
 1年生の今井さんは,カナダはバンクーバーのアートスクールに留学しました。「英語でしっかりと自分の制作意図を伝えることができるようになった」などアートスクールでの体験を語ってくれました。
 同じく1年生で,カンボジアでのボランティアに参加した田村さんはプノンペンのシルクアイランドにある幼稚園で英語を教え,施設修復の手伝いをしました。田村さんの留学のテーマは「戦争について学ぶ」。キリングフィールドやカンボジアの内戦について現地で勉強し,同じチームとして活動したアメリカ人,フランス人,イタリア人と戦争についてそれぞれ何を学んだか,どう考えているかについても話すことができたという経験を語っていました。
 2年生の下村さんは,アメリカのボストンで,語学学校とバスケットボールスクールに通いました。語学学校入学時のクラス分けテストで高得点をマークし,上位クラスに入ったものの,レベルが高すぎずついていけなかったという苦い経験を語っていました。また,バスケットでは,欧米人に比べ背が低いというデメリットを逆に活かすことができるようなプレースタイルを模索することで対応したと報告しています。
 3年生の小笹さんは,スリランカの病院に3週間滞在し,小児科,外科,PCU(緩和ケア病棟)で各1週間ずつの勤務をこなしました。盲腸と大腸癌の手術に立ち会うものの,専門用語が多く,理解に苦しんだとのこと。さらには患者のカルテが誰にでも見えるところで管理されていたり,手術室のドアが半開きになっていたり,ハエが飛んでいたりと,劣悪な衛生環境であったと話していました。
 1年生の寺中さんは,カナダのケロウナに行きました。語学学校では,高校に入ってから習った高度な文法はほぼ使わず,中学レベルの英語力で十分に対応できたということ。また文法学習はほとんどせず,プラクティカルな英語学習が主であった海外の語学学校事情にとても驚いたそうです。同時に日本の英語教育のあり方に大きな疑問を持つことができたと語っていました。
 また,寺中さんはこの報告会に参加するために西京高校から総合教育センターに向かう途中,外国人に話しかけられ,道案内をしていたために今回の事後報告に遅れて到着したというエピソードも披露してくれました。司会をされていた指導主事の高山先生は,「早速留学の成果を発揮し,国際交流ができましたね」と会場は大きな笑いに包まれました。
 教育委員会の佐藤指導部長からは,「行く前よりもプレゼンが格段と上手になっている。ジェスチャーの使い方など特に」,清水教育企画監,大黒担当部長からは「是非この経験を周りの人に広げて行ってほしい」,在田教育長からは「誰にも頼れないところに一人で行くのは本当にすごい。自信をもって継続的に海外に行き,還元してほしい」とのお言葉を頂戴いたしました。
 トビタテ!では,今後も事後研修並びに,エバンジェリスト活動(伝道師という意味で,この経験や活動を周りに広めて行く活動)が求められます。日本代表として,世界各地に飛び立った西京生5人。これからもどんどん海外に目を向け,西京高校がめざすグローバルリーダーになってほしいと思います!

写真 上 寺中さんの発表の様子
   下 集合写真

「エンタープライズトップリーダー研修」の事後研修を行いました!

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 8月22日(火)14時から16時まで,本館5階535教室において,「エンタープライズトップリーダー研修」の事後研修会を行いました。

 この研修は本校独自に行っているものであり,1年次の3月に全員で取り組んだ海外フィールドワークの成果を踏まえ,グローバルリーダーとして更に次のステージでの研鑽を積みたいという第2学年の生徒を選抜(本年度は16名)して実施しており,今年度が第4回目です。

 4月から始まりました事前研修【「キックオフガイダンス」・「コミュニケーション研修」(アナログコミュニケーションの基礎を学び体得する)・「自己アピールオリエンテーション研修」・「ディスカッション&プレゼンテーション研修」(ネイティブの講師によるオールイングリッシュによる1日がかりのレッスン)・「結団式・決意表明及び京一商西京同窓会様からの奨学金授与式」の計5回】を踏まえて,アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンにて現地研修を実施しました。

 現地での研修は,去る8月1日から9日までボストンにあるレズリー大学の学生寮に泊まり込み,学生チューターとのセッション(英語によるディスカッション,ディベート,プレゼンテーション等を行う濃密なプログラムです)や大学・企業の研究者訪問等を行いました。これらの活動を通して,生徒一人一人がめざす生き方や自らの将来像について広い視野から考える契機とし,併せて自らを表現するスキルを向上することもめざしています。

 その成果を振り返り,今後に向けての意識づけを行う場として,この事後研修を設定しています。
 レズリー大学での研修を終えた参加者全員(2年生16名)が出席し,コミュニケーショントレーナーの西田弘次氏(実践コミュニケーション研究所所長)を再度講師に迎え,講義を交えつつ,現地研修での体験を丁寧に振り返り,まとめを行いました。

 講義の最初に,西田先生は5月に実施した第2回事前研修の内容を振り返りながら,「DO→LOOK→THINK→GROW」というサイクルで「経験を振り返り,同じ経験をした人々で意見交流し,そこで確認した内容で自分がすべきことを意識的に反復し成長につなげていくことの重要性」について説明されました。つまり,実際にアメリカに行く(Do)→それを振り返る(Look)→よく考える(Think)→そして成長する(GROW)という流れです。

 まず,“Look”。一人一分の時間が与えられ,それぞれがアメリカでの思いや経験をプレゼンテーションしました。そこで見せる生徒の姿は,渡米前とはまさに別物。一人一人の目を見ながら,ジェスチャーを駆使し,「積極的に関わることで学びは変わる」「アメリカ人の多様性」「色々なリーダーがいてよい」「誰でもリーダーになれる」,さらには「自分の英語は意外に通じる,英語を話すことに抵抗がなくなった」など現地に行かないとわからない,実体験を通したリアルな感覚を語っていました。

 次に,“Think”。西田先生は,氷山の図を使いながら学習や体験を積むことの意義を,だまし絵を使って固定観念や先入観が人のものの見方に大きく影響を与えることの危険性を強調されました。経験や学習を通して身につけた知見は氷山で言えば水中に隠れている部分のようなものであり,それが大きくなればなるほど明らかにできる部分(人に伝えることが出来る部分)が増えるということ,そしてそれをバランスよく大きくすることによって,固定観念や先入観に左右されないようになっていき,より真実が見えてくるようになるということを強調されました。今回の現地研修で体験した一つ一つの「驚き(異文化)」・・・これらをいかに吸収するかが一人一人の今後の思考や価値判断に大きな影響を与えるわけです。「人間は自らの氷の塊が一番だと思っており(自文化中心主義),それこそが争いの源である」・・・まさに「トップリーダー」たらんとする参加者が熟知しておくべきことではないでしょうか。

 この事前研修→現地研修→事後研修(“DO→LOOK→THINK”)という一連のプログラムを通して,参加した生徒たちは,立派に“GROW”することができたことでしょう。実際にこのサイクルを経てさまざまなチャレンジを乗り切ってきた西田先生による,「この研修で持ち帰った多くの種を,自分の人生に生かす努力を今後も継続してほしい」という熱く説得力のある激励の言葉は,生徒の心に大きく響きました。そして,生徒たちにはまたこれから新しい,そしてもっと大きな“Do”がやってくるはずです。
 今回の経験を大きな糧として,彼らの成長と成果の広まり・深まりに期待しています!

写真 上 プレゼンを聞く参加者の様子
   中 西田先生のレクチャー
   下 集合写真

エンタープライズトップリーダー研修 現地報告7

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 8月7日(月)現地から最終日の報告です。
 研修の最後となる今日は,今までの研修のhard workに対する労いの意味も込め,ボストンの1日自由散策の時間となりました。班のメンバーで回りたい場所を決め,必要な交通手段と目的地での行動を全て自分達で計画したのですが,海外FWを経験した西京生にとってはそんな計画などお手の物。あっという間に効率的かつ安全なプランが出来上がっていたようです。思い思いの1日を過ごし,最後のボストンを満喫できたのではないでしょうか。
 夕方のEvening Sessionでは,この1週間お世話になった現地グループリーダーの皆さんから労いと励ましの言葉をいただき,笑いあり涙ありの温かいFarewell Ceremonyを行うことができました。リーダーたちからのサプライズとしてそれぞれの生徒に修了証が手渡され,さらに今回の研修全体について,「Good Speech Award(優秀スピーチ賞)」「Improvement Award(努力賞)」「Creativity Award(独創賞)」の3部門の優秀者に特別賞としてリーダーたちのメッセージ入りTシャツが授与されました。あっという間の1週間となり,生徒たちは予定時刻を過ぎても最後までリーダーたちとの別れを惜しんでいました。
 さて,明日は日本に向けて大移動の1日となります。深夜3時に寮を出発するので,生徒たちも大慌てで荷造りをしています。最後まで安全に留意して帰ってきます!


写真上 左ボストン・レッドソックスの本拠地球場フェンウェイ・パークにて
    右ボストン・フリーダム・トレイル
写真中 ボストン市ロゴの前にて記念撮影
写真下 優秀賞の受賞者たち
(左からCreativity Award 村田ゆとりさん,Good Speech Award 奥田智子さん,Improvement Award 出田鈴奈さん)

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10/21 土曜活用講座2年-7 2年進路保護者説明会
10/22 1年駿台全国模試(外)
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