最新更新日:2024/04/30 | |
本日:5
昨日:697 総数:2847399 |
PTA保健研修会を開催しました!
6月9日(木)14時から,4階会議室において,保護者の皆様方と本校教職員合わせて,50名を超える会員が参加して,PTA保健研修会を開催しました。講師は,本年4月から本校スクールカウンセラーとして御活躍いただいています葛野憂利華先生で,「思春期の子どもとのつきあい方 〜思春期の子の視点を取り入れて〜」というテーマで講演を行っていただきました。
前半は,思春期という時期について,童話「眠れる森の美女」に例えて解説してくださいました。眠れる森の美女の姫は,糸車に指を刺されて永い眠りについてしまうというストーリーから,思春期には,ただ待つしかない時もある,時が満ちるのを待つしかない時もある,ということをお話しされました。また,王様が国中の糸車を燃やしたことで,かえって姫は糸車に興味をもつことになってしまった,というストーリーから,大人が先回りして危険なものを全て排除することがかえって良くない結果を招いてしまうこともある,ということもお話しされていました。 後半は,葛野先生(聞き役)と本校教職員(相談者役)によるロールプレイを見ていただきました。(1)指示的な聞き方 (2)否定的な聞き方 (3)受容的な聞き方の3パターンで,聞き役の葛野先生が相談者の相談を受けるというロールプレイでした。聞き役も相談者役も迫真の演技のロールプレイで,参加者の皆様も,日頃ご自身がどのようにお子様,あるいは生徒の皆さんに接しているかを振りかえる機会となったと思います。 本研修会での保護者の方のご感想の中から,一部ご紹介させていただきます。 「思春期を眠れる森の美女でたとえ話をされるのは初めて聞きましたが,まさにその通りだと思いました。今青年期に入った息子は,7年間の思春期の後,ある日突然目覚めました。その時が来るのを信じて待つことが大切だったのだと,改めて気付きました。」 「ロールプレイでは,心に響いてくることがたくさんありました。子どもが幼かった時は全力で受け止めていたことが,親の思いのために子どもの本当の気持ちを受け止めてあげられていないと気付くことができました。反省し,ふりかえり,子育てを頑張っていきます」 様々なご意見ご感想を頂戴することができました。また,平日の午後にもかかわらず多数ご参加下さり,本当にありがとうございました。 今後とも,保護者の皆様方と学校とが協力・連携しながら,生徒の皆さんの健やかな成長をともに見守っていきたいと思います。 [写真] 1枚目 竹田校長挨拶 2枚目 葛野先生によるご講演の様子 3枚目 ロールプレイの一場面 |
|