最新更新日:2024/05/08 | |
本日:6
昨日:712 総数:2852388 |
1年EEP特別講演会を行いました!
1月15日(木)6限,7階大講義室にて,1年生全員を対象にEEP特別講演会を行いました。講師は,京都大学大学院経済学研究科博士後期課程1回生の尹冠球(イン・カンキュウ)先生です。尹先生は中国遼寧省大連市の御出身で,高校時代から日本の漫画とアニメに興味を持つようになり,大学卒業後に御専門の農業経済についてさらに研究を深めるために来日され,北海道大学大学院修士課程(農業経営学講座)を経て,現在は京都大学大学院経済学研究科で野菜流通を中心に研究を進めておられます。
本日の講演会は,海外フィールドワーク(以下,FWと略します)に向けての事前準備を目的としたシリーズの一つで,これまで行ってきた「日本・京都を知る」(平安京の都市計画・能楽・京友禅)「フィールドワークとは」等に続く,「経済指標を切り口にして各国を知る」ことを中心にお話しいただきました。 演題は「東アジア経済と日中交流史」。前半では,配付資料やスライドを使いながら,アメリカを除く5つの訪問先(中国,シンガポール,ベトナム,タイ,マレーシア)各国の概況説明や経済規模・賃金・日本との貿易状況等の比較分析を通じて,生徒たちにそれぞれの国についての理解を深めてもらいました。後半では,日中交流の歴史や最近の友好交流の実例,日本文化の浸透状況(いわゆる「哈日族(ハーリーズー)」等)について,「一衣帯水」の関係にある両国の善隣友好関係の更なる発展への期待を込めながらお話し下さいました。 御講演後の質疑応答では,生徒たちから,「なぜ日本に留学しようと考えられたのですか」等,御講演内容にとどまらない質問も飛び出しました。最後に,代表生徒から「FWで訪れる国々の経済状況がよくわかり,日中の深い関わりについても知ることが出来て大変勉強になりました。2か月後に迫ったFWに活かしていきたいと思います。」との謝辞がありました。 尹先生は7限目のコース別事前準備もお残り下さり,上海コースの生徒たちに「東方の明珠」と呼ばれ,「新旧混在・中外兼備」の上海の魅力について更に御説明下さいました。その後,各グループに分かれての調べ学習,レポート作成の場面では,教室内を移動しながら,生徒たちの質問にお答え下さり,たくさんの情報やアドバイスをいただくことができました。「中国人は日本に対して強い興味を抱いている」「日本と中国の経済的関係は切り離せない」等の回答から日中関係の重要性を改めて理解でき,中国に関する知識を深めるよい機会となりました。 6・7限を通して,一つ一つ言葉を選びながら真摯に,丁寧にお話し下さる姿が印象的でした。尹先生,お忙しい中御来校くださいまして誠に有り難うございました! [写真] 1・2段目 御講演や生徒謝辞の様子 3段目 上海コースの事前準備でお話し下さる様子 |
|