最新更新日:2024/05/20 | |
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本校学術顧問・赤崎勇先生が,「チャールズ・スターク・ドレイパー賞」を受賞されました!
本校学術顧問でいらっしゃいます赤崎勇先生が,本年度の「チャールズ・スターク・ドレイパー賞」を受賞されました。授賞式は,2月24日にアメリカ合衆国の首都ワシントンで開かれます。
この賞は,アメリカの研究機関である「全米工学アカデミー」が,毎年選考している3つの賞(ゴードン賞[2001年から],ラス賞[1999年から],チャールズ・スターク・ドレイパー賞[1989年から])の一つであり,この3つを合わせて工学分野における”アメリカ版ノーベル賞”と呼ぶこともあるそうです。 「チャールズ・スターク・ドレイパー賞」は,実用的な技術の進歩や社会の発展に貢献した研究者に贈られるもので,本年度は,赤崎勇・名城大学終身教授(85),中村修二・米カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授(60),ニック・ホロニアック米イリノイ大名誉教授(86)とその共同研究者2人の計5人に対して授与されます。授賞理由は,「世界に先駆けた発光ダイオード(LED)の開発への貢献」です。 受賞者の1人で米ゼネラル・エレクトリック(GE)元技術者のニック・ホロニアック氏は,1962年に世界で初めて赤色LEDを開発し,「LEDの父」として知られる方です。赤崎先生と中村先生は,皆さん御存知の通り,困難とされた青色LEDを開発されました。(なお,昨年のノーベル物理学賞共同受賞者である天野浩・名古屋大学教授は,選ばれませんでした。) 赤崎先生,本当におめでとうございます! 今後とも,先生の御研究がますます進展しますことをお祈りしております。 ※チャールズ・スターク・ドレイパー(Charles Stark Draper,1901年〜1987年)は,アメリカの科学者・技術者で,MIT教授でもあり,NASAのアポロ誘導コンピュータの設計・製作を指揮し,アポロの月着陸を可能にした方です。「慣性誘導装置の父」とも呼ばれています。全米工学アカデミーはドレイパー氏を記念し,毎年「チャールズ・スターク・ドレイパー賞」を授与しています。 (おことわり) 赤崎先生の「崎」の文字は,使用可能文字との関係から,先生の戸籍姓とは異なる文字を使用しています。御理解の上,御海容ください。 |
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