京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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京都大学サマースクールに参加しました!

 8月19日(火)15時から17時20分まで行われました,「京都大学サマースクール2014」に,1年生希望者22名が参加しました。
 これは,京都大学が行う高大連携事業の一つであり,本年2月に京都大学と京都府・京都市教育委員会が締結した「連携協定」に基づくものです。(本校も,府立12校・京都市立3校の「連携指定校」の中の1校として指定していただいております。)今回は,京都を含む7府県の高校57校から約870名の生徒が参加しています。
 「暑い夏の1日,京大生になろう!」と題された本事業は,「研究の最先端に触れることにより,探究心を育て,知的創造力の向上を目指す」「他府県の生徒たちとの意見交換により,相互に知的刺激を受け,視野を広げる一助とする」「個々の生徒たちがそれぞれの未来像を具体化することに寄与する」ことなどを目的としており,松本紘総長の講演と10名の先生方の講義が行われました。
 まず,全体会は百周年記念館1階のホールをメイン会場(生徒約470名)に,同時中継で別会場(生徒約400名)とも結ばれ,松本総長と登壇した8人の高校生それぞれとの掛け合いから始まりました。テーマは「京都大学に興味をもったきっかけ」です。ある生徒の答えから,松本総長は「よく京大は『自由な学風』と言われるが,京大は『自由の学風』。違いが分かりますか?」と新たな問い掛けを生徒にされ,「政府や権力からの自由とよくいわれるが,私は『思い込みや自分の知識から解放される・学界等でこうだと思われていることをリセットして考える自由』だと思っている。」「常識を疑うことから一番面白い研究が出来,京大にはそういう自由な研究ができる雰囲気がある」とおっしゃり,会場の生徒たちは「なるほど」と頷いていました。
 約40分にわたった全体会の最後に,松本総長はスライドを用いながら,「自鍛自恃」(「鍛」は「きたえて強くする」,「恃」は訓読み「たのむ」で「自負する」という意味)や「異自言」(それぞれを独立して解釈するそうで,異なる文化を理解すること・立脚点としてまず自らの文化をよく知り,自分の考えをはっきりと持っていること・相手を受け入れ自分の主張をする「対話」に必要な言葉,3つの大切さを端的に示されたもの),「4ガク<学力・額力・顎力・楽力>のすすめ」など,立ち見も含めた満員の生徒たちに熱く語ってくださいました。
 次の各先生方からの講義は,16時前から約90分間,文学部や工学部の講義室など10の会場に分かれて行われました。「あいまいさを含みながらも強引に良い問題を立てることが重要。でも,立てた問題に引きずられてもダメ」「異文化へのコミュニケーション力と感受性を高めること。画一的な理解や自分の偏見・思い込みによるのではなく,自分の足で歩き・目で見・頭で考えることが大切」など,先生方のメッセージが随所に込められており,生徒たちは熱心にメモを取りながら講義を聴いていました。
 西京生は講義終了後も先生に質問をしたりキャンパスを歩きながら学生に話を聞いたりするなど,貪欲に生の情報を得ようとエンプラ魂を発揮していました。
 暑い一日でしたが,生徒たちは京都大学の風を存分に感じていたようです。貴重な機会をいただくことができ,有り難うございました。関係の皆様方に厚く御礼申し上げます。

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1枚目 全体会の様子
2枚目 全体会での西京生代表の発言の様子
3枚目 講義の様子(一部です)

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全日制
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