最新更新日:2024/04/26 | |
本日:387
昨日:616 総数:2845030 |
PTA保健学習会を開催しました!
6月9日(木)14時から,4階会議室において,保護者の皆様方と本校教職員合わせて40名を超える会員が参加して,恒例のPTA保健研修会を開催しました。講師は昨年度より本校のスクールカウンセラーとしてご活躍いただいています葛野憂利華先生で,「思春期の子たちとの付き合い方〜西京高校でのカウンセリングを通して〜」という演題でご講演を行っていただきました。
ご講演の中で,思春期の心の動きを「塔の上のラプンツェル」の1シーンを用いて,大変分かりやすく解説していただきました。物語の主人公ラプンツェルは,お尋ね者のフリンと出会ったことをきっかけに,18年間閉じ込められていた塔の上から,母親の言いつけを破って外の世界に踏み出します。この時のラプンツェルの心は,外に出られた嬉しさと母親の言いつけを破った不安で,ジェットコースターのように揺れ動きます。この様子は,まさに思春期の心の動きそのもの。親から与えられたこれまでの価値観に疑問を抱き,新しい価値観を自ら作り出そうとする。でも,まだまだ両者の間で揺れ動いている時期が,思春期なのだということをお話しされていました。 後半では,思春期の子どもたちと分かり合うために,葛野先生から「ご自身が関わるのは,どんな人がいいですか?」という問掛けがありました。参加者がそれぞれ思い浮かべた人物像は,子どもたちも同じように思っている,ほどよい関係です。全てを分かり合うことは,例え親子でも無理。でも分かろうとする姿勢が大切だとお話しされていました。 本研修会での保護者の方のご感想の中から,一部ご紹介させていただきます。 「思春期の子どもの心がどのようにして発達しているのか,ラプンツェルの内容を例えにして教えていただき,とても分かりやすかったです。これから子どもと関わる時に今日教えていただいたことを生かして日々過ごしていきたいと思います。」 「頭の中で分かっていることでも書き出すことで整理できました。子どもとの関わり方を考えていかないといけないなと反省しました。」 様々なご意見ご感想を頂戴することができました。また,平日の午後にもかかわらず多数ご参加下さり,本当にありがとうございました。保護者の皆様と教職員が,思春期の子どもたちについて考える時間を共有でき,大変有意義な時間になりました。 今後とも,保護者の皆様方と学校とが協力・連携しながら,生徒の皆さんの健やかな成長をともに見守っていきたいと思います。 [写真] 左 葛野先生によるご講演の様子 右 葛野先生が持参してくださった参考図書 (休憩時間にはたくさんの保護者の皆様が手にとっておられました) |
|