京都市立学校・幼稚園
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1年生有志がラジオ番組の収録に参加しました!

 3月19日(土)と26日(土)のいずれも午後に,本校1年生有志4名が,千本北大路に新しくできつつあるコミュニティ放送局のスタジオで行われたラジオ番組の収録に参加しました。

 この放送局は「FM87.0MHz RADIO MIX KYOTO」といい,本年5月下旬に,「地域と大学の連携」をメインテーマに開局の予定です。今回収録が行われたのは,楽只市営住宅の空き店舗に設けられたサテライトスタジオ「1000KITA STUDIO」で,ラジオ放送を通じた地域交流と地域活性化の事業(「1000KITA(センキタ) ラジオプロジェクト」)が進行中です。

 そのプロジェクト第一弾として企画されたのが,「KATARROW(かたろう)とどけ,未来へ」という高校生が語り合う番組です。西京生有志は,番組の司会やナレーション,ディスカッションのメンバーとして,他校の高校生とともに出演しました。

 まず,収録スタジオの様子に生徒たちはびっくり! 教室くらいの広さのコンクリートむき出しの空間の中に,木材を並べて収録ステージを設置し,マイクなどの録音機材を運び込んだ“手作り”のスタジオです。

 番組収録では,高校生たちはまず,語り合いのテーマとなる歌や物語の朗読を聞きました。そこで感じたことを自分の言葉で語って議論し,最後に大学の先生からコメントをいただきました。多数のリスナーに届けられることに緊張しながらも,普段から何かを発表する機会も多い西京生たちは,自分の感じたことを上手に発信していました。

 今回収録した番組は,6月以降にFM87.0 RADIO MIX KYOTOで放送されます。この番組名には「若者が,京都(“Kyoto”)の明日(“Asu”)を語る(“Talk”)。それは未来を志向する矢(“ARROW”)である」という思いが込められており,西京生から発信される「矢」も多くのリスナーの心に響くといいなと思います。
 参加した生徒の皆さん,お疲れ様でした!

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 1枚目 番組司会リハーサルの様子
 2枚目 番組収録の様子

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【放送部】朗読部門で「優良賞」を受賞しました!

 3月21日(月・祝),立命館高等学校にて「第9回春の高校放送フェスティバルin Kyoto」(京都府高等学校文化連盟放送専門部主催)が行われました。
 朗読小部門(参加者約90名)に出場した1年6組の刈谷葉月さんが,「ホルモー六景」(万城目学さん作)の朗読で見事「優良賞」を受賞しました。おめでとうございます。
 今後とも,更なる高みを目指して下さい!

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【理学部】校内で合宿を行いました!

 3月18日(金)19時から翌19日(土)午前まで,校内セミナーハウスで理学部天体観測合宿を行いました。

 今回はこの3月に卒業した11期生の先輩も参加しての“卒業合宿”でした。本来は天体観測技術の継承等を目的として企画したのですが,あいにく天気は雨。天体観測は中止となり,急遽“泊まり込みでの勉強・座談会”に変更しました。
 西京高校での勉強や部活のこと,楽しかったこと,辛かったこと等,参加者11名が学年を超えて交流しました。1・2年生は先輩の言葉に耳を傾け,来る新年度に胸をふくらませていました。卒業生たちは,西京高校の思い出に浸りながら後輩達との時間を過ごしていました。
 天体観測は行えず残念ではありましたが,各学年にとって有意義な合宿になったのではと思います。

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京都市交通局とタイアップした「マナーアップキャンペーン」の一環で,啓発グッズの配付を京都駅で行いました!

 3月23日(水)午前10時から,京都駅前バスターミナル及び地下鉄京都駅改札付近のコトチカ広場にて,京都市交通局の皆様とともに,本校及び附属中学校の生徒22名が「市バス・地下鉄利用マナーアップキャンペーン」の啓発グッズを配付しました。
 啓発グッズは,本校附属中学校の生徒が考案したキャッチコピー「歩きスマホをやめて分かったこと 今日も空がすきとおっていること」が印刷された紙を同封したマーカーペンです。生徒たちは,「マナーアップキャンペーン よろしくお願いします!」とマナー向上を呼び掛けながら,用意された約2000本のマーカーペンを,約30分間で配り終えました。

 このキャンペーンは,市バス・地下鉄のマナーアップに関する西京中高生と交通局との連携事業の一環として行っているものです。
 昨年末に生徒自治会内部でどのような形でのキャンペーンを行うか検討を重ねた結果,近年特に安全上の課題となっている「スマホのマナー」を中心にしていくことになりました。1月に中高全生徒を対象に「キャッチコピー」と「キャラクター」を募集して校内コンテストを行い,2月には交通局の御担当者とともに最優秀作品を選定しました。(いずれも,本校附属中学1年生の作品です。)

【啓発キャッチコピー】
 「歩きスマホをやめて分かったこと
  今日も空がすきとおっていること」

【キャラクター】
 「もれてる坊主」
  (イヤフォンやヘッドフォンからの音漏れが他の乗客に迷惑になる
   ことを,「てるてる坊主」の絵を用いて表現したキャラクター)

 3月18日(金)の附属中学校修了式・高校終業式では,京都市交通局から最優秀作品受賞者ならびに高校生徒自治会執行部に対して,感謝状が贈呈されました。

 このたび,決定した「キャラクター」と「キャッチコピー」を活用した啓発ポスターとキャンペーングッズが完成し,掲出・配付に至った次第です。

[啓発ポスターの掲出]
 3月23日(水)から,地下鉄各駅は一斉に,市バス・地下鉄の車内には順次掲出されます。(概ね1年間)

[キャンペーングッズ]
 キャッチコピーが印刷された紙を同封した,青色蛍光マーカーペン


 このような意義深い取組の機会を与えて下さいました京都市交通局様に,厚く御礼申し上げます。これを契機として,次年度もマナーアップに向けた更なる取組を推進してまいりたいと思いますので,今後ともよろしくお願いいたします。


 [写真]
  1枚目   グッズ配付時の集合の様子
  2枚目   グッズ配付の様子
  3枚目上段 配布したキャンペーングッズ(蛍光マーカーペン)
     下段 啓発ポスター

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入学予定者登校日(第2回)オリエンテーション及び第1回学習合宿委員会を行いました!

 第2回入学予定者登校日である3月22日(火)午後,生徒・保護者対象入学前オリエンテーションを行いました。会場は,工事の関係で保護者の皆さまは7階大講義室,入学予定の生徒たちは4・5階の仮ホームルーム教室です。大講義室の模様を,同時中継で各教室に放送するという形で実施しました。

 村上校長の,「家庭と学校とが手を携えて生徒の自立を図っていきましょう。」という挨拶に始まり,学年主任や各担当者からは「新しいことを始めるのは不安でエネルギーが必要なことだけれども,そこを敢えて飛び込み挑戦して,自分の器を広げて下さい。と同時に,足元もしっかりと固めましょう。」「安易に答えを求めず,自分の頭で考え,友達と協働しながら最後まで自分の力で答えを出すように意識して下さい。」「今日のオリエンテーションのキーワードは自立。“自己責任”と“場と状況の理解”を」と,これから高校生となるに当たっての心構えを中心にお話がありました。また,保護者の皆様へも,中学生から高校生へと精神的にも肉体的にも大きく変化していく時期ですので,発達段階の違いによる“意識の切り替え”をお願いしました。

 また,この日の午後は,7階大講義室に学習合宿委員(校内では「リーダーズ」と呼んでいます。)約200人(学年の約7割が名乗りを上げました。)が勢ぞろいして初の委員会を行いました。「広報部」「事業部」「生活部」「学習部」それぞれの所属部署ごとに分かれ,まずは顔合わせということで自己紹介を行いました。

 いよいよ14期生としての活動が始まります。内外ミックスで学年全体として行う学習合宿の成功に向け,ガンバレ 14期生!

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 1枚目 オリエンテーションの様子
     (中段左は同時中継を視聴中の仮ホームルームの様子)
 
 2枚目 学習合宿委員会(部署ごとの顔合わせ)の様子

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本校OBの粟津正蔵さんが逝去されました。

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 京一商第52回(昭和16年3月)御卒業の本校OB,粟津正蔵さんが,3月17日,老衰のためパリの自宅で逝去されました。92歳でした。

 粟津さんは大正12年(1923年)4月のお生まれで,10歳の時にけがを治していただいた先生にお父様が「何をやらせたらいいか」と相談なさったのが,柔道を始められたきっかけだそうです。以降,小学校の授業が終わると,その先生が柔道の指導をされていた京都市立第一商業学校(現在の本校)に通うようになりました。京一商入学後も練習に励まれ,4・5年生(15・16歳)の時には明治神宮国民体育大会で2回連続優勝を果たされました。

 昭和11年(1936年)からフランスで教えてこられ,第二次世界大戦で国外退去となって日本に戻られていた川石酒造之助先生が戦後再渡仏されるに当たり,アシスタントが必要ということで栗原民雄先生に相談されたところ,栗原先生は川石先生に粟津さんを推挙され,昭和25年(1950年)に渡仏されました。当初は1年間の予定であったそうです。

 粟津さんは寝技の達人として知られ,フランス代表チームのコーチとして御活躍され,多くのフランス人柔道家・指導者を育てられる等,フランスでの柔道普及に尽力されました。また,昭和39年(1964年)の東京オリンピックではフランス代表チームのコーチを務められる等,「フランス柔道の育ての父」と呼ばれていらっしゃいます。

 平成元年(1989年)に九段(フランス)に昇段され,平成5年(1993年)には勲五等双光旭日章を,平成11年(1999年)には約半世紀にわたる長年の功績をたたえられ,フランス最高の勲章「レジオン・ドヌール」(シュバリエ)を受章されました。

 本校柔道部も,粟津さんには大変お世話に与りました。西京商業高校時代の平成11年12月には生徒8人をフランスにお招き下さり,粟津道場での練習に参加させていただいたり,御自宅にて夕食をいただいたりと大歓迎して下さいました。誠に有り難うございました。

 御冥福を心からお祈り申し上げます。  

後期終業式を行いました!

 3月18日(金)9時から,西館2階アリーナにて,平成27年度後期終業式を行いました。村上校長から,「挨拶が普通にできる高校生であってほしい。」と,コミュニケーションの第一歩である挨拶について,一人一人が気を付けるように注意があり,また2月20日(土)午後に行われました「第2回東京エンプラフェスティバル」での卒業生による講演内容の一部紹介がありました。
 それは,2期生の西林くんが行った基調講演での,「頑張った結果として幸せになるのではなく,頑張っている状態そのもの,頑張れることが自分にとって幸せなのだ」という言葉です。
 村上校長は「苦しい中でも頑張れる自分を楽しんでほしい」「皆さんも卒業後,エンプラフェスティバルを企画運営している先輩たちのように,後輩たちを育ててやって下さい。」と,年度末にあたっての挨拶を締めくくられました。

 続いて,表彰式を行いました。冒頭に,京都市交通局と本校及び附属中学校とがタイアップして行います「乗車マナーアップキャンペーン」の取組に対する感謝状贈呈です。京都市交通局から職員の方がお越し下さり,生徒自治会代表に感謝状が贈呈されました。(なお,啓発標語と啓発ポスターデザインは附属中学校の生徒作品が最優秀となり,この日に行われました修了式にて表彰式が行われました。)
 その他,読書感想文コンクール,資格取得表彰,数学的モデリングチャレンジ,京都新聞ジュニアスポーツ賞等,多くの生徒の伝達表彰も行われました。

 その後,諸注意を行い,終業式は滞りなく終わりました。この春休み,新年度への準備のため,有意義に過ごして下さい!

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2年生「献血セミナー」を受講しました。

 3月17日(木)9時から,7階大講義室において,2年生全員を対象に「献血セミナー」を行いました。講師は,京都府赤十字血液センター献血課の澤村 大様で,この日は同じく献血課の野口友理子様とお二人で御来校下さいました。
 まず,「日本赤十字社」について。「赤十字」(国によっては「赤新月」や「赤水晶」を使います)マークの意味や,「苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し,いかなる状況下<究極の状況は,戦争や大災害等>でも,人間のいのちと健康,尊厳を守る」という日本赤十字社の使命をはじめ,代表的な事業(病院・看護婦等養成・災害救護・献血・社会福祉),血液センターの業務(献血の受入,検査・製剤,血液の供給)等についてわかりやすくお話し下さいました。
 次に,「献血の必要性」について,DVDのビデオ映像を約10分間視聴した後で説明をして下さいました。基本的に血液は人工的には作り出せず,長期保存することもできません。(有効な期間は,血小板成分献血は採血後4日間,全血献血は21日間,血漿成分献血は−20度で冷凍して1年間だそうです。)医療現場では毎日血液製剤が使用されており,日々相当な量の献血が必要となります。(京都府では1日あたり約300人分だそうです。)輸血が最も多く行われるのは病気の治療で,実に85%以上が用いられていて,そのうち約40%が白血病を含むガンの治療に使われています。
 そして,「献血の流れ」や「血液が医療機関に届くまで」についてビデオ映像を使って紹介した後,献血を取り巻く状況や課題についてお話し下さいました。若年層の献血者が減少傾向にあり,一方で輸血を受ける患者は50歳以上が多い現状から,ピーク時には全国で約100万人分の血液が不足するおそれがあるとのことです。
 セミナーの終わりに,「知ることも,伝えることも,献血への協力」であるとおっしゃっていました。今日お話しいただいたことを,少しでも広めていければ,また行動の輪が広がって行けばと思います。
 命や健康を守る取組,また災害発生時の対処の仕方等についてふだんから考え,準備を進めていくようにしていきましょう。
 澤村様,野口様,お忙しい中御来校賜り,誠に有り難うございました。


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恒例の「京セラ講座」を行いました!

 3月16日(水)10時30分から,7階大講義室にて,京セラ株式会社フィロソフィ教育推進部の才 杰(さい けつ)様を講師にお迎えして,1年生全員を対象に,EEP特別講演会<京セラ講座>を行いました。これは,エンタープライジング科第1期生以来,京セラ株式会社様の御協力により,毎年行わせていただいている伝統の講演会です。本日は講師の才様に加えて,同じくフィロソフィ教育推進部の原田祥志様もお越し下さり,ご講演後の質疑応答などでお世話に与りました。

 演題は,「京セラの考え方と経営理念のグローバル展開」。講師の才様は中国から日本にいらっしゃって10年とのことで,流暢な日本語で約1時間にわたってお話し下さいました。

 まず,京セラのファインセラミックスが小惑星探査機「はやぶさ」やスーパーコンピュータ「京」の部品として採用される等,最先端科学技術に貢献していること,現在の海外売上比率は約55%以上・海外に在籍している社員比率は約60%以上であり,1959年の創業以来赤字決算なしで10%前後の利益率を維持している売上高1兆5000億円のグローバル企業となっていること,等を説明して下さいました。
 そういった目に見える事業展開や数値を支えている「目に見えない企業文化・経営哲学」としての「京セラのミッション(経営理念)・ビジョン(高い目標)・フィロソフィ(経営哲学)」をお話し下さいました。その意義や重要性についての説明の後,「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に,人類,社会の進歩発展に貢献すること」という京セラの経営理念や「世界一の”The Company”を目指す」というビジョンを紹介して下さいました。そして,”The Company”を目指すにふさわしい考え方・働き方・哲学が「京セラフィロソフィ」です。「成功するまで諦めない」「能力を未来進行形でとらえる」「自ら持っている常識を破る」等,その内容の一部を具体的に示しながら,お話し下さいました。
 
 掉尾を飾るのは,「人生方程式」です。
 これは,京セラが大切にされているもので,「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」で表されます。「善きこと−悪しきこと」「利他−利己」「理性−本能」など対比しながら,「物事の結果は,心に何を描くかによって決まる。」「現在の自分の周囲に起こっているすべての現象は,自分の心の反映でしかない」と,「考え方」の重要性をお話し下さいました。
 最後に,これから世界を舞台にして活躍していく皆さんへのメッセージとして「世界を受け入れるオープンマインドを持つと同時に,自分の哲学を考えはじめ,形にし,持ち続けてほしい。」とエールを送られて講演を終えられました。

 生徒の感想の一部です。
・「目に見える事業展開は目に見えないものに支えられている」という言
 葉が印象に残りました。
・人生は,自分の考え方で大きく変わってくるものだと気づかされまし
 た。
・高い目標を設定すればそれだけ努力する必要があるし大変だけれども,
 その分結果も良いものになると思いました。
・今日知った人生方程式を胸に,自分のたどり着きたい場所に向かえるよ
 うに頑張っていきたいです。
・自分を見つめ直す絶好の機会になりました。心の根底に信念や哲学を置
 きつつ,利他的に行動しながら,最終的に社会に還元していけるような
 人間に成長していきたいと思います。

 海外フィールドワーク後はじめてお聴きした講演ということで,いろいろと響くところがあったと思います。御講演内容をよく振り返り,13期生の皆さんの今後の取組に活かしていただきたいと思います。才様,原田様にはお忙しい中ご来校賜り,誠に有り難うございました。

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【ESS】パーラメンタリーディベートの全国大会に出場しました!

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 3月12日(土)・13日(日),国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)にて行われました「第5回日本高校生パーラメンタリーディベート連盟杯」に本校ESS部員3名が出場し,第1日目の予選で2勝1敗と健闘しました。

 今年で5回目となるこの大会は,パーラメンタリーディベートの試合を通して,高校生の総合的英語運用能力を伸ばし,時事問題への関心や理解を深め,参加者の交流を図ることを目的として行われているものです。今回は全国22校1団体から40チームが参加し,様々な論題について議論を行いました。
 予選は3試合行われ,上位8チームが第2日目の決勝トーナメントへと進むことができます。

 西京チームは,海外フィールドワークから帰国直後ということで十分に準備も出来ず,また肉体的にも疲労がたまっている中での出場となりました。そのような条件の中で生徒たちは大変熱心に取り組んで自分たちの考えを効果的に伝えよう努力し,また相手側からの質問にもしっかりと答えようとする姿勢を貫いていました。当然のことなのですが,出来なければやはり落ち込みますし,出来た時は嬉しくなります。ベスト8には残れませんでしたが,生徒たちはその両方を経験することができました。
 ベストディベーターのスピーチの中に「ディベートをしていると,悔しいことも,嬉しいこともある。これからもディベートが好きでディベートを続けていきたい。」とのコメントがありました。試合をする限り勝敗は大切ですが,高校生たちを見ていると,ディベートを通してコミュニケーションを図っている,それを楽しいと感じていることが感じられました。

 閉会式で大会主催者が強調されたのは,「質問を積極的に受けよう」でした。プレゼンテーションの途中で質問をすることが出来るのですが,その質問を受ける高校生が少なかったことを指摘されていました。ディベートは一方通行ではなく,質問を受けることで自分たちの考えがより明確になり,そして相手にもそれを理解してもらうことができるのです。また,ジャッジのコメントの中に「ディベートをする際の基本は,『concede(認める)』することだ」というものもありました。この大会を通して,生徒たちは大いに刺激を受けるとともに,コミュニケーションの大切さを改めて感じたことと思います。

 参加した生徒の感想です。

竹添 万夏さん(1年)
 初めて参加したが,難しいテーマについて,自分が思ったよりも話すことができて自信になった。でも,出来ないこと,考えつかないこともたくさんあったので,もっと練習したいと思った。予選1位だったチームと対戦したときは自分たちももちろん頑張ったけれど,相手がとても分かりやすいスピーチをしていて聞き入ってしまった。この大会を通して,自分の英語力のなさを感じることができた。他のたくさんの高校生たちを見て,自分ももっと頑張ろうと思った。自分の思ったことを上手に言葉にできるようになりたい。

山本 一輝さん(1年)
 昨年度やそれ以前の論題よりも難しくなっていました。練習が思い通りに行かなかったり,フィールドワーク直後の日程であったりして,条件としてはかなり厳しかったのですが,当日は自分の最大限の力を発揮できたと思います。来年度も,今回のように条件が厳しかったからこそ学べたことや,素晴らしいディベーターのプレゼンテーションを聞いて学んだことを伝えていきたいと思います。

木坂 優里さん(2年)
 私は昨年もHPDUに出場したが,初心者が多く,学ぶことの方が多かった。今年は普段から練習してきたことで,昨年よりも戦う力がついたと思う。パーラメンタリーディベートで必要なことは,英語を分かりやすく話すことももちろん大切だが,一番必要なのは論理的に考えることだ。大会では電子辞書以外を使うことは許されていないので,普段から知識を蓄える必要がある。今回の試合を通して,自分たちには知識量が足りていないと思った。それは自分たちの論点を訴えるための効果的な材料となる例がなかなか思い浮かばなかったからだ。今後,ESSの活動の中で時事問題を取り上げて幅広い教養を身に付けていきたいと強く思った。 

 ESSの皆さん,今回の経験をこれからの活動に大いに活かして下さい。お疲れ様でした!


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4/6 1年クラス発表 第3回入学予定者登校日 1年スタディーサポート
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