京都市立学校・幼稚園
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
    

外務省高校講座を行いました!

 11月27日(金)7限目に,7階大講義室にて,2年生全員を対象として,外務省による「高校講座」を行いました。

 この「高校講座」は平成7年度から始まった外務省の事業で,全国の高校に外務省の職員を派遣して,御講演を実施してくださっています。(本年度は,全国の119の高校で実施)講演を聴くことで,高校生の外交・国際問題に対する理解を深めるとともに,今後の進路を選択する際の参考となるよう,外務省及び職業としての外交官に対する理解の促進を目的として行われているものです。
 本日の講師は,外務省総合外交政策局軍縮不拡散・科学部不拡散・科学原子力課 兼 国際科学協力室 首席事務官の松井宏樹先生で,「世界から見た日本」という演題でお話し下さいました。

 冒頭に,「テーマは2つ,『日本は世界からどのように見られているか』と『外交とはどういうものか』です。」として,お話を始められました。
 日本の外務省は職員数約2,300人(在外公館には約3,500名)で,英・中・米の外務省(それぞれ約6,000名,約10,000名,約20,000名)に比べると,少ない人数で業務に当たっている。年間に交わされる電信は約540万通にのぼる。
 パスポートは外務省が発行しているということ(パスポートを生徒全員が取得済みということに驚かれた様子でした)や,首脳会談やその後の記者会見で総理が何を発言するかは外務省で検討されている,ということなどをお話しくださり,身近な話題に生徒たちも興味深く聞いていました。
 また,国土面積やEEZ(排他的経済水域),人口,GDP,外貨準備高などの世界ランキングを見ると,日本はいずれも上位にあり,客観的に見ても「日本は小国ではなく,いかに大きな国であるかということを知ってほしい。」とおっしゃっていました。人口の面では,国内にある程度のマーケットがあるということが戦後に経済成長することができた理由の一つであり,今後の人口の減少傾向を見据えて,いろいろと考えていかなければならないといったことも示唆されました。
 昭和39年以降の訪日外国人や出国日本人数の推移を示したグラフから,「ニクソン・ショック」「プラザ合意」「リーマンショック」等,日本がいかに世界の動きと結びついているかを知ってほしいとおっしゃっていました。
 そして,非核三原則を掲げる日本は,核兵器を「作れない」のではなく「作らない」のであり,世界に対して情報を公開し,日本の方針を明らかにしていく努力が必要であるという見解に,大きくうなずいたり,驚いたりする生徒もいました。
 その後日本のエネルギー需要や電源構成の推移等を示され,「これって外交の話? と思うかもしれないが,これぞ外交の話。内政と外交とは切り離せない。時間軸を見据えていかに解を見つけるか,外務省は各府省と調整を重ねながら,オーケストラの指揮者のように全体として良い音が出るように判断していくところである。」と熱く語られました。
 最後に,現在の日本を取り巻く国際情勢を理解するためには,「国際法の知識を持つ」「歴史を知る」「大局的視点(個人との交流,文化的なつながり,経済的影響など)を持つ」「個人の能力(感受性・発想力,論理力,表現力)を高め,情熱を持つ」ことが必要であると述べられ,生徒たちは熱心にメモをとっていました。
 結びに,夜の地球を衛星から撮影した画像を流され,経済格差はすなわちエネルギー格差であるということ等を,わかりやすく示して下さいました。


 また,松井先生は,御講演の後,16時45分から3階同窓会会議室にて,希望生徒12人との「座談会」も行って下さいました。さまざまな質問が出され,30分程度という当初の予定を大きく超えて,18時頃まで,丁寧にお答え下さいました。以下はその一部です。

 ・最後に流した画像について・・・毎年更新して見ている。10年前と
  比べると大きな違いがあるので,確かめてみてほしい。また,2分程
  度に編集された映像であり,NASAがどのような観点からその地域を
  切り取ったのかその意図も考えながら見てほしい。
 ・政治的影響力について・・・イギリスの人口は日本の半分程度。しか
  し,政治的影響力は大きい。日本は経済的には大きいのだが・・・。
 ・政策上の質問に対して・・・物事には両面があるので,バランスをよ
  く見る必要がある。外交は勝ち負けではない。100あったら,51
  を取って49を相手に取らせればよい。
 ・外務省の「専門職」「総合職」の違いについて・・・専門職はスペ
  シャリストとして,43の言語の中の一つを専門にして深く分析す
  る。総合職はゼネラリストとして,広い視野で全体を見渡しながら
  判断する。この両者のハーモニーで政策が形作られていく。
 ・勤務時間について・・・時差の関係などもある。仕事にやりがいや
  生きがいを感じるので,誇りを持って頑張っている。
 
 外務省と自分たちとはあまり関わりがないと思っていた生徒たちも,今回の御講演で身近に感じるとともに,客観的に日本と世界とのかかわりを考えることで,また一つ新たな視点を得たようです。また自分たちも世界で活躍したいという希望を強くしていました。

 生徒の感想です。

◎講演会

 ・外務省は僕たちと何のかかわりもないと思っていましたが,詳しい説
  明のおかげでよく分かりました。すごく面白かったです。
 ・外務省の方々が日本の外交を支えているのだなということがよく分か
  りました。経済的な話も面白かったし,日本は世界の中で大きな影響
  力を持つ国だということを改めて実感しました。
 ・日本にいて思っていることと海外から見た日本とでは違うことが分か
  りました。いろいろな観点から日本を見ていくと日本の国の良さが分
  かってくると思いました。
 ・日本は小さい国だと言われているけれど,EEZや人口,GDPなどをみ
  ると全然小さくないという話が印象的でした。
 ・経済をエネルギーの視点から見るなど自分が考えつかないような視点
  で世界を見ることができてよかったです。
 ・人の動きやエネルギー利用の推移のグラフが年表とすっかり重なるこ
  とがとても面白いと思いました。
 ・今日の国際情勢は複雑になっていて,テロや紛争など,ありきたりの
  平和論では考えきれなくなっていると思います。その中で,これから
  の世代がよく考えて世界を動かしていかなければならないと感じまし
  た。
 ・印象に残ったのは,「外務省はオーケストラの指揮者」ということで
  す。外務省の役割がよくわかりました。
 ・自分の役割をしっかりと認識して,誇りをもって仕事をしていらっし
  ゃるのだなということが,よく伝わってきました。
 ・最後にお話し下さった「個人の能力を高める」というお話で,発想力
  も論理力も表現力も自分はまだまだ足りないと感じたので,これから
  伸びるよう努力して,世界的レベルで物事を考えられるようになりた
  いと思いました。

◎座談会

 ・座談会において,私たち高校生の質問にとても丁寧に答えて下さった
  ことが,うれしかったです。領土問題や移民のこと等,国政に直接関
  わられている方のお話を直に伺うことができ,貴重な経験となりまし
  た。
 ・アメリカでは大統領選挙の時には市民も演説をするということを聞
  いて,日頃の自分は,外国どころか日本国内のことすら無関心であっ
  たのだと気づき,何も知らない,何も興味がない若者のままではいけ
  ないと危機感を覚えました。大学生になったら,一度留学してみよう
  と思います。自分のためにも,社会のためにも,知識を蓄えて,考え
  ることをやめないようにしたいです。お話を聞いてたくさんの気づき
  があり,自分を見つめ直すことができました。本当に有り難うござい
  ました。
 ・お話の中で,とても印象に残っていることがあります。それは,「情
  報はたくさんあるから,私たちはそれらを取りにいく努力をするべき
  だ」というお話です。私たちは,世の中の情報に対して受け身になり
  すぎなのだと気づかされました。これからは正しい判断をするために
  必要な情報を積極的に収集し,自分の考えを持てるようにしたいと思
  います。


 松井先生,御多忙の中御来校・御講演下さり,誠に有り難うございました!


[写真]
 上段左 御講演前に生徒代表が歓迎の言葉を述べる様子
 上段右〜中段 御講演の様子
 下段左 座談会の様子
 下段右 座談会終了時に生徒代表がお礼の言葉を述べる様子
画像1

Yishun Junior College(シンガポール)の皆様が来校されました!

 11月25日(水)午前9時から午後1時まで,イーシュンジュニアカレッジの生徒・教員合わせて43名が国際交流を目的にシンガポールから来校されました。
 イーシュンジュニアカレッジとは平成22年から相互交流をさせていただいており,今回が5回目(平成23年のみ震災などにより訪問がなかったため)の訪問受け入れとなります。

 9時すぎから始まった今回の交流では,7階京一商西京メモリアルホールでの歓迎行事のあと,まずは1年7組の体育の授業に入っていただきました。この日は,「ソフトバレーボール」でイーシュンの生徒たちとゲームを楽しみました。通常のバレーボールとは違い,やわらかな軌道を描いてゆっくりとボールのやりとりが行われますので,リラックスしながらの試合運びとなりました。

 次の時間は再びメモリアルホールに集合して,1年6組の生徒との交流授業です。
 「EECI」という日本人教員とALTがTTで(通常は1クラスを2講座に分割して,それぞれを2人のぺアで)担当している英語の科目ですので,オールイングリッシュで行いました。
 西京生とイーシュンの生徒3〜4人ずつ計7〜8人のグループを作り,まずは「Two Facts and One Lie(二つの事実と一つのウソ)」というゲーム式の自己紹介から始めました。
 これは,自分に関する3つの情報(本当のこと2つ+ウソ1つ)を自己紹介として皆に伝え,聞いている側はどれがウソの情報なのかを当てるというものです。大きな笑い声が起こりながら,生徒たちはすぐに打ち解けていきました。
 2つ目は,グループディスカッションです。それぞれ「学校生活」「食文化」「祭り」などのお題を与えられ,お互いの国のことをフリートーク形式で相手に紹介し,聞きながらメモ用紙に“共通点”と“違う点”とをまとめていきました。
 最後は,プレゼンテーションです。グループの代表者2人が隣のグループに移動し,自分たちのグループで話し合われたテーマについて,相手のグループにプレゼンテーションを行います。
 グループの中には「負けたら腕立て伏せ」の罰ゲーム付きでシンガポール式のゲームを行い,大いに盛り上がっているところもありました。
 解散の合図の後もグループで記念写真や連絡先交換を行うなど,和やかな雰囲気でこの時間の交流を終わりました。

 昼食は,来年3月に行う海外フィールドワークでシンガポールコースを選択し,同校訪問・交流を予定している生徒との交流を兼ねて,地下1階の食堂で召し上がっていただきました。両校生徒の挨拶と「いただきます」の後,イーシュンの生徒たちは食堂特製の定食を,西京の生徒たちは持参した弁当を前に,互いに向かい合って食事をしながら会話をするのですが,話に夢中になって箸がなかなか進まない様子でした。
 食事後は再び7階のメモリアルホールに戻り,記念の集合写真を撮りました。その後も生徒たちは連絡先を交換したり,写真を撮りあったりと,予定の時間が過ぎても名残りが尽きない様子で,来年3月の再会を約束し,別れを惜しんでいました。

 イーシュンジュニアカレッジの皆さん,有り難うございました。この後の御旅程が天候にも恵まれて素晴らしいものとなりますよう,祈念いたしております。また,有意義で貴重な経験となる両校間の交流を,今後とも続けていければと思います。


[写真]
1枚目
 上段    歓迎看板と歓迎行事(記念品交換)
 中段・下段 スポーツ交流

2枚目
 上段    EECIでの交流
 中段・下段 食事をしながらの交流

3枚目    全員での集合写真

画像1
画像2
画像3

後期球技大会を行いました!

 11月25日(水)午後,1・2年生による後期球技大会が「サッカー」と「バレーボール」の2種目で開催されました。
 生徒たちは揃いのクラスTシャツ(全員揃って行事で着用するのはこれが最後です)に身を包み,担任の先生とともに,一致団結して各試合を楽しんでいました。午前中授業の後の半日のみで,タイトな試合スケジュールの中,選手として,応援団として,エネルギー全開で動き回っている姿が印象的でした。
 最後に行われた1・2年生有志チームと教員チームとの特別試合(生徒有志チームの勝利)や,閉会式での「結果発表」も大いに盛り上がりました。
 閉会式で村上校長は,この日午前のシンガポールのイーシュンジュニアカレッジからの訪問団との交流会(平成22年に始まり,今年で5回目。[1回分少ないのは,平成23年度のみ,震災等のために中止となったため。])の中で,1年生が体育の授業でソフトバレーボールのゲームを行いながら交流を深めたことを紹介され,「スポーツは言葉を介さなくても心と心が触れ合えるものであり,2020年のオリンピック東京大会に向けて,これからは今まで以上にいろいろな国の人々とスポーツを通じた交流も進めていってもらえればと思う。とにかく,心配された天気も何とかもって,すべてのゲームを行うことが出来た。これは皆さんの日頃の精進の賜物。そして,生徒自治会スタッフの皆さんの頑張りにも感謝します。」と述べられました。
 生徒自治会スタッフの皆さん,生徒の皆さん,本当にお疲れ様でした!

[結果]
 1年生
  バレーボールの部 優勝 5組 第2位 3組 第3位 1組
  サッカーの部   優勝 4組 第2位 1組・6組
  総合成績     優勝 4・5組  第3位 1・3組

 2年生
  バレーボールの部 優勝 5組 第2位 3組 第3位 1組
  サッカーの部   優勝 1組 第2位 2組 第3位 6組
  総合成績     優勝 1組 第2位 2組 第3位 3組

[写真]
 1枚目 開会式(選手宣誓)
 2枚目
  上段  サッカー
  中段  バレーボール
  下段左 教員チームとの特別試合
    右 閉会式(校長挨拶) 
画像1
画像2

第3回 学校説明会のご案内

 本校「エンタープライジング科」前期選抜実施概要や入学後の学習活動及び学校生活についての説明会を下記の要領で実施いたします。第1回と第2回の説明会に参加できなかった人は、ぜひ参加して下さい。
 なお、説明させていただく内容につきましては、第2回の説明会と同様のものとなっております。


               記

◆ 日 時   平成27年12月12日(土)
          9:30〜 受付(7階)
         10:00  全体説明会(7階大講義室)
         11:40  全体説明会終了 
                個別相談・施設見学
        (12:30  終了予定)

◆ 内 容  1)全体会
         ・入学後の学習活動及び学校生活について
         ・本校の進路指導について
         ・入学者選抜の実施概要について
       2)個別相談会 施設見学

◆ 対 象  京都府内の本校入学を希望する
              中学3年生とその保護者

◆ 会 場  本校

 ※駐車スペースはありませんので、公共交通機関をご利用ください。
  (自転車・バイクは駐輪可能です。)
 ※本校は二足制ですので、必ず上履きと下足袋をご持参ください。

●参加申込方法

 本ホームページ右側の「配布文書」カテゴリの「説明会案内」にあります「第3回学校説明会ご案内」をご覧の上、「学校説明会申込みフォーム」または「FAX」でお申し込み下さい。
 ※申込締切日…12月9日(水)
  (締め切り以降も受け付けさせていただきます)

●資料引換券について

「学校説明会参加カード兼資料引換券」は説明会当日持参し、受付にご提出ください。

※「学校説明会参加カード兼資料引換券」は中学校に配布したもの、または、「配布文書」カテゴリの「説明会案内」にあります「第3回学校説明会ご案内」を印刷してください。なお、当日受付でも用意しております。

京都市立中学2年生対象「市立高校グローバルフェスタ2015」多数のお申込みありがとうございました!

 12月19日(土)13時から16時まで,本校を会場として開催されます「市立高校グローバルフェスタ2015」。お陰様で全校で定員に達しましたので,11月21日(土)に受付を終了させていただきました。
 多数のお申込みを賜り,誠にありがとうございました!

[写真]昨年度の本校ブースの参加者の様子

画像1画像2

【2R+COP21】教室のごみ分別状況調査を行いました!

 11月21日(土)午前10時から正午過ぎまで,地下サンクンアトリウムにて,3月から活動しています「2R研究プロジェクトチーム」(2年生有志)と,10月下旬に募集・発足しました「COP21パリ開催記念プロジェクトチーム」(1年生有志)の生徒による「教室のごみ分別状況調査」を行いました。
 これは,5月に中高各学年で2回行いました「ごみ排出量調査」につぐ実態調査第3弾で,後期から始まりました「ごみの分別」がうまく行われているかどうかを中心に,組成も詳しく調べ,現状把握と課題を探るために生徒たちが企画したものです。すでに高校2年生で実施しました意識面のアンケート調査の分析とあわせて,11月28日(土)に校内で行います「環境シンポジウム」(1年生対象)にて最終報告を行う予定です。

 本日も,日頃から御指導下さっています浅利美鈴先生(京都大学環境科学センター助教)がお忙しい中お越し下さり,生徒たち(特に今回初めて調査に参加する1年生)にいろいろとアドバイスをして下さっていました。浅利先生,ありがとうございました。
 1年生の有志生徒たちは,2年生からこの取組を引き継ぎ,来週の発表にむけて,得られたデータの分析と今後に向けての提言をまとめていきます。日々の学習やフィールドワークの準備,部活動等に忙しい中ですが,より良い発表となることを期待しています!

画像1画像2

2年生保健学習会を行いました!

画像1画像2
 11月19日(木)7限ロングホームルームの時間に,7階大講義室にて,2年生全員を対象として,保健学習会を行いました。講師は京都教育大学教育支援センター長の関口久志教授で,「HIV/エイズ・性感染症の理解とよりよい関係性」というテーマで御講演いただきました。

 冒頭,関口教授は,生徒たちに向けて大人を代表して謝罪の言葉をのべられました−「性に対する正しい知識を,きちんと大人から伝えられなくてごめんなさい」と。これは,かつて,関口教授が京都府内の高校で保健体育科の教諭として教鞭をとられていたときの体験を踏まえてのものだそうです。生徒たちは普段から話をしっかり聴く集団ですが,この言葉で一気に講演に惹きこまれ,終始全員が真剣に聞き入っていました。
 関口教授御自身が実際に関わられた事例をいくつか紹介して下さりながら,性感染症に対する正しい知識も確認しつつ,「男女間の恋愛における対等な関係とはどういうことなのか」等について,快活な話しぶりで御講演を進められました。笑いもあり,深刻な事例を元に考えさせられる場面もある中で,生徒たちはその都度,互いに議論をし,よりよい人間関係について考えました。男女相互の安全・安心を心がけること,我慢だけではよい方向に行かないこと,お互いによく話し合うことが大切であること等々をお話になり,男女間の関係性では,「男性の考え方が良い方に変われば、性感染症はもっと減らすことができる。彼女のことを本当に大切にできる、『21世紀型のいい男』になろう」と訴えて下さいました。また,エイズや性感染症の実態もグラフなどで分かりやすく説明して下さり,かかってしまった際の相談先についても教えて下さいました。教授のメリハリと迫力のある語り口に引きこまれ,時間があっという間に経過しました。
 最後に,関口教授は次の言葉で締めくくられました。「よい人間関係は,『別れるとき』に分かる。微笑みと感謝で,また会おうと言って別れられるように。」

 時間の都合上,質疑応答の時間がとれなかったのが残念ですが,友人・男女・親子の関係など,周りの人たちとの関係を見つめ直すのによい示唆をたくさんいただきました。この講演で学んだことが,今後の一人一人の生き方や考え方によい影響を与え続ける糧となることを願っております。
 関口教授,お忙しい中御講演下さり,有り難うございました!

「2R研究プロジェクト」「COP21パリ開催記念プロジェクト」の参加生徒合同ミーティング(第2回)を行いました!

 11月17日(火)放課後16時40分から,5階535教室にて,本年3月から活動しています「2R研究プロジェクトチーム」(2年生有志)と,10月下旬に募集・発足しました「COP21パリ開催記念プロジェクトチーム」(1年生有志)との第2回合同ミーティングを行いました。

 「2R研究プロジェクト」は,京都市において,全国に先駆けて「こころのしまつ条例」が制定され,「2R」(リデュース・リユース)が強化されるのに伴い,一般社団法人「びっくりエコ発電所」等の呼びかけに応じた有志生徒(本年3月当時は1年生)が,浅利美鈴先生(京都大学環境科学センター助教)の御指導のもとで行っている調査・研究プロジェクトです。ディスカッションを重ね,主に高校のごみを対象に,排出実態調査や分別実験,アンケート調査などを組み合わせて,削減を目指して活動しています。(6月20日には京都大学百周年時計台記念館で中間発表やパネルディスカッションを,また10月15日には校内で中学・高校全校生徒の前で発表とごみ分別徹底の呼びかけを行いました。また,ごみの分別方法が変更されてから,2年生全員への再度の「意識調査アンケート」も行いました。)

 「COP21パリ開催記念プロジェクト」は,今年の11月30日から12月11日まで,パリで「COP21」(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)が開催されることを記念して若者たちが行う,「盛り上げ企画」です。
 ここ京都は,平成9年12月に「COP3」が開催され,「京都議定書」が採択された地です。そこで,フランス等を拠点に,若者を巻き込みながら持続可能性を追求するプロジェクトを実施しておられる団体が,COP21開催を記念した若者参加型の取組を企画されており,パリの若者との交流の海外パートナーとして,京都の高校生や大学生との協働を呼びかけておられます。本校では,これまでから京都大学の浅利美鈴先生との協働で環境教育の取組を続けており,その関わりから,参加の呼び掛けをいただきました。
 「京都からパリへ世界へ エコ玉手箱」と題したこのプロジェクトのメインプログラムとして,「京都とパリを結んでのスカイプ中継による相互の取組発信」を,来る11月28日(土)午後から29日(日)朝にかけて行う運びとなりました。高校生や大学生から成る参加者が,合宿形式でミニレクチャーを受けたり,ブレインストーミングを行ったりしながら,環境について考え,持続可能な世界の構築に向けて思いをまとめる取組です。この日の午前は,例によって校内で「土曜活用講座」があり,その後恒例の「環境シンポジウム」を行ってからの,連続したタイトな進行予定の中での泊りがけの企画です。

 本日の合同ミーティングには,御指導下さっています浅利美鈴先生(京都大学環境科学センター助教)がお忙しい中お越し下さいました。そして,2Rプロジェクトの最終まとめに向けた更なる調査予定の確認や,上記「環境シンポジウム」や「エコ玉手箱プロジェクト」を含めた見通しの説明を行って下さいました。

 11月21日(土)午前(珍しく土曜講座も模擬試験もない日です)には,両チーム合同で「ゴミの分別状況調査」も行う予定です。環境モデル都市・京都で学ぶ高校生として貴重な経験を積む機会ですので,“京都ならでは”“西京高校ならでは”の,まさに千載一遇の巡りあわせの中で,新たな発見や出会いを楽しんで取組を進めていただければと思います。
 プロジェクトチームの皆さんの活躍に期待しています!

[写真](部活等で出入りが激しく,写したときは人数が少なめでした)
 左: 2年生からの説明に1年生が質問する様子
 右: 浅利先生からの説明を聴く様子
 

画像1画像2

【インターアクト同好会】インターアクト地区大会に参加しました!

 本校インターアクト同好会(以下,IACと略します)の生徒8名(今回の参加者は,高校2名,附属中学6名でした。)は,日頃から全面的に御協力をいただいております京都西ロータリークラブ様の御支援のもと,11月14日(土)・15日(日)の2日間,国際ロータリー第2650地区2015〜2016年度「インターアクト地区大会」(奈良ロータリークラブ様が提唱しておられます「奈良市立一条高等学校IAC」がホストクラブとして企画・実施)に参加させていただきました。

 初日は,一条高校を会場に,まずは「体験学習」(奈良の伝統品である握り墨・柿の葉寿司・奈良筆の製作体験)をさせていただきました。古都奈良の文化に触れ,日本の伝統について考える良い機会となりました。夕食の後,「アクターの集い」が行われ,ゲーム等を通じて福井・滋賀・京都・奈良のインターアクター達との交流を深めました。宿泊部屋も他校生と同じ部屋でしたので,大いに語り合うことができました。

 2日目の午前は,奈良市立ならまちセンターを会場に,大会式典とオープンディスカッションが行われ,午後には一条高校の生徒の皆さん御案内のもと,ならまちを散策しながらのフィールドワークをさせていただきました。
 午前のオープンディスカッションでは,「温故知新」をテーマに,4名のゲストの皆様[花山院弘匡様(春日大社宮司)・中野聖子様(NPO法人なら燈花会の会会長)・筒井寛昭様(東大寺第221世別当)・増谷浩様(奈良YMCA善意通訳ガイド情報部長)]それぞれのお立場からの,「奈良・日本文化とグローバル社会の関係,グローバル社会で活躍するための心構え」等のお話をまずいただきました。その後,参加アクターたちとの熱心なディスカッションが行われました。
 午後のフィールドワークでは,初日の体験学習で製作した作品を奈良を訪れておられる外国人観光客の方々に差し上げ,英語で様々な質問をすることを通じて,日本文化を発信しグローバル社会に生きる人としての資質を高める体験をさせていただきました。また,ならまちの様々な魅力ある観光スポットを訪問し,日本の良さを再発見しました。
 フィールドワーク終了後は「全体会議」を行い,それぞれの活動内容を交流してまとめとしました。

 このような素晴らしい機会を御提供下さいました国際ロータリー2650地区のロータリアン・ローターアクターの皆様,そしてホストクラブとして御尽力くださいました奈良一条高校のインターアクターの皆様をはじめとする関係の皆様方に心から御礼申し上げます。
 本校IACでは,これからも中高生が連携し合いながら,奉仕活動を通じた地域社会・グローバル社会への貢献を続けてまいりますので,今後とも,活動に御理解御協力と御支援を賜りますよう,よろしくお願いいたします。


[写真]
 1枚目 アクターの集いの様子
 2枚目 オープンディスカッションの様子
 3枚目 興福寺でインタビューした外国人観光客との記念撮影


画像1
画像2
画像3

【穂美月展】続報・本校の受賞生徒一覧を追加しました!

 11月9日に掲載しました市立高校「穂美月」展の入賞生徒が分かりましたので,記事に書き加えました。下のリンクをクリックして,御覧下さい。


  穂美月展の記事へのリンク
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
全日制
3/1 卒業式
3/3 2年学年末考査
3/4 2年学年末考査
3/6 1年海外フィールドワーク(〜11日)
3/7 1年海外フィールドワーク(〜11日)
京都市立西京高等学校
〒604-8437
京都市中京区西ノ京東中合町1
TEL:075-841-0010
FAX:075-822-5702
E-mail: saikyo@edu.city.kyoto.jp