最新更新日:2024/05/16 | |
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中高一貫教育研究大会 第1日目 午前の部終了
天候にも恵まれ,北海道から九州に至る全国の皆様方,約250名のご参加をいただき,研究大会の1日目が始まりました。
午前9時30分からの全体会では,挨拶の後,村上中高校長から学校の概要説明,附属中学校教務主任・水上教諭から附属中学校の現状,中高一貫教育推進部長・岩佐主幹教諭から高校と研究大会の趣旨について御説明いたしました。 3・4限目には中学・高校それぞれの研究授業・公開授業を行いました。高校の教員が中学で行う授業やTTによる授業等,ありのままの本校教育の現状を御覧いただきました。午後からの研究協議では,それぞれ率直な意見交換が出来ればと考えております。 なお,明日は午前中に特別講演および対談・生徒による研究成果発表会を,午後には卒業生28名が大集合しての「エンプラ祭り」(パネルディスカッションやプレゼン大会)を行います。明日も多くの御参加をお待ち申し上げております。 教育研究大会,間もなく始まります
本日・明日(12月6・7日)の2日間,本校にて中高一貫教育研究大会を行います。
初日の今日は全体会・分科会等を行い,全国から御参加の先生方と研修を深め,これまでの取組を振り返るとともに,今後のあるべき姿を考える機会にしたいと考えております。行き届かない点があるかと思いますが,実り多いものとなりますよう,よろしくお願いいたします。 能楽交流鑑賞会その2
写真の続きです。
4枚目 能 「羽衣」 5枚目 左 生徒代表謝辞 右 閉会あいさつ(梅戸副理事長) 能楽交流鑑賞会その1
平素からさまざまな形で本校教育充実発展のためにご支援いただいています一般社団法人京一商西京同窓会様の主催により,後期中間考査最終日の12月3日(火)午後,金剛能楽堂において「能楽交流鑑賞会」を行いました。
これは,同窓会運営の2つの柱である「育英事業を通じての社会貢献」と「会員相互の親睦交流」とを一つにする行事として,昨年度から始まったものです。 天気にも恵まれ,第1学年の生徒282名と,生徒からすればいわば祖父母世代に当たる方々を中心とする同窓会の皆様約130名の先輩諸氏とが一堂に会し,北川明同窓会理事長の御挨拶で会が始まりました。 第二十六世宗家金剛永謹氏をはじめとする金剛流御一門及び茂山家の皆様の御出演により,最初に高校生向けの「解説」をいただいた後,仕舞「船弁慶」,狂言「蝸牛」,休憩をはさんで能「羽衣」という番組構成で,約2時間にわたり熱演を繰り広げていただきました。 生徒たちはほとんどが能楽鑑賞は初めての経験で,終了後, ・舞台が近くてとても迫力があり,客席との一体感も素晴らしかった。 ・事前学習で聞いていた通り,指揮者もいないのに微妙なタイミングを 呼吸だけで合わせていて,すごい緊張感が伝わってきた。 ・始まりの一声から会場いっぱいに響き渡る豊かな声量・地謡の重厚さに 圧倒された。 ・舞台いっぱいを使っての舞は,思っていた以上の躍動感・疾走感があり, すごく迫力があった。 ・狂言はテンポが良くて言葉がとてもわかりやすく,表情も豊かで, 楽しめた。「でんでんむしむし」がはやりそうです。 ・羽衣のあの衣装と動き,本物の天女を見ているようだった。 ・感情が顔ではなく一つ一つの所作など体全体で表されていると思った。 といった感想をもったようです。そして,「このように素晴らしい機会を与えてくださった同窓会の皆様に感謝して,今後に生かしていきたい。」と言っていました。 本日の会は同窓会様の全面的な御協力によって実現したものであり,京都御苑の西に建つ金剛能楽堂というすばらしい舞台で,場がもつ「力」を直接感じとりながら,日本文化の粋である能・狂言を,同じ学窓の高校生と同窓会員がともに鑑賞し,日本文化の懐の大きさや良さを再発見する大変良い機会となりました。これからグローバルリーダーとして国際社会での活躍が期待される若い生徒たちが,それぞれの心と体に脈々と流れている日本の伝統に関心をもち,芸術への造詣を深める第一歩となったことと思います。 また生徒たちは,同窓会員の皆様方と親しく時と場所とを共有することにより,連綿と続く本校の歴史と伝統の厚みを実感し,様々な形で御支援いただいていることへの感謝の念を深くしていました。 [写真] 1枚目 上段 会場の様子 下段左 開会あいさつ(北川理事長) 下段右 解説(種田道一氏) 2枚目 仕舞 「船弁慶」 3枚目 狂言 「蝸牛」 「エンプラ祭」のご案内
エンタープライジング科誕生10年経過を記念し、京都市立西京高等学校・附属中学校において、全国に向けて中高一貫教育研究大会が盛大に行われます。それに合わせて、エンタープライズ教育の成果を振り返り、今後の教育活動に役立て、また卒業生同士の学年や業種を超えた交流を促進するとともに、在校生の進路意識の高揚を図るため、「エンプラ祭り」を下記の通り開催いたします。この機会に母校を訪ね、同窓生と情報交流をしませんか?
ご多用のことと拝察いたしますが、多数のご参加を賜りますよう、ご案内申し上げます。 記 第1部 「母校に錦を飾る! 卒業生によるプレゼン大会」 日 時 平成25年12月7日(土) 14時30分から15時30分ごろまで 場 所 京都市立西京高等学校(京都市中京区西大路御池角) 第2部 「エンプラ魂炸裂!夜のエンプラ祭り」 日 時 平成25年12月7日(土)※上記と同日 18時から 場 所 京都ロイヤルホテル&スパ(京都市中京区河原町三条上ル) 詳しい内容及び申込みは右側メニューの配布文書にある「エンプラ祭のご案内・申込」をご覧ください。 ※エンプラ祭りの申込み期限は25日(月)までとなっておりましたが、 12月4日(水)まで延長いたします。 まだ、申込みされていない方は是非ご参加ください。 能楽交流鑑賞会・事前学習会
11月16日(土)土曜活用講座終了後の12時から,金剛流能楽師の豊嶋晃嗣氏にお越しいただき,能楽交流鑑賞会の事前学習会を行いました。
冒頭,村上校長から今年で2回目となる能楽交流鑑賞会の意義やそれに込められた先輩諸氏や学校の思いについて説明がありました。 その後,羽織袴姿の豊嶋氏が演台に上がられ,8ページからなる資料をもとにして能楽の舞台や楽器などの基礎知識についてお話し下さり,道成寺のDVD(鐘入りの部分)を見て大まかなイメージを生徒たちにつかませた後,仕舞「屋島」「羽衣」を金剛流宗家内弟子の山田夏樹氏とともに実演して下さいました。そして,「羽衣」キリの一節を豊嶋先生指導のもと,「東遊の数々に,その名も月の宮人は・・」と皆で謡ってみました。単に聴くだけでなく,実際に声に出してみることで,「指揮者がいない中で息を合わせる」といったお話の内容がよく理解でき,来月実際に金剛能楽堂で行う鑑賞会に向けて,よい経験が出来ました。当日も印象深く鑑賞できそうです。最後に,生徒の中から希望者1名に能の装束付けを体験してもらいました。衣装の華やかさはもちろんのことながら,たくさんの衣装を身に着け,更に面をつけるということで,制限された動きや視界の中で演じる難しさを実感したようです。 生徒の感想の一部です。 「能を観ること自体とても貴重なことなのに,大講義室の小さな演台で舞って いただくという貴重な体験をさせてもらい,本当に感謝です。」 「足の運びに注目して観ましたが,足で舞台を踏む音が場面や心情によって 違ったり,なめらかな動きのシーンではまるで宙に浮いているかのようで, リニアモーターカーの走る様子が思い起こされました。」 「笛が200年,300年と使い継がれてきていることのすごさ,伝える苦労, 能に携わってこられた方の,お能への熱い情熱を感じることができました。」 今回のお話をよくかみしめ,能楽をはじめ,自らのバックボーンである日本の文化について,生徒一人一人が見識を深めていくよい契機としてほしいと思います。 豊嶋様,山田様,お忙しい中御来校下さり,誠に有り難うございました。 [写真] 1枚目 「羽衣」の一節を生徒と謡われる様子 2枚目 仕舞実演の様子 3・4枚目 「羽衣」シテの装束付体験の様子 2年生EEP特別講義・安成哲三先生講演会
11月16日(土)土曜活用講座終了後の13時20分から,総合地球環境学研究所所長で,名古屋大学・筑波大学名誉教授でいらっしゃる安成哲三先生にお越しいただき,7階「京一商・西京メモリアルホール」にて,EEP特別講義を行っていただきました。
これは,京都市社会教育委員による「第8回京(みやこ)まなびミーティング」(出前授業)として行われたものです。 演題は「地球温暖化と人類の未来について」。豊富なデータを示しながら,地球温暖化には二酸化炭素等の増加に伴う「水蒸気量の増加」によって温室効果が加速化しているという面も大きいことを示されました。また,人間活動の影響として,温暖化とは逆の,エアロゾル(大気中の汚れ物質)による直接・間接的な日傘効果(冷却効果)もあり,1970年代の寒冷化はこの影響ではないかと述べられていました。そして,温室効果ガスやエアロゾル等の放射強制力(エネルギー変化を通して大気を暖める,冷やす割合)を総合して考えると,気温上昇の原因の半分以上が温室効果ガスであること,そしてその放出量をどうするかという私たち人類の選択次第で今後の地球の気候状態も大きく変動することを述べられました。 そして,地球温暖化が地球の降水過程に与える影響(全体の降水量変化はそれほどでもないが,内容が変化し,降るところは降り,降らないところは降らなくなって,豪雨の割合が増える)についても説明され,人間が地球環境に与えている影響は温室効果ガスのみにとどまらず,地球環境はもう臨界点(tipping point)に達しているのかもしれないこと,つまり「ししおどし」のように突然平衡状態が崩れてしまう可能性についても警鐘を鳴らされました。講演後の質疑応答では,自分たちの行為の影響は,ずっとあとから出てくるものであり,後の世代のために価値観を変えていくことが大切であることなどを述べられました。 このお話しいただいたことを一人一人が真摯に受け止め,今後の行動に反映していくことが大切です。安成先生,お忙しい中御講演下さり,有り難うございました。 [写真] 1・2枚目 御講演中の様子 3枚目 終了後の質疑応答(聴講しておられた京都市社会教育委員齊藤修氏 =京都新聞相談役=からの質問) 4枚目 生徒からの謝辞 「教員公募制募集要項」掲載について
平成26年度「教員公募制募集要項」を,右側メニューの[配布文書]に掲載いたしました。
京都賞「高校フォーラム」
第29回京都賞ウイーク・青少年育成プログラムの一環「高校フォーラム」(稲盛財団・京都大学の共催)が,京都大学百周年時計台記念館を会場として,11月15日(金)午後に行われました。京都市内の8校から約430人が参加し,本校からも1・2年生の希望者65名が参加しました。
京都賞先端技術部門の受賞者であるロバート・ヒース・デナード博士(アメリカ・1932年生まれ・IBMフェロー)による「志を高く―世界を変えるのは君だ―」と題する講演でした。 現在の半導体メモリーの基本構造を発明されたデナード博士は,「個人の力でも世界を大きく変えることができる」という信念を持って課題に取り組むことの大切さやそのことで創造的な研究や仕事が可能になることを,御自身の経験を織り込みながらお話し下さいました。 数学や物理などの基礎的な学問を身につけることの重要性を述べられたうえで,「今日の社会を良くするには創造性が必要である。」「必要な姿勢をもつ者だけが世界を変えられる。」「正しい姿勢・適切なタイミングで真摯に取り組んでほしい。世界には皆さんの世代の助けが必要である。」と説かれました。 本校では,10人の生徒スタッフが高校フォーラムの準備として広報活動を行ったり,学習会を開催したりしてきました。むずかしい講義でしたが,生徒が講師となって実施した2回の事前勉強会のおかげで,内容を理解しながら興味深く聞くことができました。 生徒たちは, ・「どこまで行くかではなく,どこまで行くべきか」という言葉がぐっときました。 ・「何事においても取り組み方が大切だ」「姿勢がすべて」という言葉に共感 しました。 ・「学ぶことを楽しむ」ということが重要だと気づきました。 ・(処理能力を早めるためにトランジスタを増やすのではなくあえてシンプル にするというお話から)博士のように発想の転換を大切にしたいと思い ます。 等,直接講演を聴講させていただいて,それぞれ得るところが大きかったようです。 スタッフとして活躍した西京生,会場まで足を運び博士の講演に耳を傾けた西京生,本当に貴重でかけがえのない経験を積んだことと思います。デナート゛博士は,質疑応答の中で「参加しなければ勝つこともできない。」とも述べられていました。目の前にある大きな機会に向かって,今後とも,正しい姿勢で志高く挑戦していってもらえればと思います。お疲れ様でした。 [写真] 1枚目 講演中のデナード博士 2枚目 300ミリのシリコンウエハーを手に語る博士 3枚目 博士と西京生との記念写真 4枚目 生徒スタッフの集合写真 Yishun Junior College(シンガポール)来校
11月13日(水)午前,イーシュンジュニアカレッジの第1学年生徒・教員合わせて41名が国際交流を目的にシンガポールから来校されました。
イーシュンジュニアカレッジとは平成22年から相互交流をさせていただいており,今回が3回目(平成23年のみ震災などにより訪問がなかったため)の訪問受け入れとなります。 9時から始まった今回の交流では,歓迎行事のあと,英語のみで授業を進める専門科目(EECなど)のクラスに入り,本校生徒(2限目は1年生,3限目は2年生の各1クラス41名)と7階のメモリアルホールでそれぞれペアになり,英語を用いたゲームを通じて交流を行いました。約80人の生徒たちが「しりとり」ではいかに早く英単語をつなげてゴールまでたとりつくかを競ったり,「ビンゴ(Cross Culture Bingo Game)」では,「京都の人口は何百万人か」「シンガポールの最低気温の記録は何度か」など,各国の事情についての問いに答えて升目を埋めていくために互いに協力して答えを出し合ったりするなど,英語を仲立ちとした,和やかで活気に満ちた交流のひとときとなりました。 昼食は,地下1階の食堂で,来年3月にフィールドワークでシンガポールを訪問し,同校訪問・交流を予定している1年生の生徒52名と交流しながらの「スペシャルランチ」となりました。本校生徒の挨拶に始まり,互いに向かい合って食事をしながら会話をするのですが,話に夢中になって箸がなかなか進みませんでした。生徒たちは連絡先を交換したり,写真を撮りあったりと,予定の時間が過ぎても名残りが尽きない様子で,来年3月の再会を約束し,別れを惜しんでいました。 イーシュンジュニアカレッジの皆さん,有り難うございました。有意義で貴重な経験となるこの交流を,今後とも続けていければと思います。 |
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