京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/03
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校是:夢・志をみつめる <学校教育目標>伝統と文化を受け継ぎ、地域や社会に貢献できる人材を育成する〜自分を律し、課題に挑戦し続ける姿勢を身につける〜

明日に願いを込めて

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朝まで降り続いていた雨が昼には何とか上がって、午後から準備ができた。生徒と教職員全員でグランドの水をすくい、テントを張り、トンボをかけ、入退場門・体育大会の看板を掲げ、それぞれが必死に準備に汗を流してくれた。文句を言わずに自分の責任を果たそうとする生徒をかわいいと思い、感謝の念でいっぱいになる。後はてるてる坊主を作るだけだ。神様もきっと見ておられる。明日は宜しくお願いしますよ。そうでないと神様、仏様、信者が減りますよ。どうぞ、子供たちに笑顔を!

人はどうして頑張れるのか?

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昨日、体育祭の予行練習が行われた。午後からの天候が危惧されたが、曇り空の中、かえってやりやすい予行となった。3年生の生徒会本部役員の生徒が上手に、競技をマイクで盛り上げてくれる。予行とは思えない熱の入り方に、「これをもちまして、本番に代えさせていただきます。」と言いたいぐらいであった。

 さて台風も近づいているようであるが、31日の体育祭はどうなるのか、修学旅行前と同じでいつもやきもきさせる。本日、お子さんを通じて「台風等に対する非常措置」、月曜日に台風が来たら、このようになりますという案内を渡しましたので、ご確認下さい。

 やきもきさせながらも31日は大丈夫と楽観的に考えている。危機意識がないのではなく、必要以上に心配しないことも大切だということである。

無邪気に活動している子供たちを見ていると、美人であるとかないとか、男前であるとかないとか、お金持ちであるとかないとか、頭がいいとか悪いとか、障害があるとかないとかまったく関係なく「君の笑顔のために頑張れる。」と言える。時に見せる笑顔というものは魅力的で計り知れないエネルギーをもっている。

畑正憲という動物学者がいる。彼の書いている本の中に、沼に足を取られた雌馬の話がある。その馬は七転八倒しながら必死に沼地から抜け出そうとする。しかしどうしても抜け出せない、その内に諦めて、沈みゆく我が身を自然に任せている。その時にその子馬が、母親を求めて「ヒーン」と泣くのである。その声を聞いた母馬は最後の力を振り絞って沼から抜け出すのである。

馬も人もすべてのものが、自分のために頑張るのには限界があります。「もう、いい」と思ってしまうのです。しかし自分を必要としているもののためには、さらに頑張れるのです。生きているものにとって必要とされるということがどれだけ大事であるかということです。保護者の皆様、みなさんはお子さんに必要とされ、社会に必要とされているから今日があるのです。またみなさんもお子さんに、「あなたはかけがえのない家庭に必要な存在であるんだよ。」とメッセージを送って下さい。子供たちの笑顔のために一緒に頑張りましょうか。

地域生徒指導連絡協議会の開催

昨日、5月25日に午後7時より地域生徒指導連絡協議会が本校で行われた。この会議は昭和58年度辺りに中学校の荒れを何とかしようという目的で中学校と地域を対象に始まったものであるが、その荒れは中学校だけではないと、小学校も含めての取組になっている。一昨年は醍醐小学校、去年は北醍醐小学校、今年は醍醐中学校が当番校であり、輪番制になっている。教育委員会への書類の提出等は毎年中学校で行うことになっている。
 
 昨日は地域代表の方と2小学校の代表の方、中学校の地域補導委員、本部役員の方々の出席の元本年度の役員の確認と活動計画の確認、情報交換が主な目的であった。

■ パトロールについて
・7/?(未定)地域夜間パトロール  醍醐学区、北醍醐学区に分かれて行います。
 ・8/17(水) 一言寺祭礼パトロール
・11/1(火) 長尾天満宮パトロール
・2/23(木) 五大力尊パトロール
※今年度より中学校においては、地域補導委員が全てのパトに参加します。
ただし、仕事のご都合でできないときもあります。無理のないようにして下さい。

■新春ふれあいパークについて
・1/14(土) 北醍醐小学校で行われます。

■ 地域家庭教育学級は1,2月の予定です。

■ 担当校のPTA会長・各少年補導支部長・学校長は山科・醍醐ブロック地生連会議に出席します。年に2回の予定です。

■ あいさつ運動、人権標語、広報誌もあります。特にあいさつ運動はそれぞれの学校で取り組まれますので、ご協力をお願いします。

■ その他
・6/4(土) 醍醐地域一斉掃除 9:30受付 折戸公園集合 一時間程度
・7/23(土)北醍醐小学校 夏祭り
・8/7(日) 醍醐小学校 夏祭り
・8/5(金) 万灯会(まんとうえ)

・醍醐小学校の校長先生より、朝、実の入った人間以外のウンチがあり、気になっているのであるがという問いに、タヌキ、アライグマ、イノシシ、シカが出没しているという話があった。春前(3,4月)には早朝、二匹のサルを見かけたという情報もあった。北醍醐小学校でも植えてある花や葉っぱが食べられるらしい。まるでサファリパークのようですねと言ったが、醍醐中は毎朝、ネコの糞がすごいらしく、体育の教師がそれを取り除いてからの授業になっているらしい。危ないのは動物だけではない。夏に向けて不審者情報は絶えない。それを許さない地域の雰囲気作りが大切である。


この日は京都アスニー会場で「京都市中学校PTA連絡協議会総会・研修会」もあり、PTA会長さんと親まなび委員さんと3人で参加しました。4月、5月は総会のオンパレードでいくつ参加したか分からない。議長選出は慣例で会場に問うことになっているが、「私がする!」という人が出てきたらどうするのだろうと思う。お願いするしかないのだろう。若い頃は、司会者が議長捜しに本当に困っていると思い、お節介な私は手を挙げかけたことがあるが、そうしていたら、司会者はじめ、関係者は困ったことになっていただろう。未だそんな経験はないが、面倒くさい慣例ではあるが公平を期すとはそういうことなのだろうか。

学級委員総会無事終わる!

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修学旅行が終わった次の日が「学級委員総会」があった。目は起きていたが、体は寝ていた。副会長のMさんに段取りよく、会を運営していただいた。
今回は「地域補導委員」を別枠で決めるのではなく、専門委員の一つとして、最初の学級委員選出を3名から4名にしたので、2度手間が無くなった。また子供がいない地域にとって人捜しに苦労されていた方には朗報になったと思う。そのようなPTA規約の変更は本当に大変であったが、見事にやっていただいた。感心する。
手際のいい司会、裁きで「学年委員」「広報・文教委員」「保体委員」「地域補導委員」が一回の会議で決まり、選挙管理選考委員まで確定しました。近々、役員の皆様の一覧、紹介が紙面を持ってあると思います。
本部役員が9名、専門委員が37名のPTA役員の方がおられます。皆様、お一人お一人が会員でありますので、任せっきりではなく、ぜひ学校の取組にご参加いただき、またご協力下さい。

京都市でも水難事故が続いています。これからまた梅雨を迎え、川、下水路等があふれます。防止に向けての案内文を本日、配布しました。ご一読下さい。
 また、雨と共に傘を差しながらの登下校になりますので、交通事故等には充分に気をつけて下さい。さらに夏に向けて、不審者等の連絡も増えます。本校でも日曜日に声をかけられた生徒がいたようです。幸い、逃げて事なきに終わりました。関係機関には連絡してありますが、そのようなときは迷わず、警察に連絡して下さい。ほとんど毎日、ひったくりの情報が全市から届きます。中に「逮捕いたしました。」の連絡もあります。そのままにしないことが大切です。何事もこれぐらいのことと安易に考えるのが最も危険です。またできるだけ、集団で登下校するよう心がけてほしいと願います。

土曜参観実施される!

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本日、土曜参観が行われる。朝の子供たちの登校は、体は土曜日の体になっていて、少しいつもと違う眠たそうな、重そうな登校風景がある。大人だけでなく、子供もやはり、疲労は溜まるのだ。
だが、復活するのも早い。今こうして原稿を書いている横で部活動で走っている生徒の元気そうな「イーチ、ニー・・ソーレー」という声が飛び込んでくる。
参観には思っていた以上のたくさんの保護者の方においでいただいた。その中には卒業生もあり、OLのようなお母さん代理のような格好の子もいる。
 教室を見て回っているとき、一人の保護者の方より呼び止められて「学級通信や学年通信は年に数回と思っていたら、こまめに出していただいて、学級や学校の様子が分かって有り難いです。」というコメントをいただいた。このような言葉を励みに頑張っていこうと思います。
 さて授業には教員の個性がでる。スーツの背中が汗でにじむほど、熱弁の教師もいれば、涼しげに、ゆっくりと説明している教師もいる。話し方というのは非常に大切で、私は教員はみな落語の練習をしたらいいのにと思うことがある。あの間の取り方は、人を引き込んでいく魅力がある。見られることで、また腕を上げていく。授業参観はいろいろと計画されていますが、通常でもかまいません。足を運んでいただき刺激を与えていただいたら思います。
 子供たちの表情を見ていると、食い入るように授業に参加している教室もある。それは教科や分野の独自性もあるのだろうが、教師の腕もあるだろう。分かりやすく、楽しい、興味関心をそそるような授業改善に努めていきたい。受付等していただきました本部役員の皆様、来校いただきました保護者の皆様、教育委員会の皆様、ありがとうございました。

明日は土曜参観!

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明日5月21日(土)は土曜参観になっています。お子さんを通して紙面で案内は行っていますが、ぜひご参観下さい。
授業開始は普通通り、1,2限の参観をしていただきます。

1限 授業参観
2限 授業参観
3限 学年懇談会
4限 部活動懇談会

※ 授業(特別メニュー)の詳細は紙面にて,あるいはお子さんを通じてご確認下さい。

※部活動は11時から15時まで、部活によっては、それを前半、後半に分けて行われます。お弁当の準備はいるかと思いますが、部によって違うでしょうから、これもお子さんを通じて確認して下さい。

※ 14:00より生徒会によるMDR係の空き缶回収車へ搬出があります。係の生徒はご苦労様です。係でなくても手伝える人はボランティアスピリッツで宜しくお願いします。

※ちなみに5月23日(月)は代休で学校は休みになります。

修学旅行3日目(最終日) ふ〜っ!

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いよいよ修学旅行の報告も最終日になりました。二度行ったような気になり少し疲れ気味ではありますが、頑張って報告します。
 「朝食が終わったら、食べた器を同じもの同士、重ねて」の指示に、何を勘違いしたか、自分の食べたものを重ねて、授業員の仕事を増やしている子もいた。
 ホテルの入口で最後の学級写真を撮る。今回の旅行の楽しみは四万十川のカヌーとホエールウォッティングであったが、最終日のホエールウォッティングは高波のために中止になり、次回の楽しみに回すことになった。これは昨夜のレクレーションの時に生徒たちには伝えられていた。それに代わるものが、「カツオの擬餌針作り」と「天然塩作り」だった。昨日、「四万十川ツーリング」と「海釣り」ができなかった者に、最初にどちらにするかの選択権が与えられた。公平を期すために、なかなか上手に指導するなと思ってみていた。大人も子供も本当に民主的に考え、わがままを通す子がいないのに、少なくとも表面化しないことに驚かされる。
 私は、昨日「擬餌針作り」に入ったので「塩作り」に参加することになった。ホテルから30分ほど走ったところの細い道路の途中に小さな施設があって、一時的にバスを停め、素早く降りた。
生徒は16名、教師は3名、指導される方は大阪出身の温厚そうなご主人と大分県出身のてきぱきした奥様、そしてはつらつとした息子さんだった。3班に分かれて、活動した。奥さんの担当は塩を使ったエステ、はじめ塩作りの過程でできるものを手に付けて、手を塩もみする。2,3分して洗い流すと、弾力が違う。生徒も思わず「オーッ」。次に顔に付ける。手の実験が生きて、抵抗なくやる。弾力ともっちっとした感触がさらに「オーッ」となった。次は市販の塩とそこでの手作り塩の違いを食べて体験する。市販のものが辛いだけなのにたいして、甘ささえ感じるほどだった。それをトマト、キュウリに付けてうまい、うまいと食べていた。生徒が近くのI先生に「先生もやってみたら」と声をかけるが、「これでも化粧しているのよ」の返事に吹き出しそうになった。
息子さんは道路を挟んで反対側にあるビニールハウスで塩作りの過程を丁寧に教え、体験させてくれた。集めた水分をたくさん含んだ塩を二層式の洗濯機の脱水機の所に入れて、脱水する。するとホースから出てきた水分が「にがり」でこれは箱詰めして、京都南禅寺の順生におろしているとのこと。袋に残ったものが塩となる。
さてご主人の担当はその塩にゴミがないか探すこと。実に地味な仕事である。なかなか見つからないが、懸命にやっていた。最後にその塩を小さな瓶に入れてプレゼント。
この小屋ともいえるような施設はあの漫画「美味しんぼ」で紹介されていた。
最後のあいさつが終わった後、一人の女の子が、指で丸を作って「これ儲かりますの?」とストレートを投げた。「えっ、塩作りの仕事をしたいと思っているのか?」と私が聞き直すと「はい」と応える。奥さんが、「たいした儲けにはならないけれど、何とかやっていけます。」と応えていた。
それぞれに楽しい体験をして迎えに来たバスに乗り、最後の昼食場所へ行った。ここが最後のお土産タイムでもある。それぞれに買い物を楽しんだが、楽譜を持ってきて、打合せをしている吹奏楽部員もいた。こんなところに来てまで。
バスは順調に流れて瀬戸大橋でトイレ休憩をした。近くで見るとさらに迫力がある。
展望台から見る景色は絶景だ。生徒が「展望台、ただだぞ!100円いるのは望遠鏡だけだ。」と叫んでいた。割と生徒が少ないと思えたのは、そのような勘違いがあったようだ。このようなことは人生には多いのかもしれない。風評被害とは違うかもしれないが、自分の目、耳、行動で確かめてみることだ。
 中国道も名神高速も心配された渋滞もなくスムーズに流れ、京滋バイパスまでやってきた。今年3月に開通したという山科への高速を使うともっと早く到着することができた。結局、傘を差すような機会はほとんどなく、体験型修学旅行は無事に終了した。降りるときにガイドさんが「修学旅行は行っているときも楽しんですが、時間がたつほどにまた楽しさが増してくるのです。」というようなことを言っていた。まさにそうであろう。今回の旅行は子供たちがやがて、お父さん、お母さんになったとき、自分の子供に語れるものになったであろう。旅行は決して安いものではありませんが、「お金は天に向かって積め」と言います。親は大変ですが、生きたお金になりました。ありがとうございました。
どのような修学旅行であったか少しは理解していただけたでしょうか。これで閉めたいと思います。

修学旅行2日目(2)

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体験学習を終え、少し早めに海辺にある次の宿泊地「ネストウェストガーデン土佐」に着いた。言いにくい名前である。ネストというのは鳥の巣の意味である。そのホテルは2階建てで中庭があるドーナツ型の形状で、鳥の巣を表現していた。当然、全室貸し切り。着いて間もなくすると雨になったがちょうどよかった。しばらく休憩し、5時40分頃から夕食になった。
メニューはカレーライス、足りるのかと思ったが、おかわりしても、おかわしてもまだまだ残っていた。スパゲティに、トンカツ、豚の冷しゃぶ、果物、子供の好きそうなものがいっぱいある。同じように食べていたらとんでもないことになる。

近くに別の体育館のような建物があり、子供たちは体操服に着替えて、そこへ移動した。またちょうど雨が止んでくれて、傘など必要でなかった。
そこに待っていたのは、よさこい連の「花鳥風月」という鳴子踊りの一団で、小学低学年、中学生、おじさん、おばさんの集まり(失礼か)で、教えたり、教えられたりしているセミプロのようなものに思えた。3年生のソーラン節とよさこい踊りと見せ合いをしようということになり、どちらが先にやるか、じゃんけんをした。醍醐中より後にやるのはプレッシャーと先にやることを、生徒が提案してそうなった。彼らの踊りは1年生、2年生と見てきたが、いつ練習する間があったのだろうと思うほど上手にソーラン節を踊って見せて、拍手をもらっていた。次に花鳥風月である、踊りが違うのであるが、さすがにうまい。その後、鳴子踊りの練習会が始まった。簡単そうで難しい。1時間も休憩なしでやっているので、ばて気味。最後にジョイントして円になり、ぐるぐると踊って見せた。K先生もなかなかのものであった。

その後、宿舎に帰るのかと思ったら、レクレーション大会が始まった。「えっ」と思ったが面白かった。係の子が前で説明をする。単純なゲームでペアを組み、合い言葉を決める。両サイドに分かれる。部屋の明かりが消えて、真っ暗になる。どこに誰がいるのか分からない。そこで合い言葉を叫びながらパートナーを捜すという実にシンプルな遊びだが盛り上がった。最初は男子同士、女子同士、次は男女で。女子が多いので、パートナーが組めない。

私もやりたいと思っていたところに「校長先生も入って」の声に我が意を得たりと走っていった。二人の女子生徒とグループを組んだ。「合い言葉、何にする?」と聞くと「男前」と「美人」。笑った。両サイドに分かれ、電気が消えて、大声で「美人!」「美人!」と叫び続ける。「男前」は聞こえなかったが、見つけてくれた。手をつないで座った。これは楽しかった。最後にクラスごとに集まるバージョンになった。一人でも残ったら罰ゲームとして、そのクラスはソーラン節を踊るといいものだった。電気が消え、騒然となったが、1組の女の子が2組のところにポツンと立ち、みんなで大笑い。担任のS先生はやりたくて仕方なかったんだと中心に入ってソーラン節を踊っていた。男女間や、クラスをまとめるにはいいゲームである。終わって外に出ると街灯がないので真っ暗、教師が懐中電灯を持ち、街灯となる。これで、生徒はぐったりとなり、すぐにぐっすりと思いきや興奮して眠れない。こうして夜が更け、明けていくのでありました。明日は最終!

修学旅行2日目

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二日目は降水確率100%で、夜の職員打合せの時に困った。カヌーは雷がなかったらやれるだろうが、午後からの「海釣り」と「四万十川ツーリング」は無理であるという業者の判断だった。それに代わるものを、その時に決めていたのでは間に合わない。早朝に判断することになった。
 朝のホテルの朝食はバイキングである。洋食も和食もいっぱい準備してあった。生徒は思い思いにおかわりして食べていた。私など昔は悲しき小市民で、支払った金額の元を取ろうと、食べ過ぎた。その反省を生かして、上品にいただいた。

カヌー体験は予定通り行い、午後からの「四万十川サイクリング」と「海釣り」は室内のクラフトに代わった。

ホテルからバスで30分ほどしたところに四万十川のカヌー体験場はあった。エメラルドグリーンの水と若葉の木々が迎えてくれる。ホテルを出るときには、その格好になっていたのでスムーズである。全体写真を撮って、小集団に分かれてインストラクターがカヌーの基礎を教えてくれる。その途中、スコールのように大粒の雨が降ってきた。ヘルメットをかぶっているし、ぬれてもいい格好なので気にならない。そこで乗るのかと思ったら、バスに乗って川上へ上った。ガイドさんが慌てて、座席がぬれないようにビニール袋を一人一人に渡してくれた。

 さて、上流に着くと、歩いて川縁に行った。また肌が痛いような大粒の雨になった。がすぐに止んだ。ボートの乗り方、出し方、転覆の時の対応の講習を受けて、いざ川へ。
 対外の生徒は初めてかなと思うほど上手に乗っていた。しかし、何名かはぐるぐる回ってなかなか前に進まず、泣き出しそう。「止めたい」「帰っちゃダメ?」と言っている子も、そのうちに面白みが分かり、1時間のカヌーツーリングが終わる頃には「もう、終わり?」とさっきの台詞がうそのように楽しんでいた。美しい大自然の周りを見渡す余裕など無かっただろうが、四万十川でカヌーをしたというのは自慢になる。これも忘れられない思い出になっただろう。昼食はそこで配られたお弁当でシャワーもあった。3分で100円、1分ほど使って、2人の生徒に譲った。秒単位でカウントダウンしていくので、焦って洗っているのがおかしい。

昼からは、地味に貝殻を使ったクラフトや、カツオの擬餌針作り、草履作りなどをした。丁寧に時間いっぱいコツコツやる子と、すぐに終わって暇そうな子、いろいろ。老人福祉の家で隣には児童館と保育所があった。保育所は今は子供がいなくて休園しているらしい。そこの草を抜いている地元の生徒がいたので、「君たちは、地元の中学正かい?」と尋ねると「小学生です。」「大きいね、ボランティア活動しているのかい?」「いいえ、学校のガラス割ったので罰で抜いています。」「へえ、わざと割ったのじゃないだろう?」「はい、でも抜かなくちゃならないんです。」「そうか、ご苦労さん」というと、にっこり笑って
さよならを言った。この日の夜がまた楽しかった。 今週中に終わるか!?

修学旅行1日目(2)

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高知市内の班別行動が終わると2時間ほどバスに乗り、「黒潮一番館」へと移動した。ここはカツオを3枚におろし、わらで焼いてたたきを作る体験をさせてくれる。それを晩ご飯とする取組だった。指導していただいたのは漁師さんとその奥さんだろうか、すこし年配の方が、丁寧に優しく、包丁の持ち方から教えていただいた。最初、躊躇していた生徒も必死にさばいていた。上手に四等分されたカツオを班ごとに2セット、大きなフォークのようなものに乗せ、わらであぶる。それを食べやすい大きさに切っていく。私も好きであるので切った。生徒が「校長先生、上手」と言ってくれて、「えっへん」である。

 最初は軽く塩をふるだけで食べる。次に薄いポン酢のようなもので食べる。「ありえへん」という言葉でおいしさを表現していた。 本当においしかった。最後に焼いたカツオや野菜の天ぷらもあった。何よりお茶漬けがうまい。この経験と味は忘れられない思い出となったことだろう。

 漁師さんは、港から1時間ばかりのところに漁に行くらしく、牧場と呼んでいた。あたかもそこで飼っているかのように。そこから、青森の辺りまで、追っていくらしい。だから「追い鰹」という。またそこから脂ののったカツオが戻ってくる。それを「戻り鰹」という。カツオを「はしりが早い」傷みやすいらしく、近くの漁場に降ろしていくのだそうだ。200トンクラスの船になると6,7億円するらしい。

 「黒潮一番館」午後7時45分ほどに出発して、新ロイヤルホテル四万十に着いたのは8時30分を過ぎていたように思う。さすがに疲れた様子だったが、ホテルがきれいで皆喜んでいた。明日は四万十川でカヌーがある。天候の具合でできるといいがと、ひやひやしながらの就寝になった。続きは明日に、小説のようになってきた。
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3/19 修了式・全校集会

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